直帰率を減らせ!まだまだ改善できる自社ホームページ

自社ホームページを改善したい!着目する重要点とは


運営しているウェブサイトの直帰率について確認をしていますか? 直帰率を下げたいけど、どうしていいのかわからない、直帰率は聞いたことはあるけど、意味をよく知らない、と悩んでいる方も少なくないでしょう。
直帰率は単純な指標ですが、直帰率に対する知識がなければ、サイトの改善を行うことも難しいです。
直帰率が低いと、売上やお問合せが繋がりにくくなってしまう可能性もある重要なポイントです。この記事では、直帰率の概要や計算方法、直帰率を下げるために必要なことや施策のメリットについてご紹介します。

直帰率とは?


直帰率とは、ウェブサイトを訪れたユーザーが1ページだけしか閲覧せずにウェブサイトを離れ、他のウェブサイトに移動したり、ブラウザーを閉じたりすることを指し、Googleへページの総訪問者数のうち1ページのみを閲覧して去ったユーザーの割合を算出しています。
一般的な目安となる直帰率は40%前後と言われていますが、コンテンツの内容やウェブサイトの流入状況によって異なりますので、大まかな目安という風に捉えておきましょう。
逆に良いコンテンツだと直帰率は下がると、一般的には考えられていますが、ウェブサイトの性質によっても異なります。

一般的なホームページ

商品やサービス内容によってさまざまなウェブサイトがありますが、一般的に直帰率は低いほうが良いとされています。

ブログ

情報発信目的や情報共有などが目的のブログでは、ユーザーが記事を見つけて読んだ後に去ることも多く、直帰率が高くなります。ブログ全体として直帰率が高いため、自分が運営しているブログの直帰率が高い場合は、決して悪いとは言えません。

ショッピングサイト・ECサイト

商品購入が目的のショッピングサイトですので、直帰率が高いと商品が売れません。関連商品やレコメントといったユーザーがページを離れない仕組みを充実させることで改善されます。

ランディングページ

ランディングページ(ユーザーの知りたい情報やターゲットに訴求したい内容を縦長のデザイン・レイアウトの1枚のページにまとめたもの)は、1ページで完結するため、ユーザーが購入やお問合せをするかページを離れるかのどちらかとなりますので、直帰率は高くなる傾向にありますが、購入や問合せなど売上として繋がる可能性が高く、しっかりと対策しておく必要があります。

このようにコンテンツごとで性質が異なります。
直帰率の実際の数値はGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)でランディングページごとに調査することができます。

離脱率の違いとは?

 
直帰率と同じような意味と勘違いしやすい「離脱率」というものがあります。
離脱率とはそのページが最後のページになった割合を指し、つまり「ページに訪れたセッション※に対して、そのままブラウザーを閉じたり別のサイトへ移動したりする割合」ということです。
一方で直帰率は、サイトで1ページしか見ずに離脱したことを指します。
※セッションとは、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの間に行う一連の行動のことを指し、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでを1セッションとカウントします。

具体例

ぺージA、ページB、ページCの3つのぺージで構成されたサイトがあるとして、例えば、以下のようなアクセスがあったとします。矢印(→)が続いているのはセッションです。
月曜日:ページB→ページ A→ページC→離脱
火曜日:ページB→離脱
水曜日:ページA→ページC→ページ→離脱
木曜日:ページC→離脱
金曜日:ページB→ページ→ページ→離脱
離脱に関しては以下のようなことが言えます。
ページAを含むセッションが3回あり、ページAが最後のページとなって離脱したセッションが1回ありました。
ページBを含むセッションが4回あり、ページBが最後のページとなって離脱したセッションが2回ありました。
ページCを含むセッションが4回あり、ページCから離脱したセッションが2回ありました。

一方直帰に関しては以下のようなことが言えます。
ページAで始まったセッションが 1 回ありますが、それは 1ページのみのセッションではないため、直帰とみなされません。
ページBから始まって直帰となったページが1回あります。
ページCから始まる唯一のセッションで離れたため直帰したと言えます。

直帰率の計算方法

このまま上記の具体例から計算方法をご紹介します。
直帰率は、ページの訪問者数の全体のうち、1ページのみを閲覧して去ってしまった人の割合を算出しています。「ページの直帰数÷そのページから始まったセッション数×100%」という計算式で求めることができます。
例えばページBでは、ページBで始まったセッションは3回ありましたが、直帰となったのは1回です。
ということは1÷3×100%=33.3%と計算することができます。

