5Gの出現でどう変わる?高速インターネットで変わるマーケティング

5Gの出現でどう変わる?高速インターネットで変わるマーケティング


これまでマーケティングの世界は多くの変化を遂げてきました。
マーケティングの根本的な考え方ややり方は基礎となるものはありますが、デジタルが進化してきたことなどから手段や方法がここ数年間の間に多くの変化を遂げてきました。
デジタルが進みマーケティングの手段としてもメールマーケティングやオウンドマーケティング、コンテンツマーケティングやSNSマーケティング、インフルエンサーマーケティングなど、多くの手段が存在し、企業でマーケティングを担当している方も、マーケティングの手段について多くの知識を持つことやアンテナを張ることが求められてきました。
これから通信速度が急激に進化を遂げ、4Gから5Gへと変わっていく中で、マーケティングはどう変わっていくのでしょうか。
これまで当たり前だった消費者行動が変化し、マーケティングの手段も変わっていくと言われています。
これまでのような技術の延長上の進化だけではなく、抜本的な変化を遂げると言われている5Gの存在は、我々マーケターとしては、どのように活用し、何を用意しておけば良いのでしょうか。
今回は、5Gの出現によって変化すると言われているマーケティングについてご紹介していきます。

そもそも5Gって何?


まずは、5Gの存在について見ていきましょう。

4GとかLTEって?

これまでの通信回線は4GやLTEと呼ばれる通信回線が利用されていました。
スマートフォンを諒されている方は馴染みのある言葉だと思いますが、通信を行う上で3Gから4Gに回線が進化し、これまでできなかった動画広告なども手軽に表示させることが出来るようになりました。
LTEという言葉になじみ深い方もいると思いますが、言い方が違うだけで、基本的にLTEも4Gも変わりません。
4GやLTEはスマートフォンなどのデバイスの進化と共に、高速回線として利用され、4Gの出現とともに、インターネット上の広告やSNSの利用など、様々な変化を生んできました。

5Gは何?

それでは、5Gとは一体何者なのでしょうか。
5Gとは、4Gに代わる次の通信システムのことで、これまで1Gから4Gまで進化を遂げてきましたが、次世代の通信システムとして注目されているのが5Gです。
5Gでこんなにも注目されている理由としては、これまでの4Gとは速度が変わることや多くのデータ量にも対応できるようになることはもちろんですが、通信システム以外にも、これまでデバイスの進化や様々なIT機器の進化してきたことがあります。
スマートフォンやパソコンなどのデバイスだけではなく、モノのネットワーク化が進み、IoTと呼ばれるモノのインターネット回線が普及して生きたことで消費者の活動が、ただインターネットを見るだけの生活から、インターネットを利用して楽しんだり、生活を豊かにしたり、楽にしたりすることが一般的となってきており、それが5Gの存在で大きな変化を遂げると言われているからです。

5Gになると改善されること

5Gになることで、どのような変化が生まれるのでしょうか。

大量データ通信が可能

まず挙げられるのは、大量のデータ通信が可能になるということです。
これまでの4Gでも大量のデータ通信は出来ていましたが、これまでの量と比べて1,000倍のトラフィック量への対応が出来ると言われています。
そのため、これまではデータ通信の量を気にしていたことがありましたが、これからはそのようなデータ量を気にすることなく利用することが出来るようになるでしょう。

遅延が抑えられる

データ通信をしているとき、特に動画などを閲覧しているときには、データ通信の遅延が起きていましたが、4Gから比べて5Gはデータの遅延が10分の1になると言われています。
データ遅延が少なくなることは動画だけではなく、IoTのサービスについて大きな変化を生むと言われています。
限りなく遅延が無くなることによって、例えば車の自動運転やARやMRの利用などがこれまでよりも出来ることが増え、現実社会と仮想空間を繋げることも進化していくことでしょう。

同時接続数が増える

通信速度やデータ量の進化に合わせて、同時通信の限度数も増えます。
これまでの4Gの時に比べて、同時に接続できる機器は100倍ほどに増えると言われています。
同時通信が増えることで、常に家電などのモノがインターネットにつなげることが可能になり、常にネットに繋がれた状態で生活することが当たり前になり、パソコンやスマートフォンを開いてネットに繋げるという感覚は無くなり、常にどこでもやりたいことが出来るような生活環境になると言われています。

