マーケティングは検索対策だけじゃない!MEO対策とは

SEOよりコスパ良し!MEO対策で他社と差をつけろ!


スマートフォンが社会に浸透し、ほとんどの人がスマートフォンを持ち歩きその時に必要な情報をリアルタイムで検索できる現代社会では、Google MapやYahoo! MAPアプリなどのサービスを使って行きたいお店を調べたり、あいまいな検索では近所のコンビニを検索したり、車の運転であれば渋滞の回避を調べたりなど、さまざまな使い方ができる地図アプリです。みなさんも一度は使ったことはあるのではないでしょうか?
検索エンジンで企業や飲食店や美容室などの実店舗を調べると、その情報が検索結果に表示されますが、Google Mapの検索欄に、企業や実店舗の情報を登録することができ、ユーザーから調べてもらう確率が高くなります。
この記事では、Google Mapを使った検索結果で上位表示を行うMEO対策についての特徴やメリットやデメリットについてご紹介します。

MEOとは?


MEO(Map Engine Optimization)は、Google Mapに対して、地図エンジンの最適化を指しますが、もっと簡単に言うと検索エンジンの検索結果から地図を表示する機能です。欧米などでは、「ローカルSEO(Local SEO)」と呼ばれており、MEOは日本独自の言葉となっています。Google Mapのキーワード検索の際に「新宿 レストラン」「近所のガソリンスタンド」と検索するように、ユーザーが現在いる位置から近い企業や店舗、施設を探すユーザーに対して使う方法で、検索結果から、Google Mapの経路案内などを利用して来店に繋げる効果があります。Google Map検索の上位3位以内の表示を狙うサービスをMEO対策と呼ばれており、SEO(Search Engine Optimization)は検索エンジンの最適化であるため別物になります。

Googleマイビジネスが必要

MEOを実施するには、Googleマイビジネスが必要となります。Google Map上に自社のビジネスや商品やサービス、カテゴリーや電話番号をまとめて表示することができます。無料で利用することができるため導入しておきましょう。

MEOが注目されている背景

スマートフォンの普及

2008年にiPhoneが発売されてから一般社会に普及したスマートフォンですが、10年経った現在に総務省が2018年に発表した「通信利用動向調査」では、インターネット利用における、スマートフォンの割合がパソコンを上回ったと報告されました。この10年の間にインターネット利用する端末はスマートフォンが主流になり、今後もその流れは変わらないでしょう。
さて、そのスマートフォンは、場所を問わずにどこでも検索ができ、Googleの検索エンジンやGoogle Mapを利用して検索を行うユーザーが非常に増加しました。

ヴェニスアップデートで検索精度が向上

Googleが検索エンジンのアップデートを2012年に行いました。このアップデートは「ヴェニスアップデート」と呼ばれ、このアップデートによりユーザーが検索した結果が位置情報を伴って反映されるようになり、検索したユーザーの現在位置から近いエリアにある企業や店舗などの施設のウェブサイトが優先的に表示されるようになりました。
例えばユーザーが「レストラン」というキーワードで検索すると、そのキーワードに対して、ユーザーの現在位置周辺のレストランで評価の高い情報が優先的に表示されるようになりました。
スマートフォンの普及にマッチした検索エンジンのアップデートによって、利便性の高い機能と使いやすさから、普及の要因の一つとなっています。

MEOをするメリット・デメリット


スマートフォンの普及により、Google Mapでの検索が増えてきていることはわかりましたが、それではMEOに取り組むメリットやデメリットについてご紹介します。

MEOをするメリット

・スマートフォンと相性が良い
繰り返しになりますが、スマートフォンはどこでも検索を行うことができるため、旅行先や何かの緊急時にもすぐに近所の施設を調べることができます。体調が悪化した際に病院を調べたり、美味しいランチがあるお店を探したり、評判の良い美容室を探した経験はみなさんもあるのではないでしょうか。
行きたい施設が決まったら、そのまま目的地までの経路をGoogle Mapで表示することや、予約や申込の電話をすることができます。

・SEOとは違うフィールドで検索結果上位を狙える
MEOの仕組みはSEOとは異なるため、SEO対策とは異なるフィールドで検索結果の上位を狙うことができます。SEO対策は古くからある施策のため、競争が激しくなるため新参でSEO対策を行っても昔からSEO対策を行ってきたノウハウのある競合と勝負しなければいけません。
ところが、MEOの場合は近年注目を集めている施策のため、競合もSEOほど多くはありません。
SEO対策よりもコストがかからずに集客を行うメリットがあります。

・MEOはコストパフォーマンスが良い
MEOは、後述しますが、Googleマイビジネスの登録を行って施策を実施します。この操作は無料で行うことができ、Googleマイビジネスに情報を登録した後は企業や店舗などに訪れたユーザーがクチコミなどを書いて評判を集めれば、自然と検索結果の上位に表示されやすくなります。リスティング広告などでは、継続的に広告費が必要になりますが、MEOはGoogleストリートビューの撮影費用の初期費のみで済みます。