離脱率の計算方法

それでは離脱率はどうなるのでしょうか? 離脱率は、ページが開かれた回数のうち、どれくらいの割合で離脱したかを算出します。「ページの離脱数÷ページのPV(ページビュー)数×100%」という計算式で求めることができます。
例えばページBでは、ページBのページビュー数が4回で、ページBで離脱したセッションが2回でした。
ということは、2÷4×100%=50%と計算することができます。

直帰率の確認方法

サイトの直帰率がどれくらいかは、Googleアナリティクスを使って調べることができます。
Googleアナリティクスを開き、左側のメニューから「ユーザー」→「サマリー」を開きます。そうすると、サイト全体の直帰率がわかります。
ページごとの直帰率を調べるには、「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択し、「プライマリディメンション」にある「ページタイトル」を選択することでページタイトルがタイトルテキストで表示されるため、調べやすくなります。
これで直帰率が高いページを割り出すことができ、どのページを改善したらよいかがわかりますね。
また、ページビューの並べ替え機能などでページビュー数の順序の入れ替えなどを行うことができます。

直帰率が重要な理由

直帰率は前半でもご紹介した通り、必ずしも直帰率が高いと、ユーザーがそのページに不満を抱いたからページを離れた、ということではありません。例えば、1ページ目にユーザーが抱えている悩みや課題が解決するのであれば、そのページでは直帰率が高くなる可能性があります。
ある悩みや課題の解決のためにページを訪問したユーザーは、そのページから情報を得れば解決するため、他のページを閲覧することなくサイトから離れるためです。
つまり、ユーザーがその1ページを見ただけで知りたい情報を得ることができれば、直帰率は高くなってしまうということです。
これらを踏まえると、直帰率が重要なページは、キャンペーンページ(ランディングページ)やトップページなど他のページへの導線となるページは、直帰率を意識しておく必要があります。
キャンペーンページの場合、商品やサービスなどユーザーに興味を持ってもらう、購入してもらうために宣伝するページとなるため、このページから先に進むと申込登録など詳細が掲載されているページに遷移します。トップページの場合、ウェブサイトの入り口となるためブックマークやリンクとして掲載されることも多く、直帰率は下げておきたいところです。
サイトの構成が複雑だったり、ページの読み込みが遅かったりするなどの理由がある場合、ユーザーの離脱の原因になります。

直帰率を減らすメリット

直帰率と離脱率の違いがわかり、直帰率がなぜウェブサイトにおいて重要なのかが明確になった上で、直帰率を減らすメリットを知っておくことで、改善のイメージを持てるようになります。

コンテンツマーケティングでコストパフォーマンスを上げる


現在主流のコンテンツマーケティングにおいても、直帰率を減らすとメリットがあります。
コンテンツの品質を重視するコンテンツマーケティングでは、プロのフォトグラファーやライターを起用した記事の制作や配信に大きなリソースが充てられますが、ウェブサイトを訪れたユーザーがそのまま離脱してしまえば、費やしたリソースは無駄になってしまいます。直帰率を減らすことでユーザーがウェブサイト内を動き回り、多くの記事の閲覧を行うことでメディアに対する評価が生まれ、SNSでの拡散といった行動に繋がる可能性が高まります。
コンテンツマーケティングは、コンテンツの品質の向上だけに注力しがちですが、直帰率を減らすことでコンテンツの品質に費やしたリソースを無駄にせず、コストパフォーマンスを向上させる効果が期待できます。

CPAが下がる

直帰率を減らせば、獲得1件あたりの費用(CPA)を低く抑えられる可能性が高まります。ショッピングを目的とするECサイトや、ユーザーの相談・予約申し込みなどを目的とするサイトの場合、検索上位を狙うためのSEO対策が欠かせませんが、広告掲載にはそれぞれ広告費が発生し、SEO対策にもリスティング広告やディスプレイ広告などそれぞれ手間やコストがかかります。多くのコストをかけてアクセス数を増やしても、直帰率が高ければ全て無駄になり、CPAが高騰します。
直帰率を減らすことで、CPAの高騰を抑え、SEO対策の効果が最大限引き出されることが期待されます。

両者のメリットはいずれにせよ、運営しているホームページへの訪問者の目線で調整する項目の洗い出しを行い、なぜ直帰率が高いのかをしっかりと分析することが大切です。

直帰率を下げるために必要なこととは

繰り返しになりますが直帰率が高いことは必ず悪いというわけではありません。サイトの目的や性質によって目安となる値は異なりますが、目安の値よりも高い場合には、直帰率を下げる改善策を打つ必要があります。

タイトルとサイトの中身をマッチさせる

最も多い直帰率が高くなる原因と言えるのが、検索した結果の表示タイトルと、ホームページにある内容が異なっているという場合です。これは広告でも同じことが言えます。
ミスマッチさせないためにキーワードが入ったキャッチコピーなどを取り入れることによって問題が解消します。
また、直帰率が高いページのmetaタグを確認しておきましょう。

