デジタルマーケティングを証明する資格について

デジタルマーケター必須の資格、まとめてご紹介


デジタルマーケティングに興味がある、デジタルマーケティングの資格を取得し、新しい業界でチャレンジをしたい、という場合、更にデジタルマーケティングの能力のステップアップとしての取得という目的の方にオススメしたいのが、資格の取得です。職務経歴書、履歴書に記載するだけで、書類選考を通過する確率が無資格の状態よりも上がることでしょう。デジタルマーケティング業界では資格保持者に対して一定のメリットがあります。ですが、メリットがあるからといってむやみに資格を取得し続けるというのは効率が悪いです。自分のデジタルマーケティングでどんなことをしたいのか、必要な資格や、評価される資格はどんな資格かを確認し、検討しましょう。
資格は主に2つの種類に分けられ、一つ目は車の免許などの資格でなじみのあるライセンス(License)と呼ばれる資格です。資格を持っていなければ、その仕事に従事することが許されないものがライセンスにあたります。
もう一つの資格が英検やTOEICといった検定試験やライフセーバーのように講習を受講することで資格を得ることができるものを指す、証明書(Certificate)としての資格です。
証明書としての資格はライセンスと違い、資格がなくても仕事に従事することができます。ですが、証明書としての資格があることによって、他人からの評価や、個人の能力の証明ができるという点で大きな役割を持っています。デジタルマーケティングでは、証明書としての資格が全てです。デジタルマーケティングの各種資格の特徴、難易度などご紹介します。

デジタルマーケターに資格は必要?


デジタルマーケティングの資格は必要あるのでしょうか。資格がなくても活躍しているマーケターも存在しますが、マーケターとして活躍できる可能性や、スキルを上げたいのであれば資格はあって損はしません。それではマーケティング関連の資格が必要な人は、必要か不要かどうかの判断基準を設けてみました。
1.これからデジタルマーケティングを始めたい方
デジタルマーケティングの知識がなく、マーケターとしてのキャリアをスタートする場合、実績や経歴が何もない場合は資格を取得すると、「資格がある」という客観的に能力を示すことができ、評価してもらえることができます。
2.基礎知識を身につけたい方
インターネットおよびマーケティングには多数の専門的な用語が用いられ、会話や資料においても頻繁に専門的用語が使われます。そのような場合、資格の勉強をすることで必要な基礎知識、専門用語などを体系的に学ぶことができます。
3.スキルアップを目指す方
既にデジタルマーケターとして仕事をしているが、更にスキルを伸ばして活躍の場を広げたいという方にも資格取得はオススメです。自分の不得意な分野を補うことや問題解決の能力を養うことができ、効率的に仕事を進められるはずです。
それでは、デジタルマーケティングの資格をご紹介します。

マーケティング検定

マーケティング検定は、マーケティング能力を測定するための試験であり、公益社団法人日本マーケティング協会が主催する内閣府認定の試験です。
基本情報を扱う3級のみ受験が可能で、2019年中に2級、2020年に1級が受験可能となる予定です。
公式ホームページ記載の試験の概要には、マーケティングに触れる方を中心に、様々な場面においてマーケティングに関わる方を対象として、マーケティングの基本の習熟度を測定します。とあり、マーケティングに携わっている方であれば、勉強しなくても合格した方もいるそうです。
試験方式は「CBT(Computer Based Testing)」を採用しているため自分が受験しやすい場所、都合のつく時間で、全国各地にある試験センターで受験することができます。
料金は6,480円で学生は5,400円で受験でき、多岐選択式で出題されます。
これからマーケティングを始めたい、マーケティングの知識を身に着けたいという方にオススメです。

マーケティングビジネス実務検定

マーケティングビジネス実務検定は、マーケティング知識を実務的に扱えるかどうかを総合的に判定するための初めての検定試験です。
この試験を通じて、マーケティングの理論だけではなく、実務で役立つ知識、時事情報や実務事例が身に付きます。
マーケティングの業務に従事する際、発生しそうな問題やシチュエーションを、それぞれA級・B級・C級の3つのレベルに体系的に分類し、A級が1級、B級が2級、C級が3級に相当します。
これから受験を検討される方は、C級からの受験から、B級、A級へステップを踏んだ受験をオススメしますが、ある程度自信がある場合はB級からでも良いでしょう。ウェブマーケティング未経験で受験される方には、この試験で実際の業務で役に立つ知識が確実に身に付きます。検定は年4回実施しています。
各級の概要と料金は以下の通りです。
A級……マーケティングの戦略立案、意思決定ができる
12,343円(税込)
B級……マーケティング業務の運営ができる
7,150円(税込)
C級……定型的な業務を進めるに必要なマーケティング知識がある
5,980円(税込)
併願受験も可能です。
A級・B級併願
19,493円(税込)
B級・C級併願
13,130円(税込)

