デジタルマーケティング担当者必見!戦略のトレンドを理解する

戦略のトレンドは??

インターネットの普及と共に生まれ、進化を続けてきたデジタルマーケティング。リスティング広告を始め、SNS広告やブログなど、現在ではテレビCMに匹敵するほどの広がりをみせています。今回は、そんな時代の最先端を担うデジタルマーケティングの戦略トレンドについて詳しくご紹介します。

デジタルマーケティングの今とこれから

インターネットの普及は、私たちの生活と共に、これまでのマーケティングを大きく変えた広告業界にとっての革命をも引き起こしました。ブログやSNSなどを利用したバナーや、リスティング広告やアリフィリエイトなど、様々な広告が存在し、今ではテレビCMを追い抜く勢いに迫っているほどです。
家に帰ればテレビを観るという習慣は劇的に変化を遂げ、観たいテレビは録画しておき、「時間があるときにゆっくり観る」というのが当たり前になってきました。録画機能を使ったほうがわずらわしいと感じるCMもスキップすることができるので、テレビCMの効果はこれまでのような絶対的なものではなくなりつつあります。
あらゆる企業では、デジタルマーケティングを経営戦略の主要な骨格として、力を入れているのが実情です。
特にSNSやブログによる波及効果は絶大で、これまで企業にはかなわないとされてきたマーケティングも、個人の力量しだいでは、十分なチャンスを作ることができるようになりました。
現在、ほぼ一人につき一台は保有している携帯電話やスマホ。また、パソコンやタブレットの普及に伴い、ますますその勢力を拡大しつつあります。もはやデジタルマーケティングなしでは、企業戦略は成り立たないという概念は、これまで以上に高まっていくことでしょう。同時にこれまでの広告形態も常に変化しています。競合他社のみを考察するのではなく、幅広い目線で常にトレンドを抑え、他者との差別化をはかるための情報収集や、分析、考察といった研究が必要不可欠です。

デジタルマーケティングとWebマーケティング

よく混同されてしまいがちなデジタルマーケティングとWebマーケティングですが、その違いと関係性について理解しておきましょう。
まず、Webマーケティングは、スマホやタブレット、パソコンを利用して閲覧するようなTwitterやFacebookといったSNS、バナーやリスティング広告、アフィリエイト、Eメール、SEOなどといったWebサイトやブログを中心としたマーケティングのことを指します。
Webマーケティングは、インターネットが普及し始めた1995年ごろから急速に広まっていきました。2000年ごろから登場したブログやECサイトでは、一般家庭にも広くパソコンが普及し、2005年にはTwitterが登場、SEOによる検索上位表示対策といったマーケティング活動が活発になり、2010年にはスマホが登場。それまでガラケーと呼ばれていた携帯電話を使用していた人たちも徐々にスマホへと移行し始めていくようになりました。
後者のデジタルマーケティングでは、Webマーケティングを含めた、あらゆるデジタルデバイスで行うマーケティングの事を指しています。デジタルマーケティングは、Webマーケティングとともに進化し続けてきました。パソコン、携帯電話、スマホ、タブレットのみならず、AIやVR、ビッグデータやMAなど、幅広いデジタルデバイスのなかで活用されています。

デジタルマーケティングでおさえておきたい3つのポイント

インターネットの普及によって、私たちの生活にも革命的な変化が訪れました。これまでは欲しいものを買う=モノ消費だったものが、SNSの普及によって、自分たちのライフスタイルを不特定多数の人たちと共有し、体感や共感する=コト消費へと移り変わってきたのです。多くの企業では「インスタ映えする商品開発」がトレンドとなっているのも、こうした傾向があるからでしょう。こうしたコト消費に関わるモノを効果的にアピールするといったものがユーザーから注目を集めるのが現在の実情といったところです。
体験や共感に寄り添うものとして、どんな商品が売れるのか。を分析するためには、身近なツールを利用した市場調査が必要不可欠です。
デジタルマーケティングでは、こうして集めたデータを効果的に分析しなくてはなりません。そこで指標となるのが「時間軸」、「ターゲット」、「ユーザーの行動パターン」の3つです。あれこれ幅広くデータ分析をするよりも、この3つを軸として定期的な分析を行うようにしましょう。

