マルチデバイス時代には欠かせない!クロスデバイス計測とは?

クロスデバイス計測を使ってユビキタス社会で生き残る!


人間の歴史をたどると、狩猟などをしていた時代から農業時代へ進化し、その後工業社会へ、そして今は情報社会というように時代の流れとともに人々の生活スタイルも変化してきました。
その中でも情報社会においては、日進月歩で毎日のように情報技術が発達しており、これまで難しいと言われていたAI対人間の囲碁対決でAIが勝つなど、これまでの歴史を覆す様な出来事が日々起きています。
そんな情報社会の中で、消費者の行動も変化しており、企業のマーケティングを行っている担当者の方々は、新しいサービスを覚えることや、新しい技術を身につけることなど、覚えることややることが沢山あり、大変な毎日を過ごしているのではないでしょうか。
特に、現在注目すべきなのは、消費者の行動が複雑化してきており、様々なデバイスを利用して購入プロセスを辿っているというところです。
今回は、そんな消費者の行動の変化から、利用していくべきマルチデバイスマーケティングや、クロスデバイス計測についてご紹介していきます。

マルチデバイスの時代が到来


マルチデバイスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。デバイスとは、スマートフォンやパソコン、タブレットなどのインターネットを利用する上で必要となる「物理的な道具」のことで、これまではパソコンのことを主にデバイスと呼んでいましたが、スマートフォンやタブレットの普及とともにデバイスと言えばスマートフォンを連想する方も多いのではないでしょうか。

シングルデバイスの時代は終焉?

消費者行動がここ数年で変化を遂げていますが、その変化とは、スマートフォンやタブレットなどを利用してサービスや商品についての問い合わせ、資料請求、購入などコンバージョンに至るまでにこれまではシングルデバイス、つまり一つのデバイスによって広告の閲覧・購入という流れで購入プロセスを辿っていました。
それが、スマートフォンやタブレット、インターネット環境の進化により、どこでもいつでもインターネットを閲覧できるようになり、スマートフォンやタブレットで情報を仕入れた後、家で、パソコンで購入するといった異なるデバイス間でサービスを利用するという流れが一般的になってきました。
これまでのようなシングルデバイスでの購入プロセスは終焉を迎えていると思っても良いでしょう。

マルチデバイスとは

シングルデバイスで一つのデバイスだけで情報収集から購入に至るという方もいると思いますが、現在ではマルチデバイス、つまり複数のデバイスを利用したユーザーが多くなってきており、スマートフォンで情報収集をしてタブレットで詳細情報を得て、ノートパソコンで購入をするという流れや、会社のパソコンを利用して購入するということも珍しくなくなってきました。
このようなデバイスを複数利用してサービスを利用することをマルチデバイスと呼んでおり、例えばfacebookなどはスマートフォンでのアプリもありますが、パソコンでブラウザを通して利用することも出来るため、このようなサービスを、デバイスを超えて受けられるサービスをマルチデバイスと呼んでいます。

マルチデバイスとなった背景

マルチデバイスが普及した背景はどのようなものがあるのでしょうか。

スマホの普及

まずはスマートフォンの普及が理由の一つに挙げられます。
スマートフォンのユーザーが増えたことで、企業側もスマートフォンを意識したサービスを提供するようになってきており、パソコンのユーザーにもスマートフォンのユーザーにも同じサービスを提供できるようにサービス設計する企業が増えてきています。

ネット回線の進化

スマートフォンなどのデバイスだけではなくインターネット回線が進化したこともマルチデバイスを普及させた理由の一つに挙げられるでしょう。
マルチデバイスのサービスを利用する上では、インターネット環境が欠かせませんが、携帯電話キャリアのメーカーがWi-Fiを無料提供するなど、様々な場所でネット環境が整ったことによって、ユーザーがいつでもどこでもサービスを利用して情報収集やサービス利用することが当たり前になってきたことで、マルチデバイスが普及してきたと言えます。

時代はユビキタスへ

インターネットやそれらを扱うデバイスや機器が進化していくことで、時代はユビキタス社会になると言われており、まさに現代においてはユビキタス社会の始まりと言っても過言ではないほどにIT技術が進化しています。

ユビキタスとは?

