これからのSEOは音声検索が主流?VSO対策について

“OK!Google”音声検索は新時代へ!VSO対策のヒミツ


VSOという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
VSOは新しいSEOの時代に注目されている音声検索への対策です。
ここでは、VSOについて詳しくご紹介していきます。

音声検索とは?


新時代のSEOとも言われ、文字に変わって音声で検索する方法は「VSO対策」と呼ばれます。スマホなどの音声検索や声に反応するIoT家電など、近年は「声」で操作する方法もだんだんと一般的になってきました。
Googleの検索もそのような時代をうけてだんだんと声で検索できるように進化してきたのです。音声検索とは?さらに音声検索を「最適化」する方法には、果たしてどんなものがあるのでしょうか?

音声検索が注目されている背景

ここ数年は、スマートフォンの音声検索や、家電などのIoT対応も増えたことがあり、AlexsaやGoogle Homeといった音声アシスト家電もだんだんと世間に認知されてきました。
共働きも多く、家に帰ってから夕食を作る人も多く、一分一秒でも無駄にしたくない、少しでも楽に家事がしたいという気持ちを汲み取ってくれるのが音声アシストです。
例えば、子供の学校のイベント前夜などで、明日の天気予報を話しかけるだけで教えてくれることや、お弁当のレシピを声だけで検索してくれるアシスタントがいたらとても便利で、検索をする時間はわずかですが、積み重なっていくと数十分という家事の時間が短縮できます。

Googleはよりユーザーのことを考えている

Googleの検索アルゴリズムは、年々進化しており、時折基準が大幅に変わることがあります。例えばかつては「被リンク」や「相互リンク」をしてもらったほうが、検索順位が高くなると言われていましたが、それも今ではあまり効果がありません。
その変わりに内容が充実している方が、順位が高くなると言われていますが、ただ、長い文章を載せるよりはユーザーのことを考えて、より見出しなどを作って整理された内容、わかりやすい文章、また写真などを適度に入れた見やすいページが好まれるようです。
さらにユーザーのことを考えると、スマホにしてもPCにしてもキーボードで文字入力するよりも音声で話しかけるほうが簡単なので、今後はGoogleの検索も音声認識に重点が置かれるのではないかと見られています。

音声を利用したサービスが広がっている

現在はAIスピーカーなど、音声を利用したサービスが徐々に世の中に広がってきています。数年前からAmazonのAlrexsaやGoogleのGoogle Home、そしてLINEのClovaなどの機器は販売されていましたが、具体的にどんなことに使用する機器なのか、いまいちわからずに購入しなかった人も多かったのではないでしょうか?
現在は機器の制作側だけでなく、パナソニックなどの住宅会社も本格的にCMを流しており、声に家電が反応するということは、ずいぶん世の中に認知されてきたと思います。
同様に、時代の流れによって検索エンジンの世界でも、文字ではなくて音声で検索するのが主流となるのは、時間の問題だと思われます。
また、実際GoogleのCEOスンダー・ピチャイ氏も「2020年までにモバイルで音声検索が占める割合は50%に達する」と予測しています。

音声検索対策(VSO)とは?

それでは、音声検索対策(VSO)とはどんなものを指すのでしょうか?
いままでは特に企業やアフィリエイターは、さんざんHPなどが検索で上位にくることを目指し「SEO対策」にひっちゃきになってきました。
それがもう過去のものとなって、「これからはVSOだ」と言われても、まったくピンと来ない人も多いでしょう。いったいVSOとはどんな検索なのでしょうか?

VSO対策で必要なこと

では、VSO対策で必要なこととは何でしょうか?VSO対策に必須なことがらをまとめてみました。

ページの表示速度

第一にページの表示速度です。重い画像やYouTubeなどが貼ってあるサイトは、どうしても表示が遅くなります。このようなサイトはいくら写真がたくさんあってもGoogleは「優良なサイト」とは見てくれません。
重い画像や動画はあまり載せないようにして、ページの表示速度を早くしましょう。

HTTPSサイト

近頃ほとんどのブラウザで、HTTPS(セキュリティーに配慮したサイト)以外のサイトはアドレスバーのところに、「このサイトは安全ではありません」と表示されるようになりました。また、Googleホームで音声検索をかけると、70%のサイトがHTTPSで保護されていたことから、音声検索で上位に上がるには、サイトをHTTPS化することはかなり重要な事だと思われます。

オーソリティーが高い

サイトのオーソリティーが高いこともVSO対策にはかなり重要だと思われます。どんなサイトが、オーソティーが高いのかというと、「検索順位で上位を獲得する確率が高いサイト」を言います。すなわち、数ある1サイトのページの中で、数ページが検索順位で上位を獲得していると「オーソリティーが高い」と見なされます。

簡潔な回答

Googleの検索では「簡潔な回答」を返すサイトも優良サイトと判断してくれます。反対に、10000文字近くが書かれていても、ただダラダラとした文章が載っているだけでは、優良サイトではありません。
まず抜粋を200文字程度で簡潔に述べてあり、大見出しの下にサイトの説明、そして大見出しや小見出しをとりまぜて簡潔に説明してあるサイトが「優良サイト」とGoogleはみなします。

