こんなにある!知っておくべきアドテクノロジーの種類

効果的な広告配信に欠かせない!アドテクノロジー


デジタルマーケティングが多くの企業で取り入れられていく中で、デジタル広告も進化し効果的な広告出稿が出来る時代となっています。
これまで非デジタルの販促媒体では見えてこなかった顧客の行動やリアクションが、デジタル広告を利用することによって数値化され、見える化されるようになってきました。
そのような中、デジタル広告を利用する上で知っておくべきなのはアドテクノロジーという技術です。
アドテクノロジーという言葉を耳にしたり、目にしたりすることはあると思いますが、今回はこのアドテクノロジーとは何か、それに付随するさまざまなサービスやテクノロジーについてご紹介していきます。

アドテクノロジーとは?


アドテクノロジーとは、その名の通りアド(広告)に関するテクノロジー(技術)であり、デジタル広告として代表的なリスティング広告や、ディスプレイ広告を利用する上で必要なシステムと考えて良いでしょう。
デジタル広告を利用する上では、広告主として効果的な広告を打ち出したいと考えるのは当たり前のことですが、広告出稿するメディアやタイミング、費用など最適なものを設定するために必要な技術がアドテクノロジーと考えて良いでしょう。

アドテクノロジーにおけるメディアとは

アドテクノロジーを語る上で、デジタル広告における「メディア」というものを理解しなければなりません。
メディアとは、デジタル広告を表示させるWebサイトのことで、広告出稿する上で、どのWebサイトに掲載するかなど、メディアの選択がとても重要になります。
そのどこに掲載するかというWebサイトの選択肢が「メディア」と呼ばれるものです。

アドテクノロジーにおける広告主とは

アドテクノロジーを利用する広告出稿者のことを広告主と呼んでいます。
アドテクノロジーを利用して効果を最大化させていくことは、広告主の事業を成功させることに繋がります。
広告主が主体となって費用対効果を上げていくために、どんな内容を誰に、いつ、どこで広告配信したいかを決めることができるサービスもアドテクノロジーには含まれています。

アドテクノロジーの仕組みについて

アドテクノロジーはどのような仕組みになっているのでしょうか。
アドテクノロジーは、インターネット上にある様々なサイトに広告枠が設定されており、その広告枠を利用してデジタル広告を出稿する仕組みが出来ています。
この仕組みをアドネットワークと呼んでおあり、アドネットワークが広がっていったことでアドテクノロジーを利用したデジタル広告を効果的なタイミングで、効果的な場所に、効果的なターゲットへアプローチできる仕組みとなっています。

アドテクノロジーの技術

ここからは、アドテクノロジーの技術について見ていきましょう。

トラッキング技術

アドテクノロジーにおけるトラッキング技術は、ユーザーのレスポンス、つまり反応を見て広告がどのような効果を生んでいるかを判断し、リアルタイムでユーザーの反応を見ることで広告の効果を最適化するというものです。

広告配信技術

広告配信技術は、広告配信する相手であるユーザーの特性を理解し、ユーザーがどのような興味を持ち、行動をするのかを把握した上で、ユーザーの興味関心を引き上げた広告配信を実現することが可能となっています。
広告をただ配信するだけではなく、より効果的な広告配信技術を実現しているのがアドテクノロジーの特徴と言えるでしょう。

サポート技術

サポート技術は、ターゲティングの設定や、効果測定、レポート作成など、ユーザーの広告出稿に関する業務効率を向上させるためのサポート技術となります。
広告配信する上で、より効果的な広告配信が出来るようにサポートすることもアドテクノロジーの技術の一つです。

アドサーバーとは?

アドネットワークやアドテクノロジーの話をする上で、アドサーバーの話は欠かせません。
アドサーバーとは、インターネット上に広告を配信する際に、広告配信用のサーバーを利用して行われ、このサーバーは広告配信業者が保有しているケースがほとんどです。
アドサーバーはただ単に広告配信を行っているだけではなく、広告配信に必要な広告入稿、枠の管理、広告出稿後の効果測定なども行っており、インプレッション数やクリック数なども管理しています。
アドネットワークやアドテクノロジーを利用する上では、欠かせないサーバーとなります。

第三者アドサーバーとは?