時間軸

ひとことで時間軸とは言っても、その軸にはいくつかのポイントがあります。それぞれのポイントを理解して、分析の参考にしましょう。

1.Web上でどんな行動をしているのかの時間軸
ユーザーが検索を行い、自社サイトを訪れた瞬間から開始されるのがこの時間軸です。「直帰率」や、「滞在時間」やたどってきたリンクといった指標がこの時間軸を分析する際のポイントになります。どんな情報に興味があるのか。自社商品にどれくらいの関心を持っているのかなどを解析することが出来ます。

2.ユーザーが商品に興味を持ってから購入するまでの時間軸
ユーザーが自社サービスや商品に興味を持ったからといってすぐに購入してくれるわけではありません。商品を購入した後の自分のイメージを膨らませ、口コミや評価でその商品の品質を確認したり、競合他社との比較を行ったりして商品購入を検討することでしょう。マーケティングにおける重要なポイントでもある、この時間軸は、どれだけユーザーに寄り添ったマーケティング設計が出来るかにかかってきます。サイトやブログを作って満足するのではなく、常にアンテナを張り巡らせ、ユーザーのニーズを察知しておかなくてはなりません。

3.企業側から見てユーザーと接点を持つ~商品購入までのタイミング
ここでは、企業目線からのマーケティングを行うことになります。とはいえ、あくまでも対象はユーザーであり、見込み客と呼ばれる顧客を想定したキャスティングとストーリーを展開しながらマーケティングを行うことになります。
これらは「ペルソナ(見込み客)」や、「カスタマージャーニーマップ(購買までの架空マップ)」と呼ばれるもので、事実に基づいたデータを利用して仮定したものです。マーケティングオートメーションツールを利用して、有益な顧客情報を分析するのも、こうしたタイミングで行うことになります。

ターゲット

デジタルマーケティングを理解するためには、本来の目的を再度確認しておく必要があるでしょう。マーケティングはあくまでも顧客に商品を購入してもらう・サービスを利用してもらうことが最終目的です。利益を向上させ、成果を得るためにはまず、「顧客を理解すること」が大きなポイントとなります。年収や学歴、性別。年齢、職業、役職などといったデモグラフィック情報などの属性データを収集し、スコアリングによって有益な顧客情報を集めることはもちろん、先述した「ペルソナ」や、「カスタマージャーニーマップ」といった分析のための必要な指標は、これまでインターネットを利用したアンケートなどを利用したものがほとんどでした。現在では、人気キーワードの分析や顧客ごとの検索キーワード、訪問サイトやメルマガ登録など、あらゆる実データをもちいて顧客分析が可能になっています。

ユーザーの行動パターン

ユーザーがどんなデバイスを利用してどんなサイトを閲覧しているのか、どんな商品を購入し、興味や関心を持つ分野はどのようなものなのか。など、各ユーザーの行動パターンを理解し、そのデータを活用することは、デジタルマーケティングにおいてもはや必要不可欠。マーケティングオートメーションツールを用いたスコアリングで有効活用することが出来ます。

今後のデジタルマーケティング事情

日々、進化を遂げるIT業界の中でデジタルマーケティングは今後どのように変化していくのでしょうか。主観的ではありますが、現在の状況を踏まえて今後の進化を予測してみたいと思います。

音声検索

近年ではSiriをはじめとし、Google HomeやAmazon echo、LINE clovaなど、AIを導入した音声検索を行うスピーカーが爆発的な人気を博しています。観るだけというこれまでのデジタルデバイスの概念から、耳で情報収集が出来るという新しいメディアの誕生は、これからのマーケティングも大きな変化をもたらすことでしょう。
現在は検索エンジンとしての機能をメインとしている音声スピーカーですが、今後は問いかけに対する「回答」をメインとしたツールとして利用の幅も広がることでしょう。
小さな子どもからシニア世代にいたるまで、キーボードやタッチ操作を必要とすることなく、音声のみで必要な情報法収集や家電を取り扱うことが出来るようになるでしょう。

チャットボット

チャットボットは、ホームページやブログ上で人間のように会話が出来るアプリのことを言います。人間に代わってロボットやAIが24時間365日対応してくれるようになっています。
商品に対する接客や見積もり業務、アフターサービスやサポートなどにも対応。顧客のニーズを引き出し、満足度の向上とリピートにも一役買っています。
自然な会話で企業とユーザーとをつなぐ優れたマーケティングツールとして、今後もその需要は高まる一方でしょう。