5Gで出来るようになると想定されていること


では、それぞれ通信が進化したりデータ量が進化したり、同時通信が進化することでどのようなことが現実的に可能になるのでしょうか。

IoTの世界が広がる

IoTはInternet of Thingsの略で、日本語としては、「モノのインターネット」という意味を持ちます。
モノとは、家電を指すことが多いですが、家電に限らず様々なモノがインターネットにつながるようになり、インターネットにつながることによって遠隔操作が可能になったり、モノとモノを連動させることが出来るようになったりします。
IoTが進むと、これまでできなかったような生活が当たり前のようになり、よくある例ではありますが、ドラえもんの世界のような生活が可能となっていくと言われています。
生活が便利になるという次元ではなく、生活スタイルそのものが変化するようなサービスが生まれたり、商品が販売されたりするようになるでしょう。

動画コンテンツの世界が広がる

動画コンテンツ世界は今でもYouTubeやTikTokなど様々なサービスがあり、YouTuberと呼ばれる存在があらわれるなど、動画コンテンツの進化によってテレビ離れになったり、本離れになったりと、日本人の生活環境や消費者行動が変化しました。
5Gとなることで、動画コンテンツは今までの様な動画を楽しむというものだけではなく、様々なところで動画が利用されるようになり、例えば広告なども動画広告が当たり前になるようになるでしょう。
今の動画広告の延長上の様なものではなく、今では考えられないような動画の利用法が生まれていくでしょう。

ARやMRがより身近に

VRが世間的にも広がってきており、VRを利用するマーケティングも広まってきていますが、ARやMRという技術も進化してきています。
VRの利用は多くのサービスで広まっていますが、ARやMRの存在は身近に感じない人もいるかもしれませんが、ARではTikTokやSNOWというアプリなどでも利用されており、カメラを利用して顔を画面に映すことで、カメラに映った顔に対してウサギの耳が付いたり目が大きく映ったりするなど、現実的な社会と、仮想の世界が入り混じった世界を表現することが可能となっています。
5Gの出現によりそれらのサービスがゲームや楽しむサービスの分野だけではなく、医療やその他の業界でも利用されるようになっていくと言われています。
特にMRに関しては、様々な業界やビジネスに変化を生むと言われています。

5Gの出現で影響がある業種


それでは、個々からは5Gの出現により影響を与えると言われている業種について、代表的なものを一つずつ見ていきましょう。

車業界

車業界において、5Gの存在は大きく影響を与えるでしょう。
自動運転技術についてもそうですが、遠隔操作による自動車の運転も可能にしていくと言われており、それ以外にも今では想像もできないようなことが車業界に起きていくでしょう。
例えば、車そのものだけではなく、交通機関や道路などにも影響を与えていくでしょう。

医療業界

車業界に次いで、医療現場においても影響を与えると言われています。
医療業界では今でも様々な研究により医療が進化していますが、ITの進化や通信システムの進化により医療現場においても影響を与えていくでしょう。
例えば、手術に関しても、AIや機械により医師に動きに合わせて遠隔手術が可能になるなど、医師という人間とAIの協働によって治療を行うようなことも可能になっていくでしょう。

エンターテイメント業界

エンターテイメント業界も変化していくでしょう。
映像コンテンツが通信システムの進化により進化していくことは間違いないと言われていますが、その映像コンテンツを利用しているエンターテイメント業界は間違いなく進化し、人の楽しみ方も変わってくるでしょう。

スポーツ業界

5Gの存在によりスポーツ業界にも変化を与えていくでしょう。
今では現実社会で人がボールを蹴ったり、ボールを投げたりすることがスポーツとされていますが、eスポーツの存在など、5Gが生まれることで、仮想空間でのスポーツも現実社会と同じような動きになり、良い悪いは別として、ネット社会でのスポーツも認められていく可能性があるでしょう。

小売業界

小売業界も5Gの存在は影響を与えていくでしょう。
ネットショップが普及していく中、リアルの店舗では商品が売れなくなり、どのお店もネットを活用した販売や、集客を行うようになってきました。
今までのようなネットショップという形ではなく、仮想空間におけるショッピングモールが作られ、そこでウィンドウショッピングをするような世界も、今でも出来るようになってきています。

これ以外でも、5Gの存在は、まだまだ沢山の業界に影響を与えていくでしょう。

5Gで変わるとされている消費者行動

5Gが利用されるようになり、消費者行動も変化すると言われています。

よりネットを利用した生活になる

現在でもネット社会として、ネットを中心とした生活が当たり前となっていますが、これまで以上にネット社会が広がり、意識しないまま、常に通信されている生活となっていくでしょう。
今ではネットにつなぐという行為や電波状況、Wi-Fiの存在などを気にすることがあると思いますが、そのような通信のことについて意識することは無くなっていくでしょう。

IoTの進化で脱スマホ化?