アドサーバーの中でも、第三者アドサーバーと呼ばれるものが、アドネットワークでは主流となっており、通常のアドサーバーでは広告を配信している媒体主(メディアを持つ企業など)がアドサーバーを保有していますが、これによる配信では、一つのメディアや一つの企業のサイトでの広告配信の管理は出来ても、複数社のサイトによる広告配信は管理できません。
そこで現れたのが、媒体主とは別の広告主がアドサーバーを保有して管理していくというシステムです。
第三者アドサーバーを活用することで、複数社の媒体主のメディアやサイトの広告配信をコントロールできるほか、広告主側で広告内容の差し替えなども可能となるため、効果的な広告配信を可能にしています。

広告配信の流れ


ここからは、実際にアドテクノロジーを利用して広告配信される仕組みについて見ていきましょう。

広告配信準備

広告配信をするためには広告枠の準備をしなければなりません。
広告枠を自社のメディアやサイトで作ったのち、アドサーバーにメディアを持つ企業やサイトを持つ媒体主が登録をします。

広告配信

媒体主のサイトに訪れたユーザーの情報を確認し、アドサーバーからバナー広告をブラウザ上に表示し、サイトに訪れたユーザーへ広告配信を行います。
この時、アドサーバー側はインプレッション数をカウントしており、広告枠の中の在庫量を測定して在庫管理をしています。

ユーザーによるアクション

もし、ユーザーがアドサーバーから配信されたバナー広告をクリックした場合には、クリックカウントをアドサーバーで行い、クリックされた広告主のサイトへリダイレクトするように設定されており、広告をクリックしたユーザーは、広告主のサイトを訪れるという流れになります。

最適化

先述した流れを繰り返していくことで、ユーザーへの広告配信の内容を最適化するため、時間指定配信やユーザー属性に合わせた広告配信、広告配信数の制限や露出回数の増加など、ユーザーの状態に合わせて最適化していくこともアドテクノロジーの技術と言えます。

このような流れでアドテクノロジーを利用した広告配信は行われており、むやみやたらに広告が表示されているように見えて、計算された結果として最適な広告配信を行えるようになっているのです。

アドネットワークとは?

次に、アドネットワークについても見ていきましょう。
アドネットワークとは、広告配信媒体をまとめて複数の媒体を管理しているネットワークのことで、広告配信するためには広告媒体主に依頼をする必要がありますが、複数のメディアに対して一括で申請・変更などが出来るため、デジタル広告の配信する際に、容易に沢山のメディアに掲載することを可能にしたものです。

アドネットワークの仕組み

アドネットワークを利用した広告配信の仕組みとしては、広告主が入札形式で広告配信を依頼した後、アドサーバーによってアドネットワーク内の複数メディアに一気に広告配信をするという形式です。
アドネットワーク上で掲載される広告は、そのユーザーごとに情報を切り分けて最適な広告を表示するようになっているため、効果的な広告配信が出来るようになっています。

アドネットワークのメリット

アドネットワークを利用して広告配信をするメリットとしては、以下の様なメリットがあります。

・一括で複数社のメディアに広告を掲載できる
アドネットワークを利用するメリットの一つに、複数のメディアに一気に広告配信できるというものがあります。
通常、一つ一つのメディアを自分で交渉し、広告配信をお願いするのですが、アドネットワークでは複数のメディアが登録されているため、登録されている複数メディアに一気に広告配信できることが強みです。

・インプレッションなどの数値をまとめて確認することが出来る
アドネットワークを管理している企業は、インプレッション数やクリック数など、複数メディアのデータを一括で管理しているため、データの確認がしやすく、細かなデータを一括で確認することが出来るため、効果的な広告配信をすることが可能です。

・配信設定を細かく設定できる
アドネットワークでは、広告の配信設定を細かく設定できるため、広告配信する時間やターゲット、メディアの種類など、ターゲットや商品の内容に合わせてセグメントできる項目が多いため、自社の商品やサービスに合ったターゲット、メディアに配信できる強みがあります。

・大量のユーザーにアプローチできる
アドネットワークでつながっている広告配信メディアは沢山の種類があり、一気に大量のユーザーへのアプローチが期待できます。
様々なメディアでの配信となるたえ、ユーザーの属性などもバラバラとなっているため、あらゆるターゲット層にアプローチできると言えるでしょう。

アドネットワークができるまでは?

アドネットワークが出来るまでは、一つ一つの広告媒体主に広告の掲載をお願いする必要がありました。
例えば、以前ではブログが流行していましたが、よく見られているブログの管理者にメッセージなどを送り、広告を掲載させてほしいという旨を連絡することで広告を貼ってくれるという流れがありました。
そのようなことを一つ一つしているのは、とても大変なことですが、アドネットワークが出来たことで、一括して広告配信メディア(媒体主)に広告配信をお願いできるようになりました。
また、課金形態や媒体間の比較なども統一して一括管理できるようになったため、デジタル広告の運用が容易になりました。

アドエクスチェンジとは?


