離脱率を減らしてコンバージョンを高める方法とは?

どうして離脱率が高い?原因と対策法を徹底解説


普段Googleアナリティクスなどを利用してアクセス解析などのWebサイトの運用を行っている方であれば、離脱率や直帰率などの数字を確認しているのではないでしょうか。
しかし、離脱率が低くなれば良いことや、直帰率を減らすことなどは良いことと思いながらも、離脱する原因が分からなかったり、対応策が見つからなかったりと数字の分析はしつつも改善できていないという方は少なくないでしょう。
Web担当者が対策のために行っているものとして、オーガニック検索を上位に挙げるSEO対策やトピックスのページを追加してコンテンツを増やすなどに注力してしまいがちですが、実際にサイトに訪れた人を逃さないということはサイトに多くの人を訪問させることよりも重要と言えるのではないでしょうか。
今回は、離脱率を減らすために必要となる離脱の原因や対策方法についてご紹介していきます。

Webサイトの運用には欠かせない離脱率


離脱率について何となく知っているけど重要性を感じていないというWeb担当者の方も少なくないでしょう。
実際に〇〇%という数字を眺めていても、それが高いのか低いのか、目標となる数値はどこに設定した方が良いのかなど、わからない担当者の方も多いでしょう。
しかし、Webサイトの運用には離脱率の把握や離脱率を低下させていく施策は必要です。
離脱率が多くなることで、せっかく訪問してくれたユーザーを逃がしてしまうことになり、それは苦労をして多くの集客をしたことも無駄になってしまいます。
アクセス数が多くなると結果が出たように感じますが、Google広告などで有料の広告を使って集客したユーザーも、離脱率が高くなることで無駄になってしまうため、大事なことは、訪れたユーザーをしっかりと刈り取るということです。
例えば、リアル店舗で考えるとわかりやすいのですが、リアル店舗を持つ会社が、ポスティングやテレビコマーシャルなどで来店者を増やした際に、お店の中がぐちゃぐちゃでスタッフも少なく、お客様に声をかけることも出来ずにすぐにお客様がお店を出てしまうのと同じことで、集客だけではなく、中身もとても大切です。

離脱率とは?

では、そもそも離脱率と言うのはどのようなものなのでしょうか。
離脱率とは、その名の通り離脱したユーザーがどれくらいの割合でいるかを示したもので、実際に計算するときには以下の様な計算方法となります。

離脱率=離脱数÷ページへのページビュー数

例えば、ページビュー数が1,000ビューあって、離脱数が500だった場合、500÷1,000で0.5となり、50%が離脱率となります。
離脱率の50%が20%まで引き下げられた場合に、1,000ビューの中から200がりだつすうとなるため、前述した50%の時よりも300も離脱を止めることが出来ます。
離脱数や離脱率を下げることは、直接コンバージョンに繋がるユーザーを増やすということになるため、結果につながる戦略となるでしょう。

離脱率と直帰率の違い

離脱率と同じような意味を持つ直帰率とはなにが違うのでしょうか。

離脱率

離脱率は、それぞれのページにおいて、そのページを最後に、サイトを離れた際にその率を表したものです。
そのため、離脱率の高いページは、サイトを訪れた訪問者に対して魅力を伝えられることが出来なかったケースが多く、例外もありますが離脱率の高いページは改善が必要となるケースがほとんどです。
また離脱率の特徴としては、2ページ以上のサイトを閲覧したものが対象となります。

直帰率

直帰率は、それぞれのページにおいて、ランディング(初めて訪れたページ)したページで、そのまま離脱してしまった場合を直帰と言い、ページビューと直帰数から直帰率が計算されます。
直帰率は必ず1ページしか見なかったユーザーが対象となり、直帰率が高いということは、ランディングして訪れたユーザーがサイトには訪れたが興味が無くなったか、興味のある情報が載っていないと判断されて離脱したというケースになります。

離脱率が高いとダメな理由

離脱率が高いとなぜダメなのでしょうか。
離脱率が高いということは、そのページを期にサイトから離脱してしまう人が多いということにあるため、せっかく訪問してくれたユーザーがお店から出てしまうのと同じように何も買わずに帰ってしまうことになります。
離脱率が高いページは何かしらの問題があり、ユーザーが欲しいと思っている情報が無い場合や、ページが読みづらい、ページが分かりづらい、ページの読み込みが遅いなど、物理的な要因があるケースもあります。
それらの理由を突き詰めて改善していくことで、せっかく訪れたユーザーを逃すことなく、コンバージョンに繋げられるユーザーを増やしていくことが出来ます。
そのためにも、離脱率を低くしていくことは重要です。