他ページへの導線や関連記事を追加する

ユーザーがページに訪れ、「欲しい情報ではない」と思った際に他ページへのリンクがないとユーザーはすぐに離脱する傾向にあります。
リンクがあったとしても、トップページやカテゴリーページへのリンクしか存在していないということもありますので、その場合関連記事や他のページへのリンクを追加しておくことをオススメします。
実施する際には以下のようなことに気を付けることで直帰率を減らす効果が期待されます。
・サイトの内容と関連記事、誘導導線が適切かどうか
・ボタンを押したくなるデザインになっているか
・ユーザーがボタンとして認識しているか
・関連している内容が瞬時に伝わるか
・読みたいと思うタイトルになっているか

スマートフォンに対応していない

パソコン表示のままスマートフォンに表示される場合読みづらく、ユーザーはストレスを感じて離れてしまう場合があります。Googleアナリティクスでサイトを閲覧しているユーザーが、パソコンかスマートフォンのどちらで多く閲覧しているか割合を調べることができますので、割合を確認してから改善を行うか検討しましょう。

読み込み速度を改善する

ホームページの読み込み速度は速ければ速いほど、検索ユーザーにとってもSEO対策にとっても効果があります。自身のどれくらいの読み込み速度で、改善の余地があるかを調査できるツールがあるのでご紹介します。
GTmetrix:サイト読み込み速度の表示と改善点を教えてくれます。最高ランク「A」を目指しましょう。
https://gtmetrix.com/
PageSpeed Insights:Googleが提供している速度改善ツールで、パソコンとスマートフォンの速度改善方法やデザインの見やすさなどの項目で100点満点で評価してもらえます。85点以上を目指しましょう。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/

サイトのビジュアルを改善

初めてサイトに訪れたユーザーは、最初の数秒でサイトに興味があるかどうかを判断します。サイトの平均滞在時間が短い場合、第一印象でユーザーを滞在させるほどの魅力に欠けていた可能性があります。
ニーズを満たすだけではなく、伝えたいことが伝わりやすいサイトかどうかをチェックしましょう。
・デザインが古すぎないか
・文字量が多い
・写真や画像は適切に使用しているか
・画質は悪くはないか

他の地域からのアクセスを減らす

例えば東京の美容室のウェブサイトを運営しているとしたときに、北海道や沖縄に住んでいる人がウェブサイトを訪問してしまうと、全く関係ないと判断してページを離れるため、直帰率が高くなってしまいます。
地域に特化したサービスを提供しているサイト運営者は、Googleアナリティクスを利用し、他地域からのアクセスを分析し、改善することで、直帰率を減らすことができます。
また、居住地域のキーワードを含めたSEO対策などを行うことも有効です。

データ確認を怠らない

Googleアナリティクスで計測データを確認することができますので、定期的に必ず確認をし、改善のための分析を怠らないようにしましょう。
Googleアナリティクスの左サイドバーメニューから「行動」→「イベント」→「サマリー」を開きます。
次に 「イベントラベル」 を選択すると、ページスクロール量が、25%単位で表示されます。
・Baseline:ほぼスクロールされなかった回数
・25%~75%:そこまでスクロールされた回数
・100%:ページ最下段までスクロールされた回数

ホームページ制作に重要なこと


ホームページ制作には、直帰率を下げるため、ユーザーのために、ユーザー目線に立ったコンテンツ作りが大切です。ユーザーにとって有益なホームページにすることで、必然的により良いサイトになります。しかし、検索順位上位を狙うことや、直帰率を下げるテクニックばかりが先行したサイトになってしまうと、コンバージョンのための過剰な商品宣伝や、文字数をやたらと稼ぐような無意味な文章が続く、といったユーザーにとって無益なウェブサイトになってしまいます。

まとめ

ここまで直帰率の概要や離脱率との違い、直帰率を減らすメリットや改善策についてご紹介しました。
このように、直帰率を減らすということをとっても様々な原因や対策が考えられ、その改善策を実施したからといって簡単に改善されるようなことではありません。
一度の改善でも直帰率が大きく減ることはまずなく、大切なのは改善を定期的に続けることです。それだけではなく、改善することが、コンバージョンにどんな影響を及ぼすかをしっかりと考える必要があり、その上で直帰率をどの程度減らせば良いのか、ウェブサイトはどんな改善を行えば良いのかを考えて運営していく必要があります。
商品やサービス、ウェブサイトの性質によっても直帰率の目安は異なりますが、一度直帰率について考えてみてご自身のウェブサイトの改善を検討してみてください。