SEO対策には欠かせない!アノテーションとは?

アノテーションとは


企業で働くWeb担当者の方は、Webサイトや広告を利用して成果を出すために日々奮闘してることでしょう。
既にWebサイトを保有している場合と、0から立ち上げて運用する場合と、さまざまだと思いますが、途中からWebサイトを運用するようになった場合、過去の担当者によって用意されているWebサイトがしっかり作られているかどうかが異なります。
途中からWebサイトの運用を任された場合に、これまでの作り方や設定がしっかりできておらず、結果が出ないとなったとき、後任の担当者がその責任を取らされる場合もあるでしょう。
今回は、そんなWebサイトの設定において、致命的な間違いをしないために必要なアノテーション設定についてご紹介していきます。
アノテーションの設定がされていないサイトは、致命的なマイナス要素を持っている可能性がありますので、まずは確認してみてください。

複数サイトで同じコンテンツを表示していませんか?


Webサイトの運用を任された時に確認していただきたいのは、同じコンテンツを複数サイトで表現していないかということです。
例えば、スマホとパソコン用にURLが別々にあるというパターンや、多言語サイトを運営しており、言語によってサイトのURLが違うということはないでしょうか。

スマホとPC用にURLがある

パソコン用とスマホ用にサイトを持っているというケースは現在においても多く存在しており、後からスマホ用のサイトを構築したというケースがほとんどでしょう。
これまでパソコン用のWebサイトを持っていたけど、スマホ対応に迫られて対応しなければならなくなったときに、パソコン用のサイトにお金をかけたことでそのままにしたいという要望が生まれ、スマホ専用サイトを作るというケースが多いでしょう。
そのような場合、スマホとパソコンようでURLが別々にあり、スマホで見たときにはスマホサイトに自動的に移動するケースや、「スマホはこちら」というボタンを作成して移動してもらうという方法があります。

多言語サイトで別々のURLがある

多言語サイトを運用している場合には、URLが別々の場合があります。
たとえば、日本語でのサイトのURLは元々のURLで、中国語や英語などの翻訳した言語で表現する際に、サイト内で切り替えるのではなく、それぞれ別々のURLを持っている場合、サイトURLが異なり、Googleからは別々のサイトという認識をされているケースがあります。

Googleはコピーコンテンツには厳しい評価をしている

複数URLで同じコンテンツを表現する際に、気を付けなければならないのはGoogleからの評価やペナルティです。
Googleはユーザーに対して「騙す」「不利益を与える」「危険な目に遭わせる」という行為を一切除外するため、検索エンジンの中を常にパトロールし、悪質なサイトを除外するという運用を行っています。
そのため、価値の低いコンテンツや悪意のあるコンテンツにはペナルティという形で評価を下げ、検索順位を下げるということを行っています。
今回の複数URLで同じコンテンツを表現するという行為は、「コピーコンテンツ」に当たる可能性があり、これらを否定しなければ、良質なコンテンツもGoogleによって評価を下げられる可能性があります。

コピーコンテンツはユーザーに価値を与えないとしている

Googleが嫌がるコンテンツの一つに「コピーコンテンツ」というものがあります。
これは、他社のブログや公式サイトの情報をコピーして、いかにも自分たちが発信している情報というふうに見せたり、他の価値が高いコンテンツの真似をしたりして、同じ情報をユーザーに提供するといったもので、コピーコンテンツは悪質なものとGoogleは判断しています。
コピーコンテンツはなぜ評価が低いのかというと、Googleの考え方として「ユーザーに価値のあるオリジナルコンテンツ」を評価するというものがあり、それに準じていないコピーコンテンツは評価に値しないというのがGoogleの考えです。
つまり、他のサイトで同じ情報が出ているのに、別のサイトでその情報を表現しても価値がないという風に判断されます。
もし、そのサイトの情報に価値があるのであれば、Googleはそのサイトの評価を上げ、順位を上げるため、検索したユーザーにはその情報は届くはずという考えであり、その価値のあるコンテンツを真似したコンテンツは必然的に上位にいる必要が無く、順位が下げられるというものになります。

コピーコンテンツには厳しいペナルティがある

コピーコンテンツという認識されたWebサイトは、Googleに発見され、順位を下げられるという評価を受けます。
また、そのページだけではなく、サイト全体の評価が下がるものと考えた方が良いでしょう。
そこまでして、コピーコンテンツで上位に上がりたいという人はいませんが、オリジナルコンテンツを作っているつもりが、コピーコンテンツになってしまっているというケースもあり、その場合、コピペチェックツールなどを利用してコピーしていないかどうかをチェックすると良いでしょう。

複数サイトで別々のURLを持つとコピーコンテンツになる?