アドテクノロジーの中で、アドネットワークをより進化させたものがアドエクスチェンジと考えて良いでしょう。
アドネットワークでは、アドネットワークの中で登録されているメディアに対して広告配信を行いますが、アドネットワークに登録されていないメディアにはもちろん広告配信されません。
アドエクスチェンジは、そのようなアドネットワークを横断的にしたもので、複数のアドネットワークを一元管理したシステムと考えて良いでしょう。

アドエクスチェンジの仕組み

アドエクスチェンジの仕組みとは、広告配信を希望する依頼主が、入札形式で広告配信を開始した後、アドエクスチェンジがそれぞれ最適なアドネットワークを選定し、クリック課金型やインプレッション課金型に捉われずに広告配信が出来るという仕組みになっており、広告主からすると、インプレッション課金型の広告配信として統一されたような仕組みとなっています。

アドエクスチェンジのメリット

アドエクスチェンジを利用するメリットとしては、アドネットワークだけでは実現しなかったアドネットワークの複数利用をすることができ、それによってアドネットワーク内のメディアだけではなく、横断的に複数のアドネットワークを利用することが出来るため、より広告主にとっては効果を得やすい広告配信になったと言えるでしょう。
また、複数のアドネットワークを自分たちで登録する手間や、管理する手間がなくなり、運用管理も楽になります。

DSPとは?

ここからは、DSPについてご紹介していきます。
DSPとは、Demand Side Platformの略で、DSPを語る上ではSSPも外せませんが、DSPは広告主側のプラットフォームとなっており、SSPはメディア側のプラットフォームとなっています。
DSPはSSPが無いと連動しませんが、広告主側の広告枠の買い付けや広告クリエイティブの分析などを行うプラットフォームです。

DSPの仕組み

DSPの仕組みとしては、広告主が、DSPを利用して広告配信をしたいターゲットや予算などを設定し、バナー広告の入稿を行うことで、DSP側が一括して広告配信の運用を行ってくれるというものです。
実際には、DSPだけではなくSSPというメディア側のプラットフォームと連動して入札金額などを決定し、広告配信をするという仕組みとなっています。

DSPのメリット

DSPを利用するメリットとしては、デジタル広告を効果的に配信することや、ターゲットに合わせて柔軟に広告配信することが出来るようになっています。
DSPの利用は広告効果を最適化するために運用を一括で行ってくれるため、効果的な広告配信をすることが最大のメリットと言えるでしょう。

SSPとは?

SSPとは、Supply Side Platformの略で、広告配信するメディア側のプラットフォームで、広告主側のプラットフォームであるDSPと連動して広告配信を行っています。

SSPの仕組み

広告配信を行う際に必要なのは広告枠や値段、広告の内容などですが、掲載するメディア側は、SSPに広告枠や値段、出稿希望の業種などの情報を送っておくことで、広告主であるDSP側の情報と連携し、収益性が高い広告を自動で選定して配信する仕組みとなっています。

SSPのメリット

SSPを利用するメリットとして、メディア側のメリットとしては、複数のDSPやアドネットワークの中から掲載費用の高い広告を選別してくれるため、広告収益を最大化することが出来る仕組みとなっています。
広告主側にもメリットはありますが、どちらかというと、メディア側のメリットが強いでしょう。

RTBとは?

RTBとは、Real Time Biddingの略で、DSPやSSPの話をする上では欠かせないキーワードとなります。

RTBの仕組み

DSPやSSPで広告配信をする際には、DSPとSSPが連動して一つの広告枠へのインプレッションを選択しますが、この際に、オーディエンスデータの中からターゲットを選定することと、リアルタイムの入札を行うことが必要となり、そのためにRTBという考え方が必要となります。
RTBという仕組みを利用することで、広告主側としては広告費用を抑えて、効果的で生産性の高い広告を配信したいという思いと、メディア側の高い広告費を得たいというギャップがある広告配信を最適な状態で運用することが出来ます。

まとめ

ここまで、デジタルマーケティングをする上では欠かせないアドテクノロジーについてご紹介してきました。
アドテクノロジーを理解する上ではDSPの理解やSSPの理解、アドサーバーやアドネットワークのことを理解しなければなりません。
効果的な広告配信をする上で、今ではアドエクスチェンジなどの活用が大手企業を中心に欠かせない販促手段となっており、デジタル広告を中心に販促活動を行う企業にとっては熟知すべき仕組みと言えるでしょう。
まだまだデジタル広告にシフトしていない企業は数多くありますが、デジタル社会で人々の行動がスマートフォンなどのモバイルデバイスに代わっている今、デジタル広告の活用を検討していく必要があるのではないでしょうか。