Web担当者必見!無限スクロールはやるべき?やらないべき?

あなたの企業のサービスには合ってる?無限スクロール使うべきかを徹底解説


企業を経営する経営者の方は、経営に関するカネ・モノ・ヒトなどの配置や調達など様々なことを考えており、その一つ一つを自分で行うことは無く、社員に指示をして会社を運営していることでしょう。
そんな経営者が比較的苦手とするのがWebに関する知識、戦略のことで、アナログ時代の考えが残り「Webはわからない」「ホームページについては任せてある」と担当者に丸投げしていることが多いでしょう。
そんな中、企業内のWeb担当者はWebに関することを任され、知識がない経営者に対して報告したり理解してもらうために説明したりする機会が多いのではないでしょうか。
今回は、そんなWeb担当者の方の中でも、マーケティングのことも技術的なこともやらなければならない中小企業のWeb担当者の方に向けて、最近注目されている無限スクロールのことについてご紹介していきます。

無限スクロールとは?


まずは、無限スクロールについて知っていきましょう。

無限スクロールってなに?

無限スクロールとは、その名の通り下にスクロールする機能を無限に続けることが出来る機能です。
通常、Webサイトではスクロールしたときにコンテンツの量が決まっているため、ある程度進むと画面が止まり情報もそこでストップする作りになっています。
しかし、現在では無限スクロールという機能を使って、スクロールするたびにデータをロードし、いつまでも無限にスクロールして情報を得ることが出来るようになっています。

無限スクロールの例

無限スクロールを利用している例として代表的なものと言えば、Twitterではないでしょうか。
Twitterの投稿をでは、あるキーワードで検索を変えたときになど、そのキーワードが入っているツイート情報を表示してくれますが、それが膨大な量になった時、一定のところで情報は止まっていますが、その先にスクロールすると新たな情報がまたロードされるようになっています。
また、画像提供サイトなどでも、画像検索をしているとある一定のところまでで情報は止まっているように見えて、その先に進むとさらにデータが読み込まれるという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
このように、無限スクロールはスクロールするたびにデータを新たにロードして続きが見られるような作りになっているものを言います。

無限スクロールのメリット・デメリット

次に、無限スクロールのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

無限スクロールのメリット

まずは無限スクロールのメリットからです。

・ユーザーをページにとどまらせておける
無限スクロールを利用するメリットの一つに、ユーザーをとどめておけるという利点があります。
これは、無限にスクロールできるため、情報が後から後から出てくることで、離脱させないページにすることが出来るというものです。
ユーザーはページが最後まで行くと必然的に次のアクションを起こしますが、無限スクロールではページが終わりまで来ることが無いため、半永久的にデータがロードされ、情報を提供し続けます。
情報を得ようとしているユーザーが自分の欲しい情報を手に入れるまでページにとどめておくことが出来るため、ユーザビリティを上げることが出来ると言えるでしょう。

・ナビゲーションが簡単になる
どこのボタンを押せばどうなるかということをユーザーは考える必要が無く、スクロールするという行為はインターネットの閲覧者であれば誰しも出来ることでしょう。
そのような簡単なアクションを起こすだけのデザインとなるため、ユーザビリティに富んだ作りになるということが言えるでしょう。

・モバイルユーザー向け
モバイルファーストという言葉があるように、今ではモバイル向けのWebサイトの作りが求められており、それはレイアウトなどのデザインだけの問題ではなく、モバイルユーザーにとっていかに使いやすく、求める価値を提供できるかが求められています。
無限スクロールでは、情報を得るために無限に情報をロードする作りとなっていることと、指一本で情報を次から次へとロードしていくことが出来ることはユーザーにとって便利と考えられるでしょう。

無限スクロールのデメリット

次に、無限スクロールを利用することのデメリットを見ていきましょう。

・SEOには向いていない可能性がある
無限スクロールを利用することによって感じるであろうデメリットの一つに、SEOに向いていない作りになってしまう可能性があるということがあります。
無限スクロールで表示されていくコンテンツは、ユーザーがスクロールしていくたびにロードしているデータですが、読み込みをするのはスクロールをしているときです。
そのため、SEO対策で必要となるGoogleのクローラーへの対策は無限スクロールの機能を追加しただけでは出来ない可能性があり、クローラーがコンテンツを読み込むことが出来ずにせっかくページとして持っているコンテンツをクローラーにアピールできない可能性があります。
もちろん、対策法はありますが、そのままではSEO対策にならない可能性があります。