SNSでの反応

TwitterやFacebookなどのSNSでの反応がいいサイトもGoogleは優良サイトだとみなします。実際に音声検索でヒットしたサイトでは、Facebookでのシェアが1000以上、コメントが50ほどあったという結果が報告されています。
このようにいまやGoogle検索とSNSは、切っても切れない関係にあるのです。

構造化されたデータ

「構造化されたデータ」とは、HPのテキストにメタデータとして意味をもたせることで、検索エンジンがそのデータを見つけやすくすることです。
具体的にはHTMLを直接編集して、JSON-LDやmicrodataなどのシンタックスを追加して構造化データを設定することを指しますが、かなりHTMLに慣れた人でないと難しいでしょう。
そこで、制限はありますがGoogleの「サーチコンソール」というツールの「データハイライター」という機能を使うことで一部の代替が可能となります。

シンプルで読みやすい

シンプルで読みやすいサイトもGoogleの音声検索で上位を獲得しやすいようです。実際、音声検索でヒットするサイトの多くは、中学生でも読めるようなレベルで書かれていました。

PC検索で上位にあるコンテンツ

最近では、スマートフォンで検索する人も多いと思いますが、PC検索で上位に表示されるサイトは音声検索でも上位を獲得できるようです。その確率は実に75%。やはりGoogle検索はPCを基本に作ってあるのでしょうか?

強調スニペット

Google検索結果で、上部にやたら目立つ、四角で囲んだ結果を見たことがあると思います。これが「強調スニペット」で「リッチスニペット」ともいいます。ここに表示されるくらいになると、音声検索でも上位を獲得できるようです。

音声検索のメリット・デメリット


では、音声検索のメリットとは、どのようなところにあるのでしょうか?

音声検索のメリット

・執筆する速度が上がる
音声で入力する際には声だけで入力しますので、通常の指を使うタイピングの実に2倍の速度でタイピングができると言われています。
通常のタイピングですと1秒あたり2文字ですが、これを音声で入力すると0.8秒まで縮めることができます。そのため、すぐに検索したい場合などはとてもスピーディーに検索することができます。

・肉体的負担を軽減させる
音声検索をする時には、声だけを使いますので、筋肉を使うというよりは声帯、横隔膜、そして表層筋という、一部の顔の筋肉だけを使います。一方、従来の入力方法ですと、深指筋、浅指筋をはじめ、指を動かす複数の筋肉を使わなければならず、長時間の入力だと非常に指に負担がかかります。
音声検索をする時は音声での入力ですので、ほぼハンズフリーで入力できます。このため、肉体的な負担が格段に減るというメリットがあります。

・漢字変換の手間を軽減させる
日本語入力は1文字が2バイトと容量がかかる上に漢字やカタカナ、英文字への「変換」という作業があります。それだけに他の言語に比べて入力に手間がかかると言えるでしょう。
音声入力ですと、この変換の手間がほとんどありませんので、肉体的、精神的な負担も軽減させてくれます。

・使うほどに賢くなっていく
これは音声入力に限らない話ですが、日本語の変換ソフトは使うほどに賢くなっていきます。使い手がよく使うフレーズ、単語などは記憶し、その語が出てくると「候補」としてすぐに表示されます。音声入力の場合はこれが自動的に入力されますので、ますます入力の手間が省けると言えます。

音声検索のデメリット

音声検索にはメリットだけではなく、デメリットもあります。それは一体何でしょうか?

・正確に認識できるとは限らない
日本は音声認識や音声検索に関してはとても進んでいる国だと言われています。しかし、音声検索のデバイスは必ずしもこちらの質問を正確に認識してくれるとは限りません。その証拠にiPhoneならSiriで検索してみた人も多いかと思いますが、こちらの意図しない質問に聞き取られていることがあります。
うまくいけばとても便利な音声検索ですが、失敗するとまたはじめからになるため、かえって手間がかかってしまう場合もあります。

・複雑な作業が苦手だ
実は音声検索は複雑な作業が苦手です。「電気をつけて」とか「エアコンのスイッチを入れて」などのシンプルな語ならすぐに認識できるのですが、「鶏肉を使った煮物のレシピを検索して」といった、複雑な課題や、またその答えも材料や作り方の途切れなく、上からずらずらと読み上げていくだけです。区切りがありませんので、聞き手がいちいちポイント的にメモを取るのが必須となっています。
今の段階では音声検索でレシピを検索して、それだけを頼りに料理を作るのは難しいと言えます。

・公共の場での使用ははばかられる
音声検索は今後、公共の場でも皆、かまわずに使うようになると言われています。しかし、現状、公共の場、例えば会議中とかセミナーの途中などに音声検索をしていたらどうでしょうか?
第一に周囲の人に迷惑がかかりますし、プライベートな事柄を声に出すのはNGです。そのため、現在では音声検索は家庭内などごくプライベートな空間内や出先で声を出すことが可能な場所でのスマホ検索などにとどまっています。

マーケターが考えなければいけないVSOは?