ユビキタスとはどのようなことなのでしょうか。ユビキタスとは、「同時にどこにでも存在する」という意味を持つ言葉で、これらがITの用語として使われるようになってきたのは、「いつでも」「どこでも」というIT技術によって様々なサービスがいつでもどこでも利用できるようになってきたことからユビキタス社会と言われています。
ユビキタス社会現実のものになっていくと、いつでもどこでも時間や場所に捉われずに様々なサービスが受けられるほか、どこにいても情報を得ることができ時間や場所の概念を超えて日常生活を送れるようになります。
そのような社会を現実のものにしていくためには、様々な機器がネットワークに繋がり、その機器ごとに情報を共有させ、それを利用する端末などが進化し、ネットワークも安定的で高速な状態が求められます。

5Gの出現でこれからますます進化する

ユビキタス社会を実現するためには高速インターネットとそれを安定的に供給する技術が必要ですが、これから出てくる5Gの出現によって、ユビキタス社会はますます実現可能になってくると言われています。
5Gが出てくることで、インターネット環境の速度や同時利用などの制限がこれまでの常識を覆す様な状況となり、今まで実現してこなかったサービスなども実現できるようになってくると言われています。

マルチデバイス時代のマーケティング


これまでシングルデバイスの時代には、マーケティング手法としてもそれぞれのデバイスへの対応をしていれば良かったため、例えばスマートフォンへの対応だけに注力して、スマートフォンでの解析データを分析しているだけでビジネスをスムーズに進めることが出来ていました。
しかし、マルチデバイスの時代になったいま、そのようなシングルデバイスだけの対応では難しくなってきたようです。

シングルデバイスだけの計測は無意味?

マルチデバイスの利用が一般的となった現代においては、シングルデバイスだけのデータ計測では思うような結果が出せない可能性が出ています。
シングルデバイスだけのデータ計測をしている、本当のユーザーの動きが見えないことがあり、正しい分析が出来ず、正しいマーケティングの結果が出せない可能性があります。
それは、スマートフォンによって情報収集をした後、自宅のパソコンなどによってコンバージョンするケースが出てきているため、マルチデバイスとしてコンバージョンしているユーザーをシングルデバイスだけの計測では測れないため、折角顧客となっているユーザーの経路を発見することが出来ず、結果に繋がっている広告をやめてしまったり、結果に繋がっていない広告を続けたりと無意味なマーケティングをしてしまう可能性があります。

クロスデバイスによる計測が必要

クロスデバイス計測が必要な理由として、現代においてはマルチデバイスの利用が一般的になってきているからです。
スマートフォンだけを利用しているユーザーも多くいますが、現代ではパソコン、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、会社のパソコンなど、一人のユーザーが多くのデバイスに囲まれて生活を送っており、そのタイミングや環境によって、それぞれ都合の良いデバイスを利用しています。
そのため、利用しているデバイスをまたいでデータ計測をしなければ、本当のユーザーの動きが読み取れず、正しいマーケティングが出来ない可能性があるからです。
しかし、そうはいってもスマートフォンで情報収集をした後、スマートフォンで申し込みをするなど同じデバイスでコンバージョンに辿るユーザーも多くいます。
そのような多くの割合を占めるユーザーとは異なり、マルチデバイスで計測が必要になるのは限られたユーザーになると思います。
しかし、デジタルマーケティングを行うにあたって、少しでも多くの情報を得ることや、一人でも多くのユーザーを獲得していくことは、広告での結果が頭打ちになっている企業などにとっては、とても大切なことではないでしょうか。

クロスデバイス計測とは?

ここからは、クロスデバイス計測というものについて、細かく見ていきましょう。

デバイス間をまたいでも計測できる

クロスデバイス計測とは、異なるデバイス間をまたいで、データ計測が出来るというもので、本来、スマートフォンで情報を収集したユーザーがGoogle広告やYahoo!リスティング広告などをクリックした際に、広告主側は広告がクリックされたというデータを収集することが出来ますが、そのスマートフォンでコンバージョンしない限り、コンバージョンに至ったかどうかは計測できません。
そのため、資料請求や問い合わせなどが入った場合でも、それがそのスマートフォンのユーザーから入ったものなのか、別のルートから来たユーザーなのかが分からずに、次のマーケティングに活かすことが出来ず、結局仮説を立てて行動をするしかありません。
しかし、クロスデバイス計測を行うことによって、スマートフォンで情報収集をして広告をクリックしたユーザーが、他のパソコンやタブレットでコンバージョンに至ったとしても、同じユーザーがコンバージョンに至ったということがデータとして取ることが出来るため、しっかりと、どの広告が結果に繋がったのかを把握することができ、次のマーケティングに活かすことが出来ます。

クロスデバイスコンバージョンとは?