IoTの進化で変化すると言われているのは、脱スマホ化すると言われています。
小さな画面で動画閲覧をしたり、情報収集をしたりすることが便利と思わなくなっていくと言われています。
今まで以上にどこでもいつでも情報収集ややりたいことが出来るようになる社会となっていくため、スマホが無くても良い生活に変化していくと言われています。

変化していくデジタルマーケティング

消費者の行動が変化していくとともに、デジタルマーケティングも変化していくと言われています。

広告は動画広告が中心になっていく?

動画広告は今でもありますが、これまで以上に動画広告が当たり前となり、画像による広告は無くなっていくという説もあります。
動画広告もこれまでの延長上の様なものではなく、3Dで映し出された動画とは思えないようなものが広告で使われるなど、思いもよらないサービスが生まれていくでしょう。

マーケティングの考え方も変化する可能性がある

マーケティングの考え方そのものが変化していく可能性もあります。
マーケティングはこれまでにもWebサービスの進化やSNSの存在により、マーケティングの手段が広がっていきました。
それと同じように、通信システムが進化することで、これまでなかったデジタルマーケティングの手段が生まれ、消費者行動も変化していくものに合わせたサービスも生まれていくでしょう。

・一昔前まではスマホなんて普及すると思わなかった
これまでのマーケティングの変化を例に挙げてみても、通信システムが進化することによりマーケティングが変化していく可能性があることはイメージできるでしょう。
例えば、一昔前まではスマホの存在すらイメージできませんでした。
しかし、いまではスマホが普及していることは言うまでもなく、それらを利用するユーザーに向けてのマーケティング手法が中心となり、マス媒体と呼ばれる新聞やテレビ、ラジオや雑誌と言った媒体への広告出稿は右肩下がりとなっています。

・電卓に100万円かけていた時代もあった
また、マーケティングの世界だけではなく、商品価値も様々な変化を遂げております。
昔は電卓に100万円かける時代があり、今では100円で販売されている電卓が、昔は車が買えるほどの値段がつけられていました。
このような商品価値の変化も時代とともにITが進化し、ITの利活用が当たり前となっていく中で人々の価値と感じるものも変わってきました。

マーケターは5Gにどう対応していくべきか?

このように5Gにより、これまでできなかったことが当たり前となり、商品やサービスの価値も変化していく中で、我々マーケターはどのように対応していくべきなのでしょうか。

先が見えないことを予想することは難しい

マーケターの役割として、未来を予測することは必要なことではありますが、今無いものを想像することはたやすくありません。
そして、マーケターとして未来を予測するのは、あくまでもデータに基づいた過去の分析からであり、これまでなかったものを想像して対応することは出来ないでしょう。

新しいサービスや言葉に敏感になる必要がある

マーケターとしてこれから通信システムが大きく変貌を遂げる中で、対応できるすべとしては、徐々に変化していくサービスや商品にアンテナを張り、常に新しいことにチャレンジし、サービスに触れ、製品評価をしていくことではないでしょうか。
今まで見たことが無いサービスや必要とされていなかったサービスにも目を向け、常にアンテナを張っていくことで、変化する時代にも対応していけるようになるでしょう。
そのようなことをしていかない限りは変化していく時代についていけず、企業のマーケティングも古いまま集客や販売に影響を与えていくことになってしまうでしょう。

ためらわずに、まず使ってみる

これまでの歴史の中で、変化に対応したものだけが生き残ることが出来ています。
その時代に合わせて進化を遂げ、変化に対応してきた動物たちのように、周りの環境や時代の流れについていき、自らを変化させていくことが企業存続には必要なことと言えるでしょう。
マーケターもまた、企業内の情報だけに満足せず、情報を様々なところから得るようにすることで、マーケターとしても生き残っていき、マーケターとして必要とされる存在になっていくことが出来るでしょう。

まとめ

5Gの出現により高速インターネットでマーケティングがどう変わっていくかについて、これまでご紹介してきましたが、5Gが利用されるようになっていくことで、消費者の行動が変わり、様々なサービスや商品が生まれていくことでしょう。
それらの環境が変わっていく中で、マーケティングにも変化を生み、これまで当たり前だったやり方は当たり前ではなくなっていく可能性があります。
今のマーケティングに満足せず、マーケターとして生き残っていくためにも、これから生まれていく新しいサービスや商品に目を向け、アンテナを張り、情報に敏感になることで、新しい時代でもマーケターとしての価値を作っていくことが出来るでしょう。