【SEOのキホン】YMYLやE-A-Tってなに?

YMYLやE-A-Tとは?


都内の交通機関を利用して移動をしていると、人々は皆下を向き、スマートフォンを片手に情報収集したり、動画を閲覧したり、ゲームをしたり、片手に納まる小さなデバイスを使って様々な欲求を満たしています。
一昔前まではそのような環境になることは想像さえされず、電車の中でもパソコンを利用している姿を見ることも珍しかった時代がありました。
インターネット環境が進化したり、デバイスが進化したりしたことで、インターネット上のサービスを企業の主力商品として活動を続ける企業も増えてきており、毎日様々なサービスが生まれています。
そして、これまでリアルな店舗を持っていた企業も、リアル店舗での集客が難しくなり、インターネット上でネットショップを構える企業も増えてきました。
そのような状態から、リアル店舗の売上よりも、ネットショップの売上の方が高くなり、インターネット上でやり取りする仕事が増えた企業も多いでしょう。
このような時代の中、インターネットを利用したマーケティングは、企業にとって無くてはならないものとなってきました。
しかし、ネットショップをはじめとするインターネット上でのサイト運営は、基本的な知識を持ち合わせていないと、ユーザーに脅威を与えたり、個人情報が洩れたりして社会的に大きな問題になりかねない危険も存在します。
さらに、危険な部分だけではなく、企業がインターネット上で効果を上げるために必要なSEOについても、正しい知識を持つ必要があります。
ここでは、インターネット上にサイトを持つ全ての企業に向けて、SEOの基本であるYMYLやE-A-Tについてご紹介していきます。

SEOにおけるYMYLとは?


デジタルマーケターやWebマーケターの方々は、既に知っている言葉かもしれませんが、YMYLという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
YMYLは、インターネット上でのマーケティングには欠かせないもので、特にネットショップなどを運営している企業にとっては、この考え方を外してネットショップの運営は出来ないでしょう。

YMYLの語源

YMYLの語源は、「Your Money or Your Life」です。
つまり、ユーザーの将来の幸せや健康、経済的な安定や安全に関して、潜在的に影響を与えるページのことを指しており、これは、Googleのガイドラインにおいてうたわれているものです。
Googleは検索品質の評価ガイドラインの中で、Googleを利用して情報検索をするユーザーが、将来の幸せや経済的な安定に関する情報を閲覧した際に、その情報の品質が悪ければ、ユーザーに多大な影響を与え、将来的な幸せや経済の安定などは見込めず、マイナスな結果を生んでしまうことになるでしょう。
そのため、Googleは特に影響を与えやすいYMYLのページについて、高い品質を求めているのです。

YMYLは何を求めている?

YMYLのページに求められているものとしては、信頼性や権威性、専門性です。
将来的に長期にわたって影響を与えるサイトには、信頼性や権威性、専門性が無ければユーザーに対して間違った情報を与え、その結果ユーザーは正しい行動が出来なくなる可能性があります。
そのようなことが無いように、信頼性があり、そのジャンルにおいて権威があり、専門性がある情報の方がGoogleは価値を感じ、検索結果でも上位表示されるようになります。
例えば、医療に関する情報がまとめられているページで、緊急性が高いものなど、ユーザーに間違えた情報を与えることで最悪の場合、命に係わるケースがあります。
それが、医療に権威のあるドクターが監修しているページに記載されている内容であれば、間違えた情報ではなく、しっかりと専門知識を持った信頼性のある記事として評価されます。
このように、YMYLのページにおいては、誰が書いたかわからないような記事や、専門性が乏しい記事などは評価されない形となり、検索結果の中でも上位表示することはないでしょう。

YMYLが重要な理由

YMYLが重要な理由はどこにあるのでしょうか。
それは、先述した医療に関しての情報についてもそうですが、お金に関しての情報も、同じようにユーザーにとっては重要な情報と言えるでしょう。
例えば、金融取引のサイトやショッピングサイトなどは、信頼性が無ければクレジットカードの登録などしないでしょう。
クレジットカードの登録をするほど安心できるサイトであることがショッピングサイトには求められており、例えばAmazonの様な誰しも知っているようなサイトであれば、クレジットカードの登録など否定的な考えを持つ方は少ないでしょう。
しかし、誰も知らないようなショッピングサイトにクレジットカードの登録を行うことは、少し抵抗が生まれるでしょう。
このように、お金に関しても、権威のあるサイトや信頼性のあるサイト、専門性のあるサイトの方がユーザーも安心して利用することが出来るため、Googleもそのような信頼性・権威性・専門性があるサイトのことを評価します。