・ユーザビリティに悪影響になる可能性がある
メリットのところでユーザビリティを高めることをお伝えしましたが、一方であるユーザーにとってはユーザビリティの悪いサイトになってしまうこともあります。
それは、目的を持ったユーザーが情報を探している際に、パッと見たときに情報がないため、スクロールする前に離脱してしまうということや、スクロールし続けても情報量が多すぎて選択が出来ずに離脱してしまうこと、情報を探しているうちにスクロールしすぎて元の状態に戻れないなど、ユーザーの状態によってはデメリットに感じることもあるでしょう。
その結果、離脱に繋がってしまうケースもあります。

・別の項目に移行しづらい
無限スクロールを利用する上で、フッターにコンテンツを表示している場合には無限スクロールは避けるべきでしょう。
フッターのコンテンツに移動したいと思っても、フッターにたどり着けないままユーザーが離脱してしまうというケースがあります。
これは基本中の基本の話ではありますが、フッターコンテンツの情報にアクセスできるように構造を変更するか、無限スクロールをやめない限りはこのユーザーへの機能性は低下すると考えて良いでしょう。
また、無限スクロールの特徴として、特定の項目を固定することが出来ないため、別の項目に移動しづらくなってしまうというケースがあります。

無限スクロールに向いていないサイト

無限スクロールの導入を検討する上で、これからご紹介するサイトを運営している方は無限スクロールの導入は避けた方が良いかもしれません。

eコマースサイト

eコマースサイトなど、商品の販売を目的として作られたサイトであれば、無限スクロールは避けるべきでしょう。
ウィンドウショッピングの様な閲覧しながら買い物をしたいという方であれば、無限スクロールの存在は必要かもしれませんが、現在のユーザーの動きとしては、目的のものが明確にあり、それをサイト上で検索して購入するという流れが一般的となっており、次から次へと関係のないものや目的とは違うものが表示されていくコンテンツはユーザーへストレスを与える行為に繋がってしまうケースがあります。
例えば、何でも格安!100円均一サイトなどであれば、目的は100円で買える良い商品・掘り出し物の商品が無いかスクロールしながら閲覧するユーザーは多いと思いますが、通常のeコマースサイトではサイトに訪れる前からユーザーが何かを探しており、その欲しい商品が明確になっているケースが多く、ユーザビリティを上げるポイントとしては、「探しやすさ」になるのではないでしょうか。

具体的な情報を得ようとするユーザー向けサイト

eコマースのサイトと同じように、ある特定の情報を得たいと思って訪れるユーザーを訪問させるサイトでは、無限スクロールの存在はストレスを与える原因となります。
昔のように徐々に情報を出してユーザーをとどめておくという手法は現在では通用せず、ユーザーは目的の情報にすぐにたどり着きたいと思っており、たどり着けないと判断した場合にはすぐに離脱してしまいます。
最近のユーザーの動向として「すぐに情報が手に入ること」を求めているユーザーが多いということが言えるでしょう。

新聞やニュースサイト

新聞やニュースサイトの内容も無限スクロールは向いていないと言えるでしょう。
新聞やニュースサイトでは、情報はより正確により簡単に得られることが求められており、延々と一つのテーマに対して情報が入ってくることはユーザーにとって望ましいことではありません。
新聞やニュースサイトにも無限スクロールは向いていないと言えるでしょう。

これまでご紹介してきたサイトでは、一般的に無限スクロールは向いていないと言われていますが、使い方によっては無限スクロールを活かすことも出来る可能性があるため、ユーザーにとって使いやすいサイトとはどのようなサイトにするべきかを検討することで利用価値は見いだせるかもしれません。

無限スクロールを利用するポイント


ここからは、実際に無限スクロールを利用していくためのポイントをご紹介していきます。

スクロールバーを使用しないこと

無限スクロールを導入するにあたりポイントになるのは、スクロールバーを使用しないことです。
スクロールバーを使用している無限スクロールのサイトもたくさんありますが、ユーザーはスクロールバーを見てこのコンテンツがどこまで続いているのかを意識して閲覧します。
そのスクロールバーが終わりの方に近づいてもまた延長されていくところを見ると、どこまで続くのだろうというストレスに変えてしまうケースがあります。
コンテンツの終わりを意識させないためにもスクロールバーを利用しない方が良い可能性があります。

ローディングアイコンの表示

データをローディングしているというアイコンを表示することで、もう少し待てば情報が届くということをアピールすることが出来ます。
ユーザーは少しでも待つと離脱してしまう傾向にあります。
ちょっとした時間でも、ロードしているという表現をする方が離脱率を下げることが出来るでしょう。
また、コンテンツがこれで終わったと思わせないためにも、ロードして次の情報が出てくるというイメージを持たせた方が良いでしょう。

ページネーションを利用した方が良い?