ファンダメンタルマーケター


ファンダメンタルマーケターは、アメリカでは人気のあるマーケティングの資格で、1917年に設立されたマーケティング協会「DMA(データ&マーケティング協会)」が運営しています。協会には広告主となっている企業が多く加入しており、ネットワーキングの場を提供し情報交換を盛んに行っています。解決できない問題などを気軽に尋ねられることが魅力となっています。この資格は、2017年に日本でも受験することができるようになり、アメリカ版の資格取得に必要な17教科から現代に必要な必須の科目を10科目抜粋しています。
基礎知識がない状態でさまざまなマーケティングの情報や事例から、どのようなマーケティングを実施するかを検討する時に自分ひとりの力では限界があります。マーケティング担当の方、マーケティングツールやシステムに携わる方、営業の方、スキルアップを目指す方に最適な資格といえるでしょう。
資格に必要な分類としては、Eメールによるマーケティング、SNSマーケティング、コンテンツマーケティング、オファーと行動喚起、クリエイティブコピーライティング、データベースマーケティング、データ分析、基本的な効果測定、SEO、ダイレクトメールについてのマーケティングです。
受講、受験はセットになっており、受講にはeラーニングを用いられていて、必要な10科目を履修後に試験をすると資格が取得できます。受講期間は180日で、受講料は20万円(税別)となっております。
修了テストは何度でも受けられますが、3回目以降の再テストは20,000円(税別)が必要です。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)はGoogle アナリティクスの基礎知識、実務能力の習熟度を認定する資格で、Google アナリティクス理解度テストに合格すると取得できます。受験会場へ行く必要はなく、アカウントさえあればインターネット上でどこでも無料で受験することができます。この試験に合格することで、Googleアナリティクスのある程度の知識があるという証拠になる資格を手に入れられますが、資格に有効期限が12か月となっているため、期限が切れてしまった場合は再受験しなければいけません。
受験を通じて、Googleアナリティクスの機能に詳しくなるため、基本的な知識や仕組みを理解することができます。
また、広告主も多く企業や個人の多くがGoogleアナリティクススを使用しているため、マーケターとして活躍が期待できます。
受験方法はGoogle Partnersに登録し、試験を受けることができます。試験に落ちてしまっても、1日後からまた再試験を受けることができます。
試験対策には、Googleアナリティクスアカデミーが無料で提供しているオンラインコースもございますが、実際に運用と併用することで試験に必要な実力が身に付きますので、勉強と実際に触ってみることをオススメします。

Google AdWords 認定資格


Google AdWords 認定資格とは、今はGoogle広告認定資格となっており、リスティング広告などの基礎知識、実務能力の習熟度を認定する資格で、Googleアナリティクス個人認定資格と同様、Google広告の理解度テストに合格すると取得できます。受験方法や無料である点、再試験の規定もGoogleアナリティクス個人認定資格と同様となっています。
Google広告認定資格では、Google広告の基礎知識と応用力に関する問題が出題されます。受験するにあたり、Google広告の運用をしてみることをオススメします。勉強と実際の運用を行うことで、試験に必要な実力が自然と身に付きます。試験対策にはGoogle広告認定資格の理解度テストの学習ガイドもあり、学習ガイドを参考にしながら実際にGoogle広告を触れて試験に臨むことをオススメします。