マーケターとしては自社のサービスや商品を販売する上でどのような視点で考えるべきなのでしょうか。

マーケターが意識すべき対応とは?

では、これから本格的になる「音声検索」について、マーケティング担当のマーケターとして意識すべき対応とは、どのような事柄なのでしょうか?

すでにGoogle検索でも音声検索対策が完了している

2013年9月の段階ですでにGoogle検索のアルゴリズムでは、音声検索対策が完了しています。これは「ハミングバード」といい、「はちどり」の意味です。
かっちりした口語体ではなく、ぶんぶんと、話し言葉でつぶやくようなイメージだと考えればよいでしょうか?背景や文脈を考慮した上で、より関連性が高く、会話形検索の処理能力を強化したアップデートだと言えます。
そのため、従来のキーワードが入っていればいいというコンテンツの作り方ではなく、より正確で的を得た内容のものが優良サイトとして認識されます。

話し言葉をページタイトルや説明文に含める

音声検索では、検索者は話し言葉で質問をしてきます。そのため、答える側、すなわちコンテンツの制作側も話し言葉を検索にかかりやすいタイトルや説明文(「抜粋」と呼ばれる場合もある)に含めておくと、ヒットしやすいと言われています。
そのため、質問されるであろう「話ことば」を文中にさりげなく入れておくと音声検索を考慮した検索エンジンにかかりやすくなります。

すでにSEO的キーワードを散りばめる時代ではない?!

従来までのSEOといえば、そのページに書かれている内容に即したキーワードを1ページにつき何十個と盛り込み、サブキーワードも共起語の中から適度に盛り込めば、ある程度検索エンジンにかかるというのが常識でした。
しかし時代はだんだんと音声認識の技術を利用した音声検索の時代に入っていっています。
GoogleのCEOは2020年までに全検索の半数が音声検索になるだろうと予想しているように、だんだんと音声アシスト機器の売上や、音声認識対応の家電の売上も伸びてきています。その証拠にあの住宅大手のパナソニックも大物タレントを使い、声に反応する家電のCMを流し始めています。
それだけに現在ではまだ一部の人が使うイメージの音声検索ですが、一部の人しか使っていないからといって無視するわけにはいかず、しっかりと音声検索対策をいまからしておかなくはなりません。
従来のSEO対策はそのページに即したキーワードを散りばめていればよかったのですが、Googleのハミングバードアップデートでは、よりその内容が重視されます。
端的にいうと、キーワードがそれほど含まれてなくても、そのページの文脈とあっていたり、読者が聞きたいであろう事柄の答えとなっている内容が入っていたりすると、検索上位に表示される傾向にあります。
近頃のGoogle検索エンジンは、なんと読者の「検索する意図」まで汲み取ってくれているのです。
まさに「ユーザーファースト」を考えているのですね。

音声検索とテキスト検索の違い

ところで、音声検索とテキスト検索の決定的な違いとは何でしょうか?
現在では、Googleの全検索の20%が音声検索だそうです。

音声検索とテキスト検索の違いは単に文字を打つところを音声に置き換えて検索するということですので、より話し言葉を検索されやすいタイトルや大見出しに入れるのが重要です。
しかしながら、個人のブログならともかく、会社が運営しているビジネス系のブログなどでしたら、「話し言葉」で書くのはNGですので、そこのところはどうなるのか?という問題はあります。

まだまだある、テキスト以外の検索

では、テキスト以外の検索は音声検索以外にあるのでしょうか?
そのひとつに画像検索があります。これは例えば気になっている鳥の名前が知りたい時などに使います。画像ひとつで検索をかけられるのですから、その精度はすごいと言えます。
現在ではAIを利用したものや、鳥判定機というアプリなどもありますが、あえてGoogleで検索する時は、Googleの検索窓の下の方にある画像検索から、カメラのマークをクリックして自分の撮った写真をアップロードします。こうすることで、この鳥の名前が何なのか、瞬時に教えてくれます。何も難しいことはありませんね。
また、画像のURLを利用したり、類似画像を教えてくれたりもしますので、とても便利です。わからないことがあれば、Googleに聞いてみるのがやはり一番と言えるでしょう。

まとめ

近年確実に増えつつある、音声検索についてご紹介しました。Googleでは、2020年までに現在20%程度にとどまっている音声検索の割合を50%まで引き上げることができるだろうと予想しています。
Googleの検索アルゴリズムは数年前からアップデートされ、キーワードが適度に散りばめられていれさえすればいいものから、より文脈に沿ったもので、話し言葉がタイトルや見出しに適度に入ったものに変わりました。これは、まさに音声検索を意識してのアップデートだと言うことができます。
音声検索に欠かせないのがスマートフォンの音声検索ツールであり、家庭などではGoogle Homeなどの音声検索アシスト機器です。数年前までは一部の新しいもの好きな人が使うイメージがありましたが、だんだんと一般的になりつつあります。それにつれて家電などもインターネットで繋がれ、音声で制御されるという近未来的な技術が現実となっていくのですね。