YMYLのジャンルについて


次に、YMYLのジャンルに当てはまるサイトはどのようなサイトなのかを見ていきましょう。
大きく分けると、以下の様なサイトになります。

・ショッピングまたは金融取引のサイト
・財務に関するサイト
・医療に関するサイト
・法的情報に関するサイト
・重要なニュース記事または公的情報のサイト
・児童養子縁組、自動車安全情報に関するサイト

このようなサイトが、YMYLにあてはまるサイトと言えます。
例えば、金融などはまさにお金に関しての情報を取り扱うサイトですが、それ以外にも法的な情報に関するサイトは、閲覧するユーザーに正しい情報を与えなければ、間違った行動をとってしまうため、法に詳しい権威のある方が監修しているようなサイトであることが望ましいと考えられます。
また、特に最近では、ニュース記事に関しても、正しい情報が求められており、様々な事件や事故、災害などの際に、デマや間違った情報が流れ、人々を危険な目に遭わせてしまったり、関係者に正しい情報が届かなかったりすることがあり、最近のネット情報の中でも問題視されています。
そして、養子縁組や自動車の安全情報に関しても、閲覧しているユーザーの将来に大きくかかわる情報となるため、間違った情報が届かないように、信頼性のあるサイトが求められています。

YMYLじゃないサイトとは?

では、YMYLじゃないサイトというのはどのようなサイトのことを言うのでしょうか。
それは、以下のようなサイトを言います。
・エンタメサイト
・趣味に関するサイト
・芸能人に関するニュースサイト
・ファッション情報サイト
・デジタルマーケティングサイト
このようなサイトは、ユーザーの将来に大きくかかわる情報が無いことや、このサイトによってユーザーの将来にマイナスな価値を生むことは少ないため、YMYLのサイトとしては当てはまらないと言えるでしょう。
YMYLじゃないサイトだからと言って、権威が無くても良いとか、専門性が無くても良いとか、信頼性に乏しくても良いということではなく、あくまでもYMYLのサイトは特に重要で、それ以外のサイトにも、信頼性や権威性、専門性は求められています。

YMYLと信頼性について

YMYLのサイトにおいて、信頼性は重要なポイントとなりますが、信頼性が無いサイトとはどのようなサイトになるのでしょうか。
YMYLにおいての信頼性について
YMYLのサイトにおいて、信頼性は必須条件と言えます。
例えば、自動車の安全情報についてなど、情報が間違っている場合、事故を起こしたときなど人命にかかわる重要な情報を取り扱っているため、ユーザーが信頼性のないサイトから情報を取ることで、正しい知識を得られずに障害車いすが必要な体になってしまったり、死亡事故に繋がったりとネットの情報からそのユーザーの将来にとても大きな影響を与えてしまうことがあります。
最近ではネットのまとめ記事をよく見るようになりましたが、医療系のまとめサイトで「癌は祈れば治る」と言ったような信ぴょう性のない記事が発信されていることなど、ネットの情報の信頼性が疑問視されてきました。
特に、医療や金融情報、安全に関する情報については、専門性があり、信頼性がある情報が求められています。

YMYL以外のサイトの信頼性について

YMYL以外のサイトでも、信頼性は必要ですが、必須ではありません。
しかし、インターネット上にサイトを持って運営している以上、サイトの運営者は、認知度を高めるためか、商品を販売するためか、アフィリエイトをするためか、それぞれ目的は違えど、サイトが検索結果の上位に上がることを望んでいるはずです。
そのような場合には、YMYL以外のサイトだとしても、信頼性や権威性、専門性はあった方がGoogleからの評価は高くなると考えられるでしょう。
誰しも、「誰が書いたかわからない記事」よりも、「誰が書いたか明確にわかる」記事の方が、信頼性があり、情報を信頼することに繋がるでしょう。
Googleは、サイトの評価の基準として、サイトを見たユーザーがどのような行動を取るかによって、評価を与えています。
つまり、情報を信頼してコンバージョンに繋がったり、ユーザーが次の前向きな行動に移したりすることで、そのサイトの評価が上がると考えられます。
つまり、ユーザーに信頼され、情報を参考にしてもらうことが、結果的にGoogleからの評価を上げ、検索結果上でも上位表示を目指せるものとなります。

YMYLを語る上では欠かせない「E-A-T」

YMYLについてご紹介してきましたが、このYMYLを語る上で欠かせないのは、E-A-Tについてです。
E-A-Tとは、専門性、権威性、信頼性の頭文字をとったもので、GoogleのYMYLの考え方を説明する上では欠かせません。
この専門性、権威性、信頼性について詳しく見ていきましょう。

専門性(Expertise)とは

専門性とは、社会的な地位や資格などを問うものではなく、その分野について詳しい人間であることや、詳しい会社であるということが求められており、専門性は、専門家によって作られてコンテンツであるということが前提となります。
例えば、シャッターの修理をする内容について記載されているものが、シャッターの修理をしたことが無い人が作ったコンテンツよりも、シャッターの修理を生業としている業者が作ったコンテンツの方が、信頼性があり、信ぴょう性があります。
しかし、そこにはそのような専門性を示す様な内容や、プロが作ったコンテンツと分かるような専門性が必要になるため、ただ単にその分野の人が書いた記事というだけのコンテンツでは、専門性は評価されない可能性があります。
一般的に知られていない内容であることや、その道のプロだからこそわかるような専門性に長けている内容を記載することで、専門家による執筆と評価されることでしょう。

権威性(Authoritativeness) とは

権威性とは、その分野において、多くの人から認められている存在である人や企業が持つもので、権威性のあるサイトとは、権威を持つ人や企業が作ったコンテンツということになります。
権威性を得るには、まずは専門性が必要となります。
専門分野での知識や技術を持ち、その実績から多くのユーザーやお客様から指示され、その中で権威性というものは作られていきます。
すぐに権威性が評価されるということはありませんが、地道な活動で、ユーザーのニーズや悩みを真摯に解決していくことで、権威性のあるコンテンツ、サイトになっていくことが出来るでしょう。

信頼性(Trustworthness) とは

信頼性とは、その名の通り信頼のおけるサイトのことです。
信頼性においても、一朝一夕で作られるものではありませんが、ポイントはいくつかあるでしょう。
・セキュリティ対策がしっかりされている
・個人情報の保護について記載がある
・ネームバリューが強い
・デザインがしっかりしている
・プロフィールがしっかり書かれている
・お客様の声が掲載されている
・こまめに更新されている
このような対応をしているサイトは、信頼性があるサイトと言えるでしょう。
こまめにサイトを更新していることも信頼性を生むポイントとなるため、今すぐにでも出来ることが沢山あります。

E-A-Tを高めるために必要なこと

E-A-Tを高めるために、サイト制作者や運営者が行うこととしては、セキュリティ対策をしっかり行うということとで、コンテンツをこまめに更新すること、そしてユーザーの疑問や解決したい問題に対してしっかりと真摯に応えることです。
自社の売上や利益のことを後回しにしても、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを届けることに注力し、ユーザーの力になることだけに集中すれば、おのずとE-A-Tを高めることが出来るでしょう。
また、法を扱うサイトであれば、法律事務所と連携したり、医療を扱うコンテンツを作っているのであればドクターや病院と連携したりするなど、自社だけのリソースに頼らず、ユーザーのために真摯にコンテンツ作りに力を入れることが必要です。

E-A-Tが高いサイトとは

E-A-Tが高いサイトとはどのようなサイトなのでしょうか。
例えば、以下のようなサイトが当てはまると言えるでしょう。
・誰しも知っている権威を持っている有名人が作ったコンテンツ
・多くの良いレビューが集まっているコンテンツ
・権威性の高いサイトから言及されているコンテンツ
・専門分野の業界で長年研究をしている方のコンテンツ
・法律事務所による裁判の流れなどを説明したコンテンツ

上記はあくまでも例ですが、このようなサイトやコンテンツが、E-A-Tがあるサイト、コンテンツと言えるでしょう。

Google検索品質評価ガイドラインと品質管理について


E-A-Tは、Googleのガイドラインの中で記載されている評価に関する内容ですが、Googleの検索品質評価ガイドラインとはどのようなものなのでしょうか。

Google検索品質評価ガイドラインとは?

検索品質評価ガイドラインとは、Googleが提供している検索サービスについて、Googleが検索エンジンの品質を評価するために、外部の品質評価者に向けて評価方法を紹介している資料のことで、このガイドラインを確認することで、検索エンジンがどのような仕組みで成り立っているのかを確認することが出来ます。
これは、英語で記載されているモノなので、日本語に要約することは難しいですが、要約されている記事も多くのネット記事で見ることが出来ます。

quality raters(品質評価者)とは?

Googleは、自社の検索エンジンをより良いものにしていくために、世界各地に検索品質評価者を配置して、Googleが公開している品質評価ガイドラインに基づいて、品質評価者たちが厳正な評価を行っています。
この評価者から出てくるフィードバックを元に、検索エンジンの改善やサービス向上に努めています。

まとめ

ここまで、GoogleのYMYLという考えや、E-A-Tという考えについてご紹介してきました。
サイト制作者や運営者であれば、これらの考えを理解することはとても重要なことで、これまで裏技的なSEO対策が通じていた時代もありましたが、現代においてはそのような技は通用せず、真摯に顧客と向き合い、ユーザーに愛されるコンテンツ作りをしなければ高い評価は得られなくなっています。
これからの検索上位を目指すのであれば、信頼性があり、権威性を持ち、専門性のあるサイト構築を目指していくべきと言えるでしょう。