離脱率が高くなる理由


ここからは、離脱率が高くなる理由を見ていきましょう。

ページの読み込み速度が遅い

離脱率が高くなる理由の一つにページの読み込み速度が遅いということが考えられます。
現在ではモバイルファーストと言う言葉があるように、スマートフォンなどの端末でサイトを閲覧するユーザーが多くなっており、Wi-Fiなどの環境が無い中でサイト閲覧をするケースが多くなっています。
そのような環境では、ちょっとした画像の読み込みも遅くなってしまい、ストレスを感じるユーザーが離脱をしてしまうというケースもあります。

<原因>
ページの読み込み速度が遅くなる理由としては、画像などデータの容量が多いというケースと、サーバーの問題と2つの理由が考えられます。
画像などのデータをたくさん入れているページの場合には、環境によっては読み込みが遅くなり、ユーザーにストレスを感じさせてしまいます。
また、サーバーが問題で遅くなっているというケースもあります。

<対策>
これらの読み込み速度の改善をするためには、画像などはWeb用画像として容量を抑えることや、画像の枚数を減らすことなどの対策が必要となります。
ただ画像を小さくするだけでは見づらい画像になってしまうため、スマートフォンで閲覧したときに画像の劣化を感じさせずに容量を削減するような画像が良いでしょう。
また、サーバーについては、高速なサーバーに乗り換えるという方法があります。

スマートフォン対応できていない

スマートフォン対応できていないことも離脱の原因となります。
モバイルファーストと言う言葉がGoogleから出たように、いまではスマートフォンでどのように見えるのかがSEO対策を行う上でも重要なポイントとなります。

<原因>
原因としては、スマートフォンで見たときにPC用のデザインでしか閲覧できないWebサイトは、スマートフォンからサイトを閲覧しづらく、見えにくさや操作性の悪さから離脱してしまいます。

<対策>
対策としては、スマートフォンやタブレットから閲覧したユーザーに対して、スマートフォン用のデザインに変更することにより見やすさや操作のしやすさで離脱を防ぐことが出来ます。
そのための方法としては2種類の方法があり、一つはスマートフォン専用のサイトを作ること、二つ目はレスポンシブデザインと言う一つのWebサイトで見せ方を変えるという方法があります。
一般的にはレスポンシブデザインで対応するという方法を取られます。

ユーザーの求めるものが掲載されていない

ユーザーが離脱する理由として大きな要因で考えられるのは、ユーザーが求める情報が記載されていないことにあります。

<原因>
ユーザーが求めるものが掲載されていないというのは、ユーザーが検索して自分の悩みや問題を解決したいと考えているものに対して、ユーザーが求めているものとは違う情報が入っていると、そこには自分の知りたいものが掲載されていないと思い離脱してしまいます。

<対策>
対策としては、小手先のもので対策が出来るというよりも、根本的にユーザーが求めている価値がどこにあるのかをしっかりとユーザーの立場になって考えることで、必要なコンテンツがどのようなものであるかが理解でき、コンテンツ作りをするところからユーザー視点に立って制作することが出来ます。
大切なことは、ユーザーが知りたいと思っているものと、解決したいものが何であるかを知ることです。

ファーストビューが思わしくない

ファーストビューとは、一番初めにユーザーが見るところで、サイトを表示させると100%見る画面のことです。

<原因>
ファーストビューが原因となる場合には、ユーザーが初めてページを見たときに「ここには自分の期待するものが掲載されていない」と思うか、「ここは見ておこう」と思うかによって離脱が変わるというものです。
検索したユーザーがサイトを訪れた際に、見出しに魅了されてサイトを訪れると思いますが、その見出しと初めの画面にかえりがあったり、イメージ違う画像が貼ってあったりすると、ユーザーは期待と違うと感じて離脱してしまいます。

<対策>
対策としては、ユーザーが気持ちを理解して、訪れたユーザーが「次を見たい」と思わせるような内容にすることと、検索されている見出し(タイトル)と内容が乖離していないものにする必要があります。
例えば、ダイエットという見出しで作られているページの冒頭に野球の写真が貼ってあってもおかしいと感じるのと同じように、関連性を持たせた画像にすることも必要です。

ページの動線がおかしい

ページの動線がおかしいことも、離脱の原因になってしまいます。

<原因>
離脱する原因の一つに動線があります。
動線とは、ユーザーがどのような動きで次の行動に移しているのか、内容を見ているのかの動きのことで、次のページに推移したり、コンバージョンしたりするためにはその動線、つまり使いやすさが必要です。
動線がユーザーの目線に合っていないと、結論として「使いづらい」ものになってしまって離脱に繋がります。