複数サイトを運営している場合、コピーコンテンツになることはあるのでしょうか。
結論から言うと、「あります。」
複数サイトを持っていて、運用をしているなかで、コンテンツマーケティングなどを行っている場合には、コンテンツの内容が重なり、コピーコンテンツのような状況になることもあるでしょう。
しかし、それ以外に全く予期せず、似たようなものを作ってしまったという感覚もなくコピーコンテンツになるケースがあります。
それが、スマホ専用ページと、多言語サイトです。

スマホ用や多言語サイトは同じ内容のものが入る

スマホ専用サイトや多言語サイトの場合、表現するコンテンツは同じというケースがほとんどでしょう。スマホ専用サイトとパソコン用のサイトで内容が異なってしまっては、提供する情報に違いが出てしまうため、基本的には同じ情報を同じ内容として入れるはずです。
その場合、スマホ専用サイトとパソコン専用サイトの情報が全く同じで、サイトURLだけが異なるというケースがあります。サイトのレイアウトは異なっても、テキストデータや画像データなどは同じで、Googleから見ると同じコンテンツが入っていると思われてしまいます。

Googleは同じサイトとしての認識を持たない

人間の目からすると、同じようなサイトデザインで、運営している会社が同じなので同じサイトのものがスマホ用に作られているという印象しか受けませんが、Googleからは同じサイトの情報という認識が無く、別々のサイトに同じコンテンツが表現されていると判断されます。
そのため、同じ会社で同じサービスの情報を出しているだけなのにコピーコンテンツとして認識されてしまい、Googleからの評価を落としてしまうことになるでしょう。
必要なのは、Googleにコピーコンテンツと思われないための設定が必要ということになります。

コピーコンテンツと思われないためにアノテーションがある

Googleにコピーコンテンツとして認識されないために、設定するのが「アノテーション」という設定です。アノテーションを設定することでコピーコンテンツとして評価が下げられるといったことが防げます。

アノテーションとは?

アノテーションというのは、スマホ専用サイトや多言語サイトなどを作成した際に、このサイトとは別にパソコン用のサイトがあるよと表現することや、多言語サイトであれば、このサイトの他に同じコンテンツを表現しているサイトがあるよということをGoogleに教えるため設定です。
アノテーションの設定は、通常のサイトであれば設定しなくても良いのですが、スマホ専用サイトや多言語サイトなどを運営している場合には、コピーコンテンツとして認識されてしまう可能性があるため、アノテーションの設定が必要となります。

アノテーションがしてくれること

アノテーションがしてくれることは、コピーコンテンツではないということをGoogleに教えてくれるというものです。
設定をすることでこのサイトとは別に、同じコンテンツを持つサイトがあるということをGoogleに伝えることができ、その結果Googleからの評価を下げることなく、ペナルティを受けることを避けることができます。
スマホ専用サイトなどを持つ場合、せっかくGoogleの評価を上げるためにサイトを作ったのにも関わらず、評価を下げることになってしまっては元も子もありません。
そのためには、アノテーションを設定しておくべきと言えるでしょう。

アノテーションをする必要があるサイト

次に、アノテーションを設定する必要があるサイトについて見ていきましょう。
アノテーションを設定するべきサイトは、「スマホ専用サイトを持っている」場合と「多言語サイトで別々のURLを持っている」場合です。

スマホ用に別のURLがある場合

スマホ専用サイトを持つ場合、二通りのケースが考えられます。
それは、レスポンシブデザインで作られているサイトなのか、URLを別々に持つサイトなのかです。
レスポンシブデザインの場合には、スマホ専用という形ではなく、ユーザーが閲覧した際に自動的にレイアウトが変更され、一つのURLで対応できるものですが、スマホ専用のサイトを持つ場合には、URLも二つあり、サイト自体が二つあることになるため、コピーコンテンツになるため、アノテーションの設定が必要となります。

多言語サイトで別々のURLがある場合

次に、多言語サイトを持つ場合です。日本語以外に英語や中国語など多言語に対応したサイトを持つ場合に、URLを別々に持っており、その言葉は異なっても言っていることは同じで、画像などのコンテンツも同じものを利用するため、コピーコンテンツになります。
この場合には、それぞれのサイトにおいてアノテーションの設定が必要となります。

このように、スマホサイトや多言語サイトにアノテーションの設定をしないことで、優良なコンテンツだとしても、コピーコンテンツとして評価され、検索順位を下げることになってしまいます。
スマホ専用サイトや多言語サイトを保有している場合には、まずはそれぞれのサイトURLが別々のものになっているのか確認してみると良いでしょう。

