マーケターがおさえておくべきリッチスニペットとは?

競合に負けない!SEOに欠かせないリッチスニペット活用法


スマートフォンやインターネット環境の普及により、インターネットを利用するユーザーが増え、その分インターネット上に広告を出稿する企業も増えてきました。
そのような状況の中、インターネット上でマーケティングを行う企業も多くなってきており、今ではどのような業種業態においても、インターネットを活用したデジタルマーケティングは、企業のマーケティング活動において欠かせない手法となっているでしょう。
最近では、インターネット上で自社の商品やサービスを宣伝する販促活動の他にも、人材不足に悩む企業の多くがインターネットを利用した人材確保の動きを見せています。
このように、インターネットを利用した企業活動を行うにあたり、インターネット上の検索エンジン対策、いわゆるSEO対策も昔と比べてライバルも多く、難しくなってきています。
今回は、そんなSEO対策には欠かせない「リッチスニペット」について、リッチスニペットとは何か、その種類や具体的な例、表示条件などをご紹介していきます。

リッチスニペットとは?


リッチスニペットは、Googleの検索エンジンを利用した際に、検索結果として表示されるサイトの情報に画像やレビューなどの情報も併せて掲載されている情報のことで、通常のスニペットにおいては、サイトの見出しと説明文のみが表示されていますが、リッチスニペットにおいてはテキスト情報だけではなく、それ以外の情報も表示されるようになっています。

通常のスニペット


例えば、「釣り竿 安い」と検索した場合に、安価な釣り竿が掲載されているサイトが以下のように検索結果として表示されますが、それぞれのサイトには見出しがついており、その下にはURL、サイトの説明文が表示されています。
これが、通常のスニペットとなり、検索するユーザーに、検索結果としてユーザーにとって価値がありそうなサイトを紹介してくれています。

リッチスニペット


一方、リッチスニペットでは、以下の画面のように、インターネット上で検索した検索結果に見出しや説明文のみならず、ユーザーのレビューなども簡単に表示されるなど、ユーザーにとって一目で情報が届くように工夫されているものとなります。

このリッチスニペットはレビューだけではなく、画像や動画なども表示させることができ、ユーザーに素早く情報が届けられる現代においては、ユーザーを満足させるため、選択してもらうために必要な技術であると言えるでしょう。

リッチスニペットの重要性

リッチスニペットの重要性はいったいどのようなところにあるのでしょうか?

クリック率を引き上げる

リッチスニペットを利用することにより、ユーザーからはテキスト情報だけではなく、レビューや画像などの表示があるため、他のサイト情報よりも目立つことは間違いないでしょう。
そのため、通常のスニペット情報よりも目に付くためクリック率の向上が期待できるでしょう。

ユーザーの満足度を上げる

検索結果の一覧ページだけである程度の情報を得られることは、ユーザーにとって有益なことです。
ユーザーの満足度を上げることは、Googleも望んでいることになるため、インターネット上においてGoogleからもユーザーからも信頼性を高めることになるでしょう。
そして、ユーザーの満足度を上げるということは、それだけブランド力も上がるということになります。

SEO対策になる

ユーザーに信頼され、注目され、満足度を上げることによって、クリック率も引きあがり、クリックを多くされることによって検索結果の順位が上がる可能性があります。
つまり、SEO対策になるということです。
ユーザーが満足し、クリック率が上がり、そこからコンバージョンに繋がるなど次のアクションをユーザーがとるようなサイトであれば、ユーザーからの満足度が高いとされ、Googleの検索結果上で上位表示されます。
ただし、リッチスニペットにしたにも関わらず、内部のコンテンツがユーザーを無視したようなひどいコンテンツであれば、そもそもユーザーの満足度は上がりませんので、リッチスニペット以外の対策・改善も必要となります。

リッチスニペットのSEO上のメリット


リッチスニペットを行う場合のSEO上のメリットについて見ていきましょう。

クリック率について

リッチスニペットを利用することによって、クリック率が向上すると言われています。
そのため、クリック率が向上し、アクセスするユーザーが増えることで、Googleはそのサイトがユーザーにとって価値があるものと認識してくれるようになり、検索結果でも上位表示される可能性があります。
ただし、クリック率だけが上がっても、結果、そのサイトからの離脱率や直帰率もあがってしまうようであれば、クリック数やアクセス数が上がっても、Googleからは価値のあるコンテンツとは認識されないため、SEO効果は見込めないでしょう。