<対策>
対策としては、動線を理解して動線を意識したコンテンツ作りが必要となります。
動線を理解するためにはヒートマップツールなどを利用して、1ページごとのユーザーの動きを把握するところから始まります。

面倒と思わせている

ユーザーが離脱する理由の一つに「面倒」というポイントがあります。

<原因>
ユーザーが面倒と思うポイントは、ユーザーが行動を起こさなければならないときです。
それはつまりコンタクトフォームでの入力や、メールなどを行うときなど、自らアクションを起こしてもらうときに発生します。
そのコンタクトフォームの入力が多かったり、入力の内容が不明瞭だったりすることでコンタクトフォームをクリックして画面を開いてはくれたもののコンバージョンには至らないというケースがあります。
その原因の多くは「入力のしづらさ」「入力項目の多さ」にあります。

<対策>
この問題を解決するには、入力項目を少なくすることや、入力内容を分かりやすいものにするなどの対策が必要です。
入力項目を多くしたくなるのは企業側の考えで、どうにか沢山の情報を得ようと思ってしまいがちですが、少ない情報の入力によって、コンバージョンを高めるという方法もあります。
最低限の情報だけをもらうようにすることでこの問題は解決できる可能性があります。

離脱率が高くなってしまうページ

離脱率が高くても良いページがあります。
それは、Google広告などのリスティング広告のランディングページなどです。
オーガニック検索ではない場合、広告のURLをクリックして表示させた後は、コンバージョンされるか離脱するかのどちらかが一般的です。
そのため、離脱率が高くなることがほとんどで、80%や70%という高い離脱率や直帰率になる傾向があります。
その場合には、特に他のページと比べる必要はなく、そのランディングページでどのくらいのコンバージョンを目指すのかを重点に置き、ヒートマップなどで見られなくなった場所などを特定していくことでコンバージョンを高めていくことが出来るでしょう。

各ページの離脱率を確認する方法

各ページの離脱率を確認するためには、Googleアナリティクスによる解析が有効です。
Googleアナリティクスでは、ページのアクセス数やユーザーの数などが確認できますが、Googleアナリティクス内の「行動」というページの中に各ページの情報が入っているため、そこでそれぞれのページのアクセス数や離脱率などを見ることが出来ます。
特に、それぞれのページの「エクスプローラー」を見ると、そのページにたどり着くまでにどのページを見ているのか、そのページからどこに推移しているのかなどを確認することが出来るため、ユーザーの行動を理解して次の戦略に繋げることが出来ます。

ヒートマップツールによる解析


それぞれのページのアクセス数などはGoogleアナリティクスで確認が出来ますが、それぞれのページがどの程度下まで見られていて、どこをクリックしているかなどはヒートマップというツールを使うことをおすすめします。

・スクロール

ヒートマップツールで出来る一つの機能に「スクロール」という機能があり、スクロールではそのページがどこまでスクロールされているかをユーザーの割合で確認することが出来ます。
ファーストビューは100%なので、上から100%と表示されますが、その次のスクロールされた画面からは70%や50%とファーストビューから離脱した人が数字で把握できます。
ファーストビューからすぐに50%になるということは、半分の人が興味を無くしているということになるので、画像などの改善が必要と考えるべきでしょう。

・アテンション

アテンションは、注目されている場所のことです。
ユーザーがページのなかでどこに興味を持ち、どの部分を読んでくれているかを把握することが出来る機能です。
読まれていない場所もわかるため、改善する場所が明確にわかります。

・クリック

クリックは、その名の通りクリックした場所を表しています。
ボタンをクリックすることで次のページに移行しますが、これはGoogleアナリティクスでも把握できるものです。
しかし、クリックした場所がリンクの対象になっていない場合に、Googleアナリティクスではその情報を取ることが出来ないため、例えばユーザーがボタンではない画像を何度もクリックしている場合には、そこの画像をボタンにしてしまうという改善案が生まれます。
このように、クリックしている場所を把握することも、ユーザビリティを上げていくためには必要なことと言えるでしょう。
おすすめのヒートマップツールとしては、PTエンジンやマウスフローなどが挙げられます。

まとめ

ここまで、Webサイトの離脱率についてご紹介してきました。
これまでも離脱率や離脱を減らすなどのことはWebマーケターや担当者の方なら意識はしていたと思いますが、離脱率を減らすためのことや、離脱させないために必要なことをしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。
離脱率を減らすことは新規のユーザーを獲得するのと同じように大切なことです。
訪れたユーザーを取りこぼさないためにも離脱率を下げていくことをチャレンジしていきましょう。