MEOをするデメリット

・効果がすぐにあらわれない
企業や店舗がどのようなMEO対策を行うかによって反響は異なりますが、一般的には数か月経ってから効果があらわれるといわれています。
「来月のイベントに多くのお客様を呼び込みたい」というような場合には、短期での集客が向いていないために有効的ではありません。

・導入できる店舗に限りがある
MEOはユーザーの現在位置から近いエリアにある「実在する施設」を表示するため、オンラインショップや通販など、インターネットに構えている店舗は表示されにくいです。Googleマイビジネスではオンラインショップなどを登録はできますが、店舗の内観や外観、ユーザーが投稿する商品やサービスなどの投稿機能といったGoogleマイビジネスの機能を効果的に活用することはできず、実在の施設よりも検索順位を下げやすいです。

・厳しいクチコミが書かれる可能性がある
MEO対策を行って検索上位を狙うには、Googleマイビジネスのクチコミを集める必要があります。クチコミは、Google Mapの検索で表示された検索結果から表示された情報欄から投稿・閲覧できます。好意的なクチコミが書かれる分には問題ありませんが、中には厳しい意見やクレームといったクチコミが書かれることもあります。クチコミは企業や店舗側でも返信することができるので、もし厳しいクチコミを書かれてしまった場合は、真摯に受け止め、誠実な対応を行いましょう。
また、知名度などが低い場合、クチコミすらも描かれてもらえない可能性もあるので、クチコミを記入するキャンペーンなどで記入をお願いするといった方法も効果的です。

MEOが必要な理由

店舗型のビジネスにとっては、MEOの必要性はGoogle検索を行ってみると明らかです。
スマートフォンから「レストラン」というようなキーワードで、検索エンジンの結果表示の画面を見ると、リスティング広告の次に検索した現在位置から近いエリアのレストランが表示され、その次に検索結果のウェブサイトのリンクが表示されます。
まとめると1番目にリスティング広告、2番目にMEO対象のGoogle Mapの検索結果上位の店舗、3番目にSEO対象のウェブサイトが表示されます。
スマートフォンからの検索によると、ホットペッパーや食べログなど店舗の情報をまとめたウェブサイトよりも、最初の検索画面で目につきやすい位置にMEOの対象である情報がまとまって表示されるという点から、MEOの必要性が感じられます。
インターネット利用のシェアを伸ばしているスマートフォンからのアクセスで、SEO対象のウェブサイトよりも、Google Mapというビジュアル的にもわかりやすく自分のお店が常に表示されていたら、当然集客力や認知度が向上されるでしょう。
逆に、MEOを行わない場合、Googleマイビジネスの店舗情報などがスマートフォンの利用するユーザーから閲覧してもらう機会を失い、MEOを行っている競合との集客の差が広がってしまうでしょう。
実在の店舗を構え、集客を行うのであれば、MEOは必須で取り入れて活用し、対策していきましょう。

Google Mapを企業が利用するべき理由

それではGoogle Mapを利用するとどのような反響があるのかをご紹介します。
企業がインターネットで集客を考えるときに、ホームページの制作や改善、リスティング広告を出稿するということを検討するかと思います。これらに挙げた集客方法は、費用対効果が悪く、多額の広告費を支払った割に来店や来店、購入が少ないというコストパフォーマンスが低いケースをよく耳にします。
時間、お金をかけてホームページやSEO対策を行うのであれば、無料でしっかりとしたサービスが展開されているGoogle Mapを利用するべきでしょう。

1日に数百人Google Mapを閲覧している

Google Mapは1日に数百人という人数がGoogle Mapの店舗を閲覧しており、カフェやスポーツ店、美容室といった店舗を検索しています。このGoogle Mapに店舗を登録して閲覧の機会を増やすことで、認知度を高めることができます。
自社のウェブサイトや店舗のホームページは、1日に何人ホームページに訪れるでしょうか? これだけでも、利用する価値はあります。

来店者やお問合せが多い

Google Mapを利用したユーザーが、行きたいと思っている施設を検索してその施設に公共交通機関や自動車を利用して来店する機会が多く、施設によっては、MEOを取り入れてから毎月100組から300組ほどのユーザーが来店するという効果もありました。
また、Google Mapは完全なインターネットサービスですが、電話予約などでお問合せを増やしています。スマートフォンGoogle Mapから施設を検索し、施設情報を表示後にそのままスマートフォンで電話をかけることができるためです。

MEOの順位を決定する要因


MEOでGoogle Mapの検索順位を上げるには、順位を決定する要因とその仕組みを理解しておくことで、MEO対策を効果的に実施することができます。
主に「距離」「関連性」「知名度」といった要因を組み合わせます。

距離

ユーザーがキーワードで検索した現在位置から、Googleマイビジネスで登録した施設までの距離のことで、キーワードで場所が指定されていなければ、ユーザーの現在位置から近いエリアが表示されます。