IMA検定

IME検定はクラウドマネージメント協会が運営しており、協会は全国100社以上の広告代理店や印刷会社などの企業が多く加入しており、協会活動として行われていたウェブコンサルティング業の成功事例をもとに、IMA検定が生まれました。
ウェブサイト、ホームページやブログなどで集客を行う際に必要なウェブマーケティングのスキルとしてGoogle広告のリスティング広告配信、Googleアナリティクスを使った分析といったさまざまなツールを使いこなし、効果的な集客を行うための具体的な基礎知識から実務的な活用方法が身に付きます。
受講、受験にはeラーニングを用いられており、Standardコースの基礎コースと、Professionalコースの応用コースの2種類に分かれています。これからマーケティングを始めたい方はStandardコース、マーケターとしてスキルアップを目指したい方はProfessionalコースの受講がオススメです。
メニューはどちらも、講義を受け、レポートを講師に提出と添削を3回ずつ行い、試験を受けるといったものになっています。受講から試験まで4か月ほどの期間がかかり、仮に試験が不合格になった場合でも1年以内であれば8,000円で再受験が可能です。

Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定

Yahoo!プロモーション広告について「スポンサードサーチ」や「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」の知識や運用についてや、一般的マーケティングに関しての習熟度を認定する試験です。年々追加される機能や変更などに伴い、基礎知識問題が出題される「ベーシック」、実務的な運用の知識が出題される「アドバンスド」の2種類があります。
試験結果は1000点満点に対して問題に対する正解数の得点で表され、860点以上獲得した方を対象にYahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定を得られます。
資格を受けることで、Yahoo!サービスに関する広告の運用に精通した人材となることや、運用品質を高めることができます。
また、受験料金は6,648円(税抜)で、資格認定の有効期限は受講日より2年間です。

SNSエキスパート検定

「SNSエキスパート検定」は、企業や団体向けのSNSマーケティングの知識・方法を習得するための検定で、講座受講と受験が一緒になっています。この検定は2種類に分かれており、SNSの基本的なマーケティングに必要な用語、概念、考え方などの基礎知識の習得を対象とする「初級」と、基礎知識に加え、コンテンツのアイディアの考え方、広告の出稿プランといった具体的な実践スキルの習得を目的とした「上級」があります。
初級はマーケティングやSNSの全くの初心者が受験することで、基礎知識を学ぶことができますが、上級はさまざまなSNSの特徴を理解した上で、トレンドやコンテンツを意識してどのように運用していくのかを学ぶことができます。
初級の講座は2時間で受験時間は30分で、料金は5,000円(税込)です。
上級の講座は2日間をかけ、受験時間は60分で料金は21,6000円(税込)です。上級の講座は初級受講後ですと、半額で受講することができます。

ウェブ解析士


ウェブ解析士は一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が行うウェブマーケティングやウェブ解析の習得を検定する資格です。
ウェブ解析士の資格は、「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の三種類があり、それぞれの特徴と受験の流れをご紹介します。

1. ウェブ解析士

ウェブマーケティングやウェブ解析を行うために必要な基礎知識、アクセス解析から得られる情報の計算や分析、ウェブ解析による問題の発見と改善手段の提案といった、ウェブマーケティングに必要な基礎的な知識を習得することを目指します。
Webマーケティングをこれから始める方、始めたばかりでスキルアップを目指す方にオススメです。
受験までの流れは、ウェブ解析士の講座を受講し、試験を受験します。その後認定申請レポートを提出します。
料金は講座が10,800円(税込)、試験が17,280円(税込)、テキスト代が4,320円(税込)です。
講座を受けずに、試験だけ受験することも可能です。

2. 上級ウェブ解析士

ウェブマーケティング、ウェブ解析に行うための応用知識、クライアントや社内の経営陣への説明や説得、ウェブマーケティングによって取り組まれた事業の成果に繋げる根拠のある提案や、提案スキルを上げていくことを目指します。KPIの設定や、ウェブマーケティング計画の企画や設計、ウェブ解析の業務設計、分析結果のアドバイス方法について身に付きます。
ウェブマーケティングやウェブ解析について更に詳しい知識やスキルを身に着けたい方にオススメです。
受験までの流れは、上級ウェブ解析士の講座申込に必要な無料動画を視聴し、上級ウェブ解析士認定講座に申し込みます。その後、試験にてレポートや課題を作成します。
料金は全て費用が含まれて80,400円(税込)です。