AI

AIという言葉は近年でかなり広まりを見せているのではないでしょうか。AIは、Artificial Intelligence の略語で、「人工知能」と呼ばれる人間の言葉を理解し、学習する機能を持ったプログラムのことをAIの発展は、医療業界や公的機関をはじめ、私たちの生活に劇的な変化をもたらしています。受付業務や案内業務などを人間にかわってAIが行うことや、車に搭載されたAIでは、冷暖房管理や音楽、ナビ、故障箇所の発見など、様々なサポートを行っています。さらに医療業界でも人間の目では発見できないような腫瘍などがAIによって即座に発見され、早期治療へ結び付けられてきています。
今後はさらに進化を遂げ、より密接に私たちの生活に欠かせないものになることでしょう。

動画マーケティング

テレビ離れが進んでいると言われる昨今、若い世代を中心YouTubeなどの動画サイトが注目を集めています。それは、YouTuberと呼ばれる新しい職業も誕生するほどの人気で、小学生がなりたい職業ランキングにもランクインしています。
最近では、YouTubeのほか、TikTokというショート動画を投稿するサイトが人気を集め、中高生がこぞってダンスやメイクなどの動画を投稿しています。
こうした流れを汲んで、動画広告も盛んになりました。動画広告の場合、一定の時間が経過しなければスキップすることができないので、視聴者としても見るしかない状況になります。今後も動画を利用したマーケティングは、進化を遂げ、よりインパクトやメッセージ性の強い独創的なものが増えてくるのではないでしょうか。

VR(仮想現実)

バーチャルリアリティ(仮想現実)のことをVRと言います。近年、このVRの市場が急速に拡大しているのをご存知ですか?VRを利用したゲームも発売されており、ゲームセンターに行けば、専用ブースが設けられているほどの人気ぶりです。VRをマーケティングで活用する事例としては、不動産業界や旅行業界、また、家具や日用品をとりあつかうような業種からも注目を集めています。例えば不動産なら、希望する物件にわざわざ足を運ばなくても、その場で瞬時にその部屋の間取りや広さ、周りの環境などを体験することができます。また、旅行業界なら、宿泊するホテルの中を歩き回ってみることや、観光名所やその都市の雰囲気などを身近に感じることができることでしょう。カーテンやテーブルなどは、実際に部屋の中に置いてみなければわからないものです。VRを利用して、実体験感覚ができれば、その場でコーディネイトすることが可能になるというわけです。
小売店はもちろんのこと、イベントやレジャー、ブライダル業界や医療業界からも高い注目を集めているVR。今後はより一層の進化を遂げていくことは、ほぼ間違いないのではないでしょうか。テレビやパソコンのように、どの家にも一台VRがあるというのが当たり前になってくるのかもしれません。

AR(拡張現実)

ARは、Augmented Reality(拡張現実)の略語で、VRと並んで紹介されることが多いようです。ARは、人が存在する現実の環境をコンピューターによって拡張するという意味を持っています。わかりやすい例で例えるなら、近年話題になっている「ポケモンGo」といったところでしょうか。現実空間の中に、本来なら居るはずのないポケモンが存在するという拡張現実がARなのです。
このほかにも、江崎グリコから発売されている「ポッキー」では、専用アプリをダウンロードして背面の画像をかざすと、ポッキーから花火が飛び出すといった仕掛けなどが付いていることや、初音ミクとのコラボ商品として一定の商品に入っているカードをかざすと初音ミクが歌い出すという仕掛けなどを実施しています。
今後もARを利用したマーケティングは、ますます広がりを見せることでしょう。ノベルティやイベント、パッケージなど、話題性と注目度を集める手段として最適なARはVRとともにマーケティングに携わるものにとって、期待のツールとなっているのです。

最新のデジタルマーケティング活用事例

具体的にデジタルマーケティングはどんな分野でどのように活用されているのでしょうか。ここでは最新のデジタルマーケティングを活用した事例をご紹介します。

自動車業界

自動車に搭載されたセンサーがインターネットと連動しGPSなどを利用したカーナビはいまや常識中の常識となりました。近年では、センサーやカメラにより機構や周辺状況の把握、障害物の認識なども行えるようになっています。さらに、電子コントローラーによる故障診断なども可能になりました。

アパレル業界

EC市場の拡大によってアパレル業界も変化しています。わざわざお店に行かなくともWeb上で洋服を選び、試着しているかのようにコーディネイトを楽しむことも出来ます。サイトを訪れたユーザーのデモグラフィックを収集し、その好みや購買履歴などを把握することで、優良顧客につなげることも可能です。人件費がかからない、店舗を持つ必要がないなど、企業側にとってもメリットが大きいため、ますますこうしたデジタルデバイスは進化し続けていくことでしょう。

最新のトