効果的なディスプレイ広告作成のためのポイント

ディスプレイ広告、押さえるべきポイントはどこ?


Webマーケティングを行うマーケターの方々にとって、デジタル広告を利用することは基本的な手法と言えるでしょう。
デジタル広告にもリスティング広告やSNS広告など、様々な種類がありますが、その中でもリマーケティング広告が実施できるディスプレイ広告は特に外せないデジタル広告の一つとなっているでしょう。
しかし、ディスプレイ広告やその他の広告を利用しても、広告の結果がいまいち上がらず、やるべきだろうことの手を尽くし、広告の効果が頭打ちになっているという企業も少なくないでしょう。
多くのマーケターがセミナーなどに参加して、効果を高めるためのポイントなどを勉強していることだと思いますが、GoogleのサービスはGoogleに確認するのが一番ではないでしょうか。
Googleでは、ディスプレイ広告を効果的に行うためのポイントというものを公開しており、それになぞって広告を出稿することにより、頭打ちだった広告の効果を高めることが出来るかもしれません。
今回は、そんなGoogleが公表しているディスプレイ広告のポイントについてご紹介していきます。

ディスプレイ広告は有能か?


Googleが提供しているディスプレイ広告はそもそも使うべきなのでしょうか?
その他にも様々なデジタル広告がありますが、ディスプレイ広告を利用するべき理由はどのようなところにあるのか、見ていきましょう。

リスティング広告と比べてどうなの?

Googleが提供する広告には、代表的なものに、リスティング広告とディスプレイ広告があります。
ディスプレイ広告とリスティング広告とはどのような違いがあるのでしょうか?
まずリスティング広告は、テキスト情報がベースとなる広告の種類で、Googleの検索エンジンで検索するユーザーに対して、検索順位に関係なく、検索結果の上位に広告を表示させて、ユーザーに広告をクリックしてもらってユーザーにサイトのことや会社のこと、商品やサービスのことを認知してもらい、コンバージョンに繋げるという方法です。
一方、ディスプレイ広告は、セグメントされたターゲットに向けて、検索結果だけではなく、提携しているWebサイト上で画像や動画として広告を表示させるもので、そもそもテキストデータではなく、画像データなどで広告を表示させるという特徴があります。
また、リスティング広告では出来ない「リマーケティング広告」の実施ができ、一度広告をクリックしたユーザーや、サイトに訪れたユーザーに向けて再度広告を表示させることができ、興味を持っているユーザーに向けて何度も広告を表示させることが出来るという特徴を持っています。

ディスプレイ広告で期待できる効果は?

ディスプレイ広告では、どのような効果が期待できるのでしょうか?
ディスプレイ広告を利用すると、以下の点が期待できます。
・コンバージョン
・認知
コンバージョンは、その企業ごとに内容が異なりますが、資料請求や来店など、直接売上に繋がるような効果が期待できます。
広告をクリックしたユーザーが購買意欲を高め、そのまま商品購入するというケースも期待できるでしょう。
また、認知に関しては、そのままコンバージョンに繋がらなくとも、長期的にみて、認知を高めることによりブランド力を高めることが出来ます。
「よくこの広告見るな」「この会社、何か知っている」というような認知度を高めることも、Googleディスプレイ広告では期待できます。
その理由としては、画像で広告を表示することが出来ることと、リマーケティング広告で何度も広告を表示させることが出来るため、印象に残りやすくすることが出来るからです。

リスティング広告と併用して利用するべき

Google広告を利用するのであれば、ディスプレイ広告だけではなく、本来はリスティング広告と併用して利用するべきと言えるでしょう。
Googleディスプレイ広告は、直接コンバージョンに繋がることを期待するだけではなく、認知してもらうことに利用し、実際のコンバージョンはリスティング広告の方でしてもらうというやり方があります。
それぞれ直接的な結果を期待するのではなく、間接的な効果を期待して、デジタル広告全体でどのように戦略立てて実施していくかということが重要で、単体で結果を生むという考えから、全体を通して結果を出すという考えに切り替えていくことが今の時代には求められているでしょう。

ディスプレイ広告を実施するコツ

ディスプレイ広告を実施するコツはどのような点があるのでしょうか。
ここからは、ディスプレイ広告を利用して、効果を出すコツについて見ていきましょう。

目標値を直接的なゴールに設定しない

先ほども触れましたが、ディスプレイ広告に直接的なゴール設定をしないということです。
コンバージョンすることがデジタル広告を利用する目的ではありますが、直接的なコンバージョンを求めてしまうと、すぐに購入しようとか、探していたユーザーにとっては良いですが、啓蒙活動の様な「顧客を育てる」という部分が抜けてしまい、長期的な目線で見ると、ファンを作ることが出来ず、単発的な結果しか生まなくなってしまうでしょう。
間接的な効果にも期待し、啓蒙活動の様な広告の利用をすることで、長期的にブランド力を高めることが出来るでしょう。
その場合には、コンバージョンが指標になるのではなく、別のアクションをユーザーに起こしてもらうための指標が必要となります。

こまめに画像の変更を行う

ディスプレイ広告は、テキスト広告ではなく画像を利用した広告となります。
そのため、広告が何度も表示されて、「またこの広告が表示されている」と見ているユーザーも見飽きてしまい、景色になってしまうことがあります。
そのようなことにならないように、こまめに画像を変更することは重要なことで、特にABテストを実施するためにも、色だけを変更するとか、写真を変えてみるとか、テキスト情報を変更してみるとか、最適な画像広告を実施するために、様々なチャレンジをしてみると良いでしょう。

Googleからのヒント


これまでは、あくまでも一般的に言われているGoogleディスプレイ広告のコツですが、実際にGoogleはどのようなことをするべきだと言っているのでしょうか。
ここからは、Googleの公式サイトから、ディスプレイ広告を効果的に行うためのポイントについて読み解いていきたいと思います。
Googleが「やるべき」と公表しているのは、以下の部分になります。
「レスポンシブ広告を使用する」
「広告のアイデアを得る」
「画像とブランドロゴを最適化する」
「見やすく説得力のある見出しとテキストを使用する」
「価格、特典、限定サービスを記載する」
「関連性の高いランディング ページを設定する」
「1つの広告グループに 3~4 パターンの広告を作成する」
それぞれ、一つずつ、紐解いていきましょう。

【ポイント1】レスポンシブ広告を使用する

レスポンシブ広告とは

まず、ポイントの一つのレスポンシブ広告を使用するということがあります。
レスポンシブ広告とは、Webサイトのレスポンシブ対応と同じように、スマートフォンやタブレットなど、デバイスの種類によって画面の大きさが異なるため、その画面のサイズに合わせて画像などのサイズをリサイズしてくれるというものです。
現代においては、モバイルファーストと言われているため、サイトは全てレスポンシブ対応するべきという考えは一般的ですが、ディスプレイ広告においても、その考えは一緒で、レスポンシブ広告を利用することは、ユーザーにとっても出稿する企業にとっても重要なポイントと言えるでしょう。

設定方法

Googleディスプレイのレスポンシブディスプレイ広告は、2018年の夏からデフォルト設定になっているため、そのあとから広告を開始した広告主の方は、特別な設定をしなくとも、レスポンシブ対応している状態となります。
方法としては、以下の通りです。
1.Googleの広告アカウントにログイン
2.ディスプレイキャンペーンをクリック
3.広告と表示オプションの+ボタンを押す
4.レスポンシブディスプレイ広告を選択
あとは、広告グループなどを選択して、広告を出稿することで、レスポンシブ対応されたディスプレイ広告を利用することが出来ます。

【ポイント2】広告のアイデアを得る


広告のアイデアを得るという方法もディスプレイ広告を成功させるためのポイントの一つとなります。
Googleでは、「リッチメディア広告ギャラリー」というサービスを行っており、広告のフォーマットや機能、種類やサイズなど、様々な広告出稿のヒントを得ることが出来ます。
国などでフィルタをかけることが出来ますが、広告の画像がパッと出てきて、海外で利用されている広告画像など、数多くの広告のサンプルを見ることが出来ます。
自分たちで広告のアイデアを作ることも必要ですが、人のまねをして効果が出そうな広告を作ることもポイントの一つと言えるでしょう。

アイデアの出し方とは

広告のアイデアを作っているところはどこでしょうか?
それは、企業ごとに異なりますが、大企業や、大規模なECサイトなどを運用している企業は、広告の画像を作る専門スタッフなどが常勤しているケースがありますが、中小企業においては、そのような広告を作るのも、マーケティングを兼務としている管理者の方や、事務員の方などではないでしょうか。
そのような場合、デザインの勉強や、マーケティングの勉強もあまりしたことが無い中で、広告を作るというケースもあるでしょう。
デジタル広告は、今やマーケティングの中では中心的なものとなっていますので、その広告を作る場合には、プロの手を借りるか、参考になるプロの広告などを参考にすることが広告の効果を上げるポイントになるのではないでしょうか。

【ポイント3】画像とブランドロゴを最適化する

画像やロゴの最適化とは?

ディスプレイ広告を利用するポイントの一つに、画像やロゴを最適化するというポイントがあります。
画像やロゴの最適化というのは、ユーザーにとってわかりやすく、認識しやすい画像にするということです。
1回広告を出してうまくいくというのは、デジタルマーケティングにおいては理想的な形ではなく、徐々に効果を出していきながら、ゆっくりと上昇していくことが必要です。
そのためには試行錯誤しながら最適化していくことが求められていますが、その中の一つに画像の最適化があります。
シンプルな広告で、かつわかりやすい広告にするためには、ブランドロゴとブランド名がしっかりと分かりやすく表記させていることが必要で、アスペクト比1:1や4:1といったようなサイズにすることと、メイン画像は鮮明で高品質なものを利用することが求められています。
コラージュやテキストを重ねる行為、空白スペースの多用を避けることがGoogleからのアドバイスとなっています。

【ポイント4】見やすく説得力のある見出しとテキストを使用する

次に、広告の見出しやテキストを説得力があり、見やすいものにするというポイントがあります。

見やすい見出しとは?

Googleが言う見やすい見出しというのは、シンプルで分かりやすいテキストのことで、説明文は80文字以内にすることが推奨されています。
そして、よくあるようなフォーマット化された文章や、興味を惹かないようなつまらない文章は避けるべきでしょう。
そして、英語を使うときには文頭だけを大文字にして、全てを大文字にすることは避けるべきと言われています。
また、テキストの中にはサービス名や商品名、企業名などブランドを識別する言葉も入れるべきでしょう。

【ポイント5】価格、特典、限定サービスを記載する

次に、価格や特典、限定サービスを記載することも望ましいと言われています。

価格、特典、限定サービスとは

限定サービスなどを実施している場合には、極力その内容をわかりやすく表現し、含めると良いでしょう。
ユーザーはインターネットの情報を見てなにかの判断をしたり、意思決定したりしています。
その意思決定することを後押しするような特典だったり、限定サービスだったりを表示させることで、ユーザーに興味を持たせ、クリックしてもらうことを狙うと良いでしょう。
特に、「特典」や「クーポン」「割引」など、安くなることがわかるような言葉や、特別感のある言葉を入れることで効果を生みやすくなるでしょう。

得られる反応は?

そのような広告でユーザーから得られる反応としては、クリックしてユーザーが広告を表示してくれるだけではなく、コンバージョンにもつながりやすい広告にすることが出来るでしょう。

【ポイント6】関連性の高いランディングページを設定する

関連性の高いランディングページを設定することも重要なポイントです。

関連性とは

関連性とは、ユーザーが広告をクリックした後に、その広告から連想される内容がファーストビューに表示させていることが重要と言われています。
関連していない内容が広告をクリックした後に表示されると、ユーザーが離脱してしまう要因になってしまいます。
ユーザーが広告を見たときに次のページで何を期待しているのかを理解し、ユーザーが期待するランディングページを設定することは、とても重要なことで、ランディングページのファーストビューによって、離脱するユーザーは多くなってしまうでしょう。

ランディングページの最適化

ランディングページに行く前に、広告の中で「電話してください」と記載しているのであれば、ランディングページに電話番号を表示させるなど、関連性を持たせて最適化することが必要です。
ランディングページには力を入れて、ヒートマップなどを利用して解析し、改善することが求められています。

【ポイント7】1つの広告グループに3~4パターンの広告を作成する

最後に、1つの広告グループに沢山のパターンを用意することも必要です。

パターンは多いほうが良い?

ディスプレイ広告を出稿する際に、広告パターンは1つにせず、多くのパターンを持っておくことで、テストを繰り返して最適な広告出稿をすることが出来るでしょう。
デジタル広告の強みは、すぐに改善できることと、数値化されて結果が見えるため、PDCAを回しやすいことにあります。
そのデジタル広告の特徴を最大限利用するために、多くのパターンを用意しておいて、広告の効果を高め、最大化していくことがデジタルマーケターには求められています。
沢山の広告を作ることは、Googleのサービスを利用することで簡単に行うことも出来ますので、効果を最大化するために労力を惜しまずやるべきでしょう。

まとめ

ここまで、Googleのディスプレイ広告を効果的に実施するためのポイントについてご紹介してきました。
Googleディスプレイ広告は、今やマーケターにとっては無くてはならない広告の一つでしょう。
効果を最大化し、企業の売上を高めるためには、ディスプレイ広告とその他のデジタル広告とを併用して利用することと、Googleがおすすめしているポイントを理解して、基本に忠実に実施することがポイントと言えるでしょう。
是非、効果を高めるために、今回ご紹介したポイントを踏まえて、広告出稿をしてみてください。