3. ウェブ解析士マスター

ウェブマーケティング、ウェブ解析に関するスキルを自ら独自に講師として大学などの教育機関や企業で講義や指導を行うことのできる知識とスキルを身に着けることを目指します。
ウェブマーケティンのプロの講師として教育機関や企業で教育や育成をしたいという方のための資格です。
受験までの流れは、ウェブ解析士マスター講座を受講し、ミクロレポート、マクロレポートの作成試験の受験や、実技試験を受験します。その後に、ウェブ解析士のセミナーの企画・実施を行います。
料金は324,000円(税込)です。

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定とは、サーティファイが主催のWeb担当者向けにインターネットマーケティング全般の基本知識を認定する検定です。
ウェブマーケティングの基礎的な知識、インターネットの構造やプログラミング、広告やブランディングについての問題が出題されます。
試験問題は40問択一選択式(4択)で出題され、料金は5,800円(税込)です。
過去問題集も発売されており、参考書で勉強することをオススメします。

Webアナリスト検定

日本WEB検定(JWA)が主催する講座と検定がセットになっている資格です。Googleアナリティクスの基礎を体系的に学び、集客、コンバージョン、リピートなど分類してポイントを絞って1日5時間の講座を実施し、パソコンを使ったオンラインテストを受験します。転職したい方や、新しくウェブ担当に異動になった方、デジタルマーケテターを目指す学生の方にオススメです。試験は関東、九州で行われるため遠方の方はお申込みにご注意ください。
料金は24,000円(税別)です。

統計検定

一般社団法人日本統計学会が認定する、統計検定は統計の知識や活用力を評価する試験で、データの統計を扱った問題解決、データ分析、専門知識、Excelなどで計算し解析するといった能力が身に付きます。デジタルマーケティングとは関係ないように思えますが、マーケティング結果を分析する際に統計がとても役に立ちます。
このマーケティングの結果の分析を正しく行えるか、何か問題があったときに解決できるか、といった能力身に付けば、デジタルマーケティングで業務を遂行する上で大切な人材になるはずです。
統計検定は、1級から4級までに難易度が分類されており、自分が行いたい分析や身に着けたい分析に応じて受験を決めましょう。
受験場所は全国200か所あるため、身近な試験会場で受験をオススメしますが、全国一斉に受験が行われるため試験日に注意しましょう
料金は1級(統計数理および統計応用)で10,000円(税込)、統計数理のみの場合は6,000円(税込)、統計応用のみの場合は6,000円(税込)です。
準1級で8,000円(税込)、2級で5,000円(税込)、3級で4,000円(税込)、4級で3,000円(税込)となります。

Webライティング能力検定

日本WEBライティング協会がウェブライティングに関する情報やノウハウ、SEOに有利な文章の作成の習得を認定する検定です。
ウェブマーケティングには、コンテンツをPRするための文章作成の能力が必要になります。ウェブサイトの内容を充実するためにも、どのように書くのか、どのように表現するのかといったライティングの要素は大切です。
国語の知識やSEO、法律や倫理に関する知識問題と、論文を書く実技試験までが定められており、点数に応じて1級、2級、3級と分類されます。
受験は全国各地にある試験会場で受験でき、3か月に1度試験が行われます。
料金は13,500円(税込)です。

データ解析士

統計データ分析士は、日本統計学会の権威により設立された統計科学研究所が認定する統計資格です。日々蓄積されていく膨大なデータを客観的に判断し、統計を扱い問題を解決する能力が澪に付きます。デジタルマーケティングでは統計検定同様分析の能力が身に付くととても役に立ちますが、1から統計をしっかりと学べるため、統計に関して右も左もわからないという方にとってこの資格はオススメです。
通信教育による「現代統計実務講座」の受講をし、統計士であれば8か月、データ解析士であれば4か月の受験が必須です。講座終了後、報告課題を提出し、試験に合格することで資格を取得できます。
データ解析士になるためには、入学金5,000円、受講料が49,500円必要です。
受講する講座名称は、「多変量解析実務講座」という講座です。

まとめ


いかがでしたでしょうか?デジタルマーケティング業界にはさまざまな資格があり、自分の身に着けたい技術によって取得する資格も違ってきます。また、受講と受験がセットになっているものや受験の費用が高いものもあり、自分自身にあった資格を選択することも大切です。また、資格の参考書を読むことで体系的に知識を理解することができるので、勉強をゆっくりしたあとから資格を取るという選択もできます。
未経験の方でデジタルマーケタターを目指す方もぜひ、ご紹介した資格を参考にしてください。