代表的なバナーサイズ
ディスプレイ広告の配信においては、基本的には画像バナーを用いてお客さまへの訴求をおこないます。
この時に利用する画像のサイズは、厳密にフォーマットが定められているものもあれば、ある程度広告エンジン側で調整してくれるものもあります。
いずれにしても、推奨サイズというものは存在しており、そのサイズで作成した方がより良い見栄えとなるのは確かです。
クリエイティブを作ってみたけれども、実際の広告配信に耐えるクオリティを保つためには手直しが必要になった…。そんな事態を未然に防ぐためにも、代表的なものは頭に入れておくとよいでしょう。
GDNのバナーサイズ
PC用
・ 300×250
・ 336×280
・ 728×90
・ 160×600
・ 468×60
・ 250×250
・ 200×200
・ 300×600
・ 120×600
・ 240×400
・ 970×90
・ 970×250
・ 300×1050
スマートフォン用
・ 300×250
・ 336×280
・ 320×50
・ 320×100
・ 250×250
・ 200×200
サイズ選定のポイント
かなりの数がありますが、すべて作成するのは骨が折れる作業となることでしょう。
この中でも特に効果があるのが、レクタングル広告と呼ばれている300×250および、336×280となります。
スマートフォンにも広く配信されるようになった現在では、320×50や320×100も効果的とされています。
こうした効果的なサイズやYDNでも使いまわせるサイズを優先的に制作すると良いでしょう。
その他、細かな仕様が定められていますので、Google Adwordsの公式サポートにも目を通しておくようにしましょう。
https://support.google.com/adwords/answer/1722096?hl=ja
特に、初期の段階では、配信結果に合わせてクリエイティブを調整することも多くなりますので、サイズ展開は少ない方が運用しやすいというメリットもあります。
YDNのバナーサイズ
2018年現在のYDNで利用できるバナーサイズは以下の通りとなります。
PC用
・ 300×250
・ 600×500
・ 728×90
・ 160×600
・ 468×60
・ 300×300
・ 1200×628
スマートフォン用
・ 300×250
・ 600×500
・ 320×50
・ 640×100
・ 320×100
・ 640×200
・ 300×300
・ 1200×628
・ 180×180
サイズ選定のポイント
効果が出やすいバナーサイズは、GDNと類似しています。バナーの制作はGDNをベースにおこなうと効率がよいでしょう。
Facebook広告のバナーサイズ
Facebook広告のバナーサイズは、ある程度フレキシブルに作ることができます。Facebook側で自動的に調整をおこなってくれるのです。
しかし、だからといって適当なバナーサイズで広告を作ってしまうと、訴求したいポイントが見切れてしまったり、見栄えが悪く広告の配信結果に影響を及ぼしたりといったことが考えられます。
フィードに配信することを前提としたFacebook広告の一般的な画像広告で見切れることもなく、もっともきれいにバナーが表示されるサイズは、1.91:1の縦横比です。
この縦横比のバナーサイズのなかでも、1200×628のバナーサイズがベストです。
特に他のサイズで制作する理由がない場合は、このバナーサイズで制作するとよいでしょう。
Facebook公式サポートでは、実際のFacebookの画面をモチーフにして、モックアップを作成する機能なども備わっているので、画像作成の前にシミュレーションしてみると良いでしょう。
一般的なフィード配信広告以外にも、さまざまな広告配信形態がFacebook広告には用意されていますが、これらについても網羅されていますので、もう少しリーチを広げたいという場合は試してみるとよいでしょう。
https://ja-jp.facebook.com/business/ads-guide/image/facebook-feed
Twitter広告のバナーサイズ
Twitter広告のバナーサイズも、基本的にFacebook広告と同様の性質があります。
縦横比1.91:1、バナーサイズ800×418のバナーサイズがもっともきれいな表示となります。
縦横比1:1、推奨サイズ800×800のバナーサイズを利用することもできますが、このサイズ指定は個人広告主の方は利用できないので注意しましょう。
https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html
また、複数の画像を同時に投稿する場合、画像のような形で自動的にレイアウトが組まれます。
この場合、利用できる画像の最小サイズは、600×335以上とされていますが、ユーザーが画像を拡大することを考えると、1200×675以上で作成した方が良い見栄えとなるとされています。
Instagramのバナーサイズ
Instagramのバナー広告は、広く利用されているカルーセル広告においては、縦横比1:1の正方形で作成するのがベターとされています。
また、バナーサイズについては、1080×1080がベストなサイズであるとされています。
Instagramは写真のビジュアルによってお客さまを惹きつけることメインとした広告媒体です。
拡大縮小してしまい写真が荒くなってしまい、訴求効果が薄くなってしまうことを考えると、推奨サイズを守る重要性はほかの広告媒体よりも高いと言えるでしょう。
Instagram広告については、Facebook広告の一部という位置づけですので、Facebook広告と同様にFacebook広告のサポートからモックアップを作成することができます。
https://ja-jp.facebook.com/business/ads-guide/carousel/instagram-feed
計画的なバナーサイズの作成を心がけよう
以上、各広告媒体におけるバナーサイズについてご紹介させていただきました。
いずれの広告媒体においても、優先的に制作すべきバナーサイズというものはある程度決まっています。
すべてのバナーサイズに対応しようとすると膨大な作業量が必要となりますが、効果が出やすいもの、正しい表示が得やすいものをしっかりと抑え、計画的に作業を進めることで効率的な広告運用が可能です。
この記事を参考に、今、自身のサイトで必要なバナーサイズの種類について、計画を立てた上で着手するようにしましょう。

DIG運用チーム

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