無限スクロールを利用する際に、ページネーションとの比較が話題になりますが、無限スクロールとページネーションではどちらを利用するほうが良いのでしょうか。
無限スクロールを使うべきか、ページネーションを使うべきかは、そのサイトの特徴と目的にあります。
ユーザビリティを考えたとき、そのページごとにどちらを使うべきかは、ユーザーがどのような情報を得たいと思っているかによって判断します。

ページネーションを利用するべきサイト

特定のページを探す様なeコマースのサイトはページネーションの方が効果的でしょう。
ユーザーが現在どの位置にいて、どこに行きたいのかというのが明確になるのがページネーションです。
無限スクロールでは、自分の今の位置がわかりづらいため、次にどこに行くべきかも迷いますが、ページネーションの場合はそれらがわかりやすく表現することが出来るため、eコマースの様な商品や目的のものを探すのには適しています。
一方で「次に」など、ページを移行するためにはボタンをクリックすることが必要となるため、ユーザーにアクションを起こす回数が多くなるためデメリットになる部分もあります。
ページネーションが良いのか、無限スクロールが良いのかはサイトごとに異なるため、ユーザーの動きを想定することと、サイトの目的から判断すると良いでしょう。

パララックススクロールとは?


無限スクロールの話をしている中で、パララックススクロールの話も良く出てくるでしょう。
パララックススクロールは無限スクロールとは基本的にはあまり関係のない話となりますが、最近サイトに利用されているデザインとしては、知っておくべきでしょう。
無限スクロールは情報を提供する上で、ユーザーにデータをロードさせて情報提供するということが目的となっており、ユーザーをとどめておくことが目的ですが、パララックススクロールはあくまでもデザイン性の問題であり、スクロールしたときに、それぞれのパーツの動きに差をつけて、立体感を生んでいるというものです。
そのため、ユーザーへ情報をロードさせるなどのコンテンツをどう提供していくかというものよりも、デザイン性の問題で、最近流行っているデザインの一つと考えて良いでしょう。

パララックススクロールを使うべき?

パララックススクロールのサイトを使うべきかどうかは、サイトの目的によって異なりますが、現在のGoogleの考え方としては、モバイルファーストという考え方があり、モバイルファーストという部分で考えると、パララックススクロールのページはモバイルに向いていないため、適正ではないと考えられます。
パララックススクロールはJavaScriptで作られているため、読み込みが遅くなるということが考えられますが、それよりもデザインの部分が重要であったり、そこまで重たいサイトでなかったりする場合にはパララックススクロールを採用することもあるでしょう。

結局、無限スクロールは使うべきなのか?

無限スクロールは結局使うべきなのでしょうか?
サイトの目的がネットショップなどの販売になる場合には、購入する商品が決まっているケースが多いため、かえって悪影響を及ぼす可能性があり、導入しない方が良い場合があります。
しかし、Web上のサービスの中で写真などのギャラリーを表示したりコンテンツをどんどん紹介したりしたいページなどを作る場合には、無限スクロールが有効に利用できるかもしれません。
結局のところ、自社のサービスや表現したいもの、届けたいコンテンツや情報の内容によって利用するべきかどうかは決まってくるでしょう。
まずはユーザーがどのような情報を得たいと思っているかを優先的に考え、ユーザビリティの中で検討すると良いでしょう。

まとめ

ここまで、無限スクロールについてご紹介してきましたが、Web担当の方であれば、マーケティングのことだけではなくWebの運用や時には制作までしなければいけないこともあるでしょう。
特に、中小企業のWeb担当はほとんど任されて一人で全てをやっているという方もいると思います。
そのような場合でも、新しいWebのデザインや機能、マーケティングついてなどを自分で学んでいく必要があるかと思いますので、今回ご紹介した無限スクロールについても、自社のサービスに合っているようであれば、ぜひ導入してみることを検討されてみてはいかがでしょうか。
ただし、サイトの目的によっては見合わない場合もありますので、よく検討されてみると良いでしょう。