ユーザーに多くの情報を伝えられる

リッチスニペットを利用することによって、クリックする前にユーザーに多くの情報を伝えられるようになり、ユーザーにとっては多くの情報が得られることにより価値のあるサイトと認識してくれる可能性があります。
クリックしなくても情報を伝えられることは、Googleから見ても価値のあることで、例えば「あざむく 漢字」などで検索した場合には、Googleの検索エンジン結果では、サイトも多く表示されますが、Google検索結果上に大きく「欺く」という漢字が表記されます。
このように、ユーザーが求めるものをすぐに表示させることはGoogleが目標としているユーザー視点での価値あるコンテンツということになるでしょう。

リッチスニペットの設定方法

ここからは、リッチスニペットを設定する方法について見ていきましょう。

構造化マークアップ

一つの目の方法としては、構造化マークアップがあります。
構造化マークアップとは、Googleがサイト内の情報を正しく読み取れるように、「この情報はどんな情報だ」ということを記述することで、例えば、これは「レビューの情報だ」「これは会社名だ」ということを認識させて、構造化を図るというものです。
構造化マークアップをすることで、Googleに情報を読み取りやすくしています。

HTML

構造化マークアップをする方法としては、大きく分けてHTMLでの記述と、データハイライターというものを使う方法があります。
HTMLの場合には、既存のHTMLに追加していくだけなので、比較的簡単に行うことが出来ます。
方法としては、2つの設定をする必要があり、それは「ボキャブラリー」「シンタックス」です。
ボキャブラリーを設定する際には、Googleの検索エンジンでの対策がほとんどだと思いますので、schema.orgという企画を利用することをおすすめします。
これは、Googleだけではなく、Yahoo!やMicrosoftのBingにも対応しているため、こちらにしておくと良いでしょう。

データハイライター

データハイライターは、HTMLに直接設定する方法ではなく、Googleサーチコンソールの機能として利用できるもので、Googleが提供しているサービスとなるため、安心して利用することが出来ます。
Googleにログイン後、サーチコンソールツールを開き、データハイライターの画面にて操作を行います。

リッチスニペットの注意点

次に、リッチスニペットの注意点を見ていきましょう。

スパム扱いされてしまう可能性がある

リッチスニペットを間違って設定すると、スパムという悪意のあるプログラムと認識されてしまう可能性があります。
そうなると、Googleからの評価が下がるのはもちろんのこと、サイトが検索結果上に表示されなくなるという最悪のケースも考えられますので、十分注意して設定することが必要です。

反映されない

リッチスニペットを間違えて設定すると、リッチスニペットが表示されず反映されません。
折角設定したのに、リッチスニペットが反映されなければ意味がありませんので、こちらも間違えないように設定するようにしましょう。

スニペットの種類


次に、スニペットの種類について見ていきましょう。

スニペット

こちらは通常のスニペットです。
スニペットはサイトの情報を表示させたもので、サイトを構築し公開した場合には、検索結果上でスニペットが表示されますが、これが通常のスニペットとなります。

強調スニペット

強調スニペットとは、Googleの検索エンジンを利用した際などに、Googleの検索窓で「〇〇は?」と質問形式で検索した場合などに、その回答がGoogleの検索結果の上部に強調されて表示するものです。
Googleでは検索結果をサイトとして表示させるだけではなく、すぐに回答を用意できるように検索結果一覧上の回答を表示するという形をとっており、これがその代表的な例と言えるでしょう。

リッチスニペット

協調スニペットは、あくまでもテキスト情報として検索結果に対する回答を表示していますが、リッチスニペットにおいては、テキスト情報だけではなく、画像やレビューなど、様々な情報を検索結果として表示させることが出来るため、文字情報だけではパッと理解できない内容も、リッチスニペットを利用することによってユーザーがすぐに理解できるような回答をGoogleは提供するようにしています。

リッチスニペットの例

ここからは、実際にリッチスニペットとして表示できる例について見ていきましょう。

レビュー

リッチスニペットとしてよく見かけるのが「レビュー」です。
レビューは、商品販売サイトなどにおいて、商品の情報として口コミ情報やユーザーの評価などを表示させているもので、レビュー情報をパッと見てユーザーが判断できるようにしているものです。
レビュー情報が高ければユーザーの購買意欲も高まるため、ユーザーレビューの評価が高い場合には是非表示させた方が良いでしょう。

人物

人物においては、顔写真や人物のプロフィールなどが掲載されるもので、例えば、何かを作った人だとか、著者など、製品や商品、サービスを提供している有名な人物などが表示されるようなものです。

