5Gでますます広がる?セカンドスクリーン現象とは

セカンドスクリーン現象とは


iPhoneが2008年に登場し、2010年ごろから急速に普及してきたスマートフォン、さらにタブレットが登場しました。まだ10年ほどしか経っていないのですがスマートフォンやタブレットも非常に浸透し、もはや日用品と言っても過言ではありません。
セカンドスクリーンはテレビを見ながらスマートフォンやタブレットなどの端末を使用して楽しむ2番目のコンテンツです。セカンドスクリーンのほかにマルチスクリーンやダブルスクリーンと呼ばれることがあります。
スマートフォンやタブレットで繋がっているのは主にソーシャルで、情報を検索したりショッピングをしたり、ソーシャルメディア(TwitterやInstagramなど)に投稿したりした経験はないでしょうか?
テレビ離れと言われている昨今、新しいセカンドスクリーン現象について、マーケティングでの活用方法、セカンドスクリーン現象で活用できる動画広告について運用ポイントについてご紹介していきます。

テレビを見なくなった人


セカンドスクリーン現象が今後普及される背景には当然テレビがあることが前提とされていますが、「テレビ離れ」と言われているほど近年ではテレビの視聴率が低下しています。そこには、若い人がテレビを見なくなったことが大きな原因として挙げられます。

テレビをつけていない若者が増えた

「若者のテレビ離れ」なんて言葉をここ数年で聞くくらいには、若者はテレビを見なくなってきています。
その理由はさまざまですが、テレビがなくても困ることはないことや他の動画コンテンツでも足りるということなどが挙げられます。
スマートフォンが普及する前であれば、テレビによってニュースを取得し、天気を知ることが当たり前で、テレビを見ていないと学校などでは話題についていけない、なんていう場面がありましたが、現在ではスマートフォンから取得できる情報でもテレビに十分置き換わります。
実際にテレビの芸能人よりもYoutuberの話題や、流行している動画について話すことも若い世代では少なくありません。
また、近年の若い世代の人は忙しいということもあります。
19時から22時までのいわゆるゴールデンタイムに仕事やアルバイトをしていて、テレビを見ることができる環境にないという方も多く、その背景としては人手不足によって労働力が足りず、残業などが発生していることが考えられます。
そんな忙しい若い世代の人は、テレビの視聴の代わりにスマートフォンでSNSやYouTubeなどで隙間の時間を楽しんでいる、という方が増加しています。

加速するYouTubeコンテンツ

YouTubeコンテンツが豊富になったことも一つの原因として挙げられます。これはYouTubeだけではなく、スマートフォンで接続できるサービスで面白い動画を探して視聴でき、そのコンテンツがジャンルによっては非常に多くあるというものです。一方テレビは好きな番組は週に1度で、視聴時間が限られています。
番組の開始時間を待たなければいけないですし、視聴中はもちろんスキップや見たい時間まで戻すことはできません。
さらにテレビとYouTubeの違いは無料で見れるという点で、YouTubeを視聴する分には広告をスキップさえできればあとは何も不自由なく視聴することができますが、テレビはNHKに料金を支払わなければいけません。
若い世代の人にとってはNHKに収める料金がもったいなくてテレビを持たないという人も一定数いることは否めません。
テレビが面白くないというよりは、スマートフォン、ソーシャルメディアの普及によって「テレビよりも豊富な娯楽」が「無料」で楽しめる、といった点や年齢によって趣味趣向が変化してきているということが大きいです。

セカンドスクリーン現象とは

先ほどもご紹介した通り、セカンドスクリーンはテレビを見ながらスマートフォンやタブレットなどの端末を使用して楽しむ2番目のコンテンツです。セカンドスクリーンのほかにマルチスクリーンやダブルスクリーンと呼ばれることがあります。
前提としてテレビを見ながら、ということなのでファーストスクリーンがテレビで、セカンドスクリーンがパソコンやスマートフォン、タブレットということになります。
実際どんな現象かと言うと、例えばテレビのCMでストーリー仕立てのもので「つづきはWEBで」「全編はホームページで公開中」といったものが表示されるものが典型例です。現在では、テレビを見ながらオンラインショッピングやSNSなどのソーシャルメディアで情報の収集や発信。共有を行っているユーザーも多く、今後は5Gで動画コンテンツによってセカンドスクリーン現象が拡大するのではないかと言われています。
このような「ながら視聴」の活用を上手に取り入れてユーザーを広告のブランドの認知度を高める事や、エンゲージメントを向上させることができます。