関連性

キーワードと施設の情報の内容が、どれくらい関連性が高いかが影響します。Googleマイビジネスに登録した情報を充実させ、ユーザーが検索するキーワードとその情報が一致するように更新を行うことで、関連性を高め、掲載順位を上げることができます。

知名度

店舗や企業がGoogle Map上でどれだけ知名度が高いかで、掲載順位が変わります。知名度の高さは、SNS、ブログ、ウェブサイトでの紹介などで紹介された店名をGoogleが情報収集し、知名度が高いか低いかを判断します。なので、遊園地や水族館といった知名度の高い施設は検索結果の上位に表示されやすくなります。Googleマイビジネスの知名度を高めるには、まずは問い合わせや評価をいただいたユーザーからのクチコミに対しての丁寧な返信を心がけることや、SNSやブログなどで紹介されやすくするための仕掛けが必要となります。

MEOのやりかた

MEO対策をするにはGoogleマイビジネスに登録することが前提となっています。

Googleマイビジネスに施設の情報を登録する

施設の名称や、住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトなどをGoogleマイビジネスに登録します。登録できそうな情報をできるだけ詳細を記載していき、情報が豊富であればあるほど表示順位に影響があります。
施設の内観や外観といった、ユーザーの関心のあるポイントは積極的に登録しましょう。
もし、間違った情報を記載してしまうと「古い住所のため修正してほしい」「施設の外観の写真の修正をしてほしい」といったお問合せが寄せられることがあります。このお問合せは、ユーザーが誰でもお問合せを行うことができるため、登録内容には注意を払っておきましょう。

Googleマイビジネスを管理し、情報を更新する

Googleマイビジネスを登録した後はそのまま放置してしまうと、クチコミにどんなことが書かれているかや、ユーザーが投稿してくれた写真を確認することができません。
Googleマイビジネスに寄せられたクチコミや、写真は確認をしておきましょう。また、イベント情報なども掲載することができるので、積極的に情報を発信することで、掲載順位を高めることができます。
さらに、登録完了後がFacebookやTwitterといったSNSを活用して施設の情報を発信しましょう。
ユーザーとのコミュニケーションがうまくいくことで、ユーザーは施設への親近感を感じ、訪れやすくなり、より認知度が高まります。さらに、施設で体験したおもてなしやサービスが良ければ、SNS上でそのサービスにまつわる体験が増え、より施設の情報がインターネット上に広がります。

MEOの効果をGoogleマイビジネスで確認

MEO対策の効果は、Googleマイビジネスから簡単に確認することができます。「インサイト」と呼ばれるアクセス解析の項目があり、そこからユーザーがどんなキーワードで検索したか、またはどんなビジネスカテゴリーを検索したかを確認できます。

キーワード検索

ユーザーが自社のGoogle Mapの検索結果に、企業や店舗をどのようなキーワード検索しているか、傾向を分析し、今後のキーワード改善することができます。

ビジネスを3種類のタイプから検索

ユーザーが自社のビジネスを3種類のタイプのうち、どの項目で検索したかを検索総数とその割合を確認することができます。

1.直接検索……施設名(店舗や企業)、住所などキーワードを直接検索したユーザー数
2.間接検索……施設のサービス名や、施設の属しているカテゴリーなど間接的なキーワードで検索したユーザー数
3.ブランド名……展開している商品やサービスなど、ビジネスに関係しているブランドで検索したユーザー数

この上記3種類のタイプから、どのような項目で検索されたかを確認できます。
MEO対策が上手に機能しているほとんどのケースは、間接検索のユーザー数が多く、有名な施設などは直接検索されることが多いようです。ブランド検索は、フランチャイズなど、複数の地域を拠点に運営しているビジネスに多くみられます。

ユーザーが検索に利用したGoogleサービスの確認

ユーザーがGoogleの検索エンジンを経由して検索したのか、Google Mapを経由して検索したのか表示回数を確認できます。

ユーザーが実際に起こした行動の確認

ユーザーが施設を検索して見つけてから、どのような行動を起こしたのか確認できます。

1.ウェブサイトのアクセスを行ったユーザー数
2.ユーザーの現在位置から施設までの経路案内を行ったユーザー数
3.直接電話を掛けたユーザー数
4.Googleマイビジネスからメッセージの送信を行ったユーザー数

それぞれ、さまざまな視点からMEOの効果を確かめることができます。
Googleマイビジネス登録後はぜひ活用していきましょう。

まとめ

MEO対策を行うと、Google Mapで実在する施設の情報の掲載順位が上がりやすく、非常に効果的な集客を行うことができる施策です。ただGoogleマイビジネスに登録するだけではなく、運用をしっかりと行い、クチコミには誠実に対応し、コミュニケーションをとりながらお客様との関係を構築していきましょう。
MEOが注目され始めたのは、ここ数年ですので、早めに取り掛かって先行優位に立ち、積極的に活用していきましょう。