クロスデバイス計測を行うにあたって、クロスデバイスコンバージョンという言葉が重要になりますが、クロスデバイスコンバージョンとは、その名の通りそれぞれ異なるデバイス間で同一のユーザーがコンバージョンに至ったデータを計測するというものです。
クロスデバイス計測でデータ収集を行うにあたり、このクロスデバイスコンバージョンは計測のデータとして欠かせない存在となります。

マルチデバイスとクロスデバイスって何が違う?

ここまでマルチデバイスという言葉や、クロスデバイスという言葉が出てきたため、混乱をしている方も少なくないと思いますので、ここではその言葉の違いについてご紹介していきます。

マルチデバイスはサービス提供のこと

マルチデバイスという言葉とクロスデバイスという言葉は似ていますが、マルチデバイスという言葉は、データ収集を行うクロスデバイスという言葉と異なり、一般的にはサービス提供者が利用する言葉です。
例えば、facebookなどでは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスに依存せずにアプリケーションやインターネットブラウザ上でサービスを受けられ、どのデバイスでも同じようにサービスを受けることが出来ます。
これがマルチデバイスというもので、あくまでもサービス提供側が、マルチデバイスに対応しているかどうかという視点で利用する言葉です。

クロスデバイスはデータ計測のこと

一方、クロスデバイスとは、データ計測のことで、サービス提供側が利用する言葉というよりも、データ分析を行うマーケターが利用する言葉というものになります。
勿論、サービス提供側もクロスデバイス計測を意識したサービス制作を心がけているはずですが、一般的にはマーケターによって利用される言葉です。
この、クロスデバイス計測はマルチデバイスが行えるサービスが前提のデータ計測となるため、そもそもマルチデバイスに対応していないサービスは、クロスデバイス計測は出来ません。

クロスデバイス計測を取り入れるメリット


ここで、クロスデバイス計測を行うメリットについて見ていきましょう。

コンバージョン計測をしっかり行える

これまでも何度もお伝えしてきましたが、クロスデバイス計測を行うことで、コンバージョン計測をしっかり行えるということがメリットの一つです。
クロスデバイス計測を行わなければ、異なるデバイス間のコンバージョン測定が出来ないため、折角のデジタルマーケティングの良さを活かすことが出来ず、仮説ばかりのマーケティングになってしまうことでしょう。

顧客の動きをしっかり読み取れる

クロスデバイス計測を行うことによって、クロスデバイスコンバージョンだけではなく、それ以外の数値を核にすることが出来るため、異なるデバイス間においても、ユーザーがどのような行動をして、どのような時間でコンバージョンに至っているかなどを数値化してみることが出来るため、事業の次の戦略にデータを活かすことが可能となります。

事業の成功に繋げやすい

データがしっかりと取れることで、マーケティングに活かすことができ、次なる戦略をしっかりとした仮説をもとに行うことが出来るため、事業の成功に導きやすいと言えるでしょう。
そもそも、デジタルマーケティングは、数値を可視化して、マーケティングを見える化して行うことが出来るため、それらを活かして事業の成功に繋げていくためには、データ測定をしっかり正しく行うことが必要となります。

クロスデバイス計測が出来るサービス

最後に、クロスデバイス計測が出来るサービスについてご紹介していきます。

Google

クロスデバイス計測が出来るサービスの代表例として、Goolgeが挙げられます。
そもそもGoogleは広告収入で成り立っているような企業です。
そのため、企業が事業を成功させるための広告にとても力を入れており、データ計測をして企業にその情報を渡し、企業が事業を成功させていくための手伝いをしています。
そのGoogleが提供しているGoogle広告においてもは、異なるデバイス間でのデータ収集をクロスデバイス計測として利用することが出来ます。

facebook

次に、facebookです。
これはインターネット環境を提供しているGoogleとは異なり、SNSの中でも大きなプラットフォームを持っているサービスで、ユーザー同士が本名や経歴など他のサービスでは取れないような情報を多く抱えているため、多くのマーケターがこのサービスを利用して広告などを出稿しています。
この、facebookにおいても、クロスデバイス計測を行うことが可能となっています。

まとめ

これまで、クロスデバイス計測やマルチデバイスなどについてご紹介してきましたが、これからの時代はマルチデバイスのサービスが当たり前であり、それらを利用して効果的なマーケティングを行っていくためには、クロスデバイス計測を利用することが必須になっていると言えるでしょう。
デジタルマーケティングは正しく数値を取得し、そのデータを利用してより現実に近い仮説を立てていくことが成功の秘訣と言えます。
是非、クロスデバイス計測をマーケティングに取り入れてみてください。