セカンドスクリーン現象を加速するサービス

今後セカンドスクリーン現象が拡大していくにあたってYouTubeやNetflix、Huluといった動画配信サービスが強くなっていくことが予想されます。
主にCMの全編公開、ドラマの未公開シーンや追加シーン、映画の未公開シーンや追加シーンといったものが特別にYouTubeやNetflixで公開されれば、たちまちテレビを見ながらスマートフォンを片手に閲覧する、といったことが狙えるためです。さらに5Gが普及されれば、動画の閲覧が高速になるのでますますこのような利用のシチュエーションは増加することが考えられます。
では、それぞれの動画配信サービスをご紹介します。

YouTube

YouTubeとは、Google社が運営する動画サービスで、誰でも投稿することができ簡単にウェブで再生できる形式で他の利用者が閲覧できるよう、ウェブサイトで公開されます。
BBCやMGMといった世界的に有名なテレビ局も公式に映像配信を行っており、かつて違法映像ばかりがアップロードされていたというイメージも払拭されつつあります。
芸能人から一般人のユーザーまで幅広く投稿しており、映画やドラマは課金することで、YouTube上で閲覧することができます。
基本的には無料であり、ドラマや映画のアカウントなどをフォローしておけば、テレビでは見ることのできない裏話やオフショット、未公開シーンや追加シーンなどが公開されることも少なくありません。

Netflix


Netflix(ネットフリックス)は世界最大の定額制の動画配信サービスで、世界190か国で1億を超える会員数がいるという規模で、本社はアメリカにあります。
Netflixの特徴としては、オリジナルコンテンツが特に優れていると言われており、Netflixがコンテンツに投資する額は2018年だけでもおよそ1.4兆円とこちらも大規模な金額となっています。
アカウントさえ登録し月額料金の支払いをしていればスマートフォンやタブレットでも視聴可能です。
本社がアメリカというだけあって、コンテンツとしては海外で制作されたものが多く配信されており、テレビファーストと考えた時に見たいテレビがなく、テレビを付けながら見たい番組が放映されるのを待ちながらNetflixを見る、というような使い方になるのではないかと考えられます。

Hulu

Hulu(フールー)は、Netflix同様動画配信サービスで映画やドラマを配信しており、月額の利用料を払えば映画やドラマが見放題になるサービスです。
ネットフリックスと違うところは、国内ドラマや映画がラインナップとして多くあることで、日本テレビ(通称:日テレ)系列会社が運営しているので、日本テレビで放送している番組の見逃し配信やオリジナルの追加エピソードなどが配信されることも多く、テレビでドラマを見た後に追加エピソードを見ることや、シリーズものの映画放送後に続編の映画を閲覧するなど、セカンドスクリーンに力を入れています。

Amazon Prime Video

Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)は、NetflixやHulu同様動画配信サービスで、月額の利用料を払えば映画やドラマが見放題になる他にも、Amazonのショッピング利用時にお急ぎ便を無料で利用できたり、電子書籍をお得に利用したり、さまざまなAmazonのサービスがもっとお得に利用することができます。
特にPrime Videoでは、ダウンタウンの松本人志さんを起用したCMで注目を集めました。
テレビを利用しながらAmazon Prime VideoやAmazonの通常のECサイトでのショッピングを楽しむなどさまざまな利用のシチュエーションが考えられます。
また、NetflixもHuluも同様のことが言えますが、Fire TV Stickと呼ばれるメディアストリーミング端末をテレビに接続することで、Amazon Prime Video、NetflixやHuluなどの動画配信サービスを楽しむことができます。

マーケティング視点で考えたいセカンドスクリーン現象

セカンドスクリーンでながら視聴をしているユーザーには、動画マーケティングに積極的に取り組むことでセカンドスクリーンユーザーを取り込むことができます。
動画マーケティングで新しく戦略を立てる、または新しく動画マーケティングを実施して顧客を創出する、ということが動画を利用することでマーケティングを行いやすくなります。
そこで動画マーケティングについてご紹介し、動画広告とはなにか、どうやって制作するのかなどをご紹介していきます。

マーケティングの動画の世界へ

マーケティングを動画で利用するにはどうしたら良いのでしょうか? 
2020年代、先程もご紹介した5Gの普及もいよいよ始まるということもあり、業界を問わずに動画マーケティングは今後の主流になっていくことが予想されます。
現在でも数多くの会社やメディアが成功しており、何かと話題になっていて、挑戦してみたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
動画マーケティングは実際のウェブマーケティングと同様に、目的を定めて効果をきちんと測定や分析を適切に行わなければ、動画マーケティングの成功は難しく、初期投資も決して安くはありませんのでなかなか始めにくいという特徴もあります。
しかし、テキストで発信される情報よりもわかりやすく、動画が人気になれば(いわゆるバズれば)、大規模に拡散されてよりさまざまな世代に広告が届き、自社の商品やサービスの魅力を伝えられるようになります。