アノテーションの設定方法


ここからは、アノテーションを実際に設定する際に、どのような設定方法があるのか見ていきましょう。
設定方法には二通りあり、ヘッダーに記述する方法と、XMLサイトマップに記述する方法があります。それぞれ見ていきましょう。

ヘッダーに記述する方法

ヘッダーに記述する方法としては、以下のような設定が必要です。
ここでは、スマホ専用サイトを保有している場合として見ていきましょう。
パソコン用のサイトに記述するもの
パソコン用のサイトには以下のように記述します。
基本的にはGoogleはモバイルファーストの考えを持っているため、メインとなるサイトは「スマホサイト」である必要があります。

<link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”スマホ専用サイトのURL” />

このように設定することで、パソコン用のサイトの他に、スマホ専用のサイトがあり、そこに同じコンテンツを表現しているということをGoogleに知らせることができます。

スマホ用のサイトに記述するもの

次に、スマホ専用サイトへの記述ですが、こちらもパソコン用と同様に、パソコン用のサイトが別にあるという記述をしていきます。

このように記述することで、スマホ専用サイトとパソコン専用サイトに同じコンテンツが表現されていても、コピーコンテンツとしては認識されないようにすることができます。

XMLサイトマップに記述する方法

次に、XMLサイトマップに記述する方法をご紹介していきます。
記述する内容は、以下の通りです。

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<urlset xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″
xmlns:xhtml=”http://www.w3.org/1999/xhtml”>
<url>
<loc>パソコン専用サイトのURL</loc>
<xhtml:link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)”
href=”スマホ専用サイトのURL” />
</url>
</urlset>

このように記述することで、アノテーションの設定をすることができます。

アノテーションにおける「alternate」「canonical」とは

アノテーションの設定で出てきた、「alternate」「canonical」は、どのような意味を持つのか、ここからは「alternate」「canonical」の違いや意味について確認していきましょう。

「alternate」「canonical」の違い

「alternate」「canonical」にはそれぞれ別々の意味を持っており、それぞれのサイトで設定することで、正しい使い方ができます。
「alternate」とは、代替え品という意味を持ち、パソコン専用サイトに設定することで、「このサイトはスマホ専用サイトの代替え品で、メインのサイトは別のところにある」という意味を持ちます。
そのため、スマホ専用サイトのコンテンツと同じ内容があっても、Googleからはコピーコンテンツとしては認識されないようになります。
「canonical」は、URLの正規化を目的としたタグで、同じ内容や似たようなコンテンツを一本化し、統一して正規化を図ることを目的としています。
そのため、スマホ専用サイトがメインのサイトであり、その他にパソコン専用のサイトとして同じコンテンツを表現しているということをGoogleに伝えることができます。

「alternate」「canonical」はどういう意味?

元々alternateは、「代わりのもの」という意味を持ち、canonicalは、「正規の」という意味を持ちます。
そのため、アノテーションを設定する際には、パソコン用にcanonicalの設定をするのではなく、モバイルファーストに合わせるためには、スマホ専用サイトにcanonicalを利用することになります。

アノテーションを必要としないサイト

最後に、アノテーションを必要としないサイトについて見ていきましょう。

レスポンシブサイト

アノテーションを必要としないサイトとしては、複数のURLを持たないサイトです。
スマホ対応しているサイトの中でも、レスポンシブデザインを採用しているサイトは、複数URLを持たないため、アノテーションの設定を必要としていません。
Googleは、スマホ対応する際に、レスポンシブデザインを推奨しているため、これからスマホ対応をしていく際とにはレスポンシブデザインを採用すると良いでしょう。

サイト内で多言語対応しているサイト

次に、サイトの中で多言語対応しており、URLを複数持たない場合にも、アノテーションの設定は不要です。
あくまでもアノテーションを必要とするサイトは、複数URLを持つサイトで、複数URLで別々のサイトに同じコンテンツを表現することがある場合に、アノテーションの設定が必要となります。

アノテーションの設定によって同じコンテンツを別々のURLで表現していても、コピーコンテンツとしてのペナルティは避けられますが、SEO対策を考えた場合には、スマホ対応サイトなどはレスポンシブデザインを採用するべきと考えられるでしょう。

まとめ

ここまで、アノテーションの設定についてご紹介してきましたが、アノテーションの設定が必要なのは、異なるURLで別々のサイトに同じコンテンツを掲載する場合です。
アノテーションの設定をしなければ、そのようなサイトにおいてはペナルティを受けてしまう可能性がありますが、アノテーションの設定をすることで、そのような評価を下げることを避けることができるでしょう。
しかし、現代においては、スマホ対応する場合には、レスポンシブデザインを採用することが一般的です。