価格

商品で多いリッチスニペットは、レビューなどですが、レビューの他にも、商品価格なども表示させることが出来ます。

会社と組織

会社と組織については、会社概要や代表者メッセージなど、会社に関する情報を表示するもので、多いのは「会社概要」「代表者メッセージ」「アクセス情報」「店舗情報」などがあり、それぞれの企業ごとに表示させたいものは異なりますが、リッチスニペットの設定をしておくことで、これらの情報が検索結果の一覧にも表示されるようになるでしょう。

レシピ

レシピ情報もリッチスニペットとして表示させることが出来ます。
レシピ情報以外にも、作った人など、人物についても表示させることは可能です。
また、レシピとして画像をサムネイル表示させたり、調理時間を表示させたり、カロリーやレシピのざっくりとしあ内容を表示させることも可能です。

動画

動画のリッチスニペットでは、動画のサムネイルや再生時間、動画の公開日やアップロード元などの情報を掲載することが出来ます。
また、動画のリッチスニペットとして制作会社や撮影者、出演者などを表示させることが出来るため、有名な人物が映っている動画については、出演者などの情報を入れておくと良いでしょう。

イベント

イベントのリッチスニペットでは、パンくずリストや開催期間、開催場所やイベント名、アクセス情報などあらゆる情報をリッチスニペットとして表示させることが出来ます。
イベント情報はユーザーが確認したい情報はほとんどリッチスニペットで得られることが出来るため、ユーザーの満足度を向上させることが出来るでしょう。

音楽

音楽のリッチスニペットも、動画同様にYouTubeなどの動画として音楽再生させることが出来ます。
サムネイルやアップロード元、曲名や歌手の情報などをリッチスニペットとして表示させることが出来るため、ユーザーは自分が聞きたい曲かどうかを検索結果の一覧の中で判断が出来ます。

リッチスニペットの表示条件

それでは、ここからは、リッチスニペットの表示条件を確認していきましょう。ここでは、「サイト品質が良い」「正しく実装できている」「Googleのガイドラインに沿っている」「関連性が高い(検索クエリ)」について見ていきます。
この表示条件を満たしていない場合には、表示されないので注意しましょう。

サイト品質が良い

リッチスニペットが表示される条件の中には、サイト品質が良いことが条件に挙げられます。
サイト品質が悪ければ、いくらリッチスニペットの設定をしていてもリッチスニペットは表示してくれません。
品質について、正解はありませんが、ユーザーのことをしっかりと考えているサイトであることと言えるでしょう。

正しく実装できている

これまで先述してきたように、正しく実装できていなければリッチスニペットを表示することは出来ません。
設置方法に関しては、先述した通りですが、正しく設定できているか確認して、慎重に設定しましょう。

Googleのガイドラインに沿っている

リッチスニペットはGoogleによって品質に関するガイドラインが設けられています。
Googleが定めているガイドラインを満たしていることが表示される条件の一つとなります。
品質に関するガイドラインとして、やってはいけないこととして以下のことが挙げられています。

・ユーザーに一切表示されないコンテンツをマークアップする
・関連性がない・誤解を招くコンテンツをマークアップする

このような偽装行為や不正行為についてはリッチスニペットの設定をしてもうまく表示されないだけではなく、Googleから不正なコンテンツとしてペナルティを受けてしまう可能性が高いでしょう。

このようなガイドラインに沿って行うことが、リッチスニペットを表示させるためには必要です。

関連性が高い(検索クエリ)

検索クエリとの関連性も重要です。
これはサイト自体にも言えることですが、検索クエリによって、関連性が強いと判断された場合に表示されるようになっているため、関連性の低いものに関しては設定しても表示されることはありません。
これは、自分たちでどうにかできる問題ではありませんが、検索クエリとの関連性もリッチスニペットには関係があるということを理解しておくことで、解決できる問題もあるでしょう。

まとめ

ここまで、リッチスニペットについてご紹介してきました。
通常のスニペットとは異なり、リッチスニペットを利用することで、SEO対策になることや、ユーザーの満足度を上げること、クリック率を上げることなど利点が多くあります。
リッチスニペットには様々な種類があり、それぞれ必要に応じて設定すると良いでしょう。
リッチスニペットは、設定などもそこまで難しくないため、商品などを販売しているサイトはもちろんのこと、サービスを提供している企業や、動画配信をしているサイト、お店などを営んでいる企業にとっては、重要な機能と言えるでしょう。
リッチスニペットを利用しようと考えていた方は、是非参考にしてください。