動画広告の利用

動画広告には大きく分けて3種類に分類され、「インストリーム動画広告」「インバナー広告」「インリード広告」があります。今回はインストリーム動画広告に焦点を当ててご紹介します。

・インストリーム動画広告
スマートフォンなどで動画を視聴していると動画の再生するタイミングや動画の途中で動画広告が流れることがありますが、それが該当します。
15秒から数分までのものとさまざまです。

この動画広告の効果のほとんどは広告による収益の拡大やブランドの認知度アップというようなもので、どの広告でもそうですがターゲットにうまく配信されなければ効果は期待できません。

動画広告を作成するソフト


動画広告を作成するにはカメラなどの機材の他にもユーザーに動画を伝えやすくするために動画編集ソフトが必要になります。
そこで、「Power Director」、「GOM MIX Pro」、「Adobe Premiere Pro」の3種類のソフトについてご紹介します。

Power Director

PowerDirector(パワーディレクター)は、映像の大手ソフトウェアメーカーである「CyberLink」社が開発した動画編集ソフトで、現在販売されているのはPowerDirector18で、18世代目ということになります。
一般的に動画編集で必要とされているカット編集やBGMの挿入、テロップの挿入、エフェクトの追加などの機能があり、動画編集をこれから始めようとしている人にオススメです。
また、4K動画やアクションカメラなどにも対応しており、さまざまな用途で利用可能となっています。
買い切りタイプのものと、サブスクリプションで随時アップデートされるタイプの2種類があります。

GOM Mix Pro

「GOM Mix Pro(ゴム・ミックス・プロ)」は、動画再生ソフトのGOM Playerで有名なGOM&Companyが開発した動画編集ソフトでなんといっても魅力的なのは価格でしょう。
通常価格が5,500円という価格で一般的に備わっている動画編集の機能を使うことができます。
無料版というものもあるのですがエンコードが10分までで、ウォーターマーク(透かしロゴ)が入ってしまいます。
このGom Mix ProはWindowsでしか利用できないというところがMacユーザーにとっては不便なところで、さらに強力な編集をしてエフェクトや編集をバリバリ行いたいという方にとっては物足りないかもしれません。

Adobe Premiere Pro

Adobe Premirere Pro(アドビ プレミアプロ)は、数ある動画編集ソフトの中でもテレビ業界や映画業界の方たちにも愛用されてい最高峰のソフトです。
PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品との組み合わせでできないことはほぼないと言われています。
上記2種類の動画編集ソフトにできることは当然できますし、VR動画の編集など複雑な動画の編集も可能となっています。映像の雰囲気や編集機能も他の動画ソフトとは異なり、非常に細かく設定することができるので、こだわった動画広告の作成や、クオリティの高い動画を作成したいという方にオススメのソフトです。

動画広告を運用するポイント

次に、動画広告を運用するポイントを見ていきましょう。

ポイント1:マーケティング施策の指標を決める

動画広告を運用する前にKPIを設定し、動画広告の指標をどこに置くべきかを決めていきます。
例えばブランド認知の拡大やリード獲得などです。
ブランド認知であれば、視聴回数やエンゲージメントなどの指標を、リードの獲得であればクリック単価の指標を、というように重視する指標が異なるのでまずは指標をしっかりと定めておく必要があります。
KPIが決まれば、その目的が達成しやすい媒体へ出稿するという流れです。
YouTube TrueView広告やバンパー広告、Facebook広告などさまざまなものがあります。

ポイント2:媒体の特徴を知って広告を作成する

YouTube True View広告は、ユーザーは5秒でスキップできるという特徴があり、その5秒が勝負となります。
5秒までにいかにユーザーから興味や関心を寄せることができるか、魅力的な広告が制作できれば認知度やリード獲得に繋がります。
Facebook広告はタイムライン上に広告が留まりやすいので、ユーザーの興味を引く……例えばストーリー仕立てにする、というような飽きさせない工夫をすることで視聴率を向上することができます。
Twitter広告ではタイムラインが速く流れてしまうのでTrueViewと同じように意外性の大きな仕掛けが必要になります。

ポイント3:無音でも楽しめる広告を作成する

今後はスマートフォン上で動画コンテンツが流行し、それに合わせて動画広告が必要になる、という流れですので、スマートフォンを所持している人を想像すると外出中に動画を再生している方などに向けて無音でも楽しむことができる広告を設定することで、外出先で、無音で再生した動画広告が、なんの広告なのかわからないといった問題を解決できます。

まとめ

5Gが普及することで休息にセカンドスクリーン現象がテレビ+動画となって拡大されることが予想されます。
動画コンテンツが普及することはおおよそ間違いなく、マーケティングも動画マーケティングへシフトし、盛り上がっていくでしょう。動画の時代到来に備えて適切なKPIを設定して動画広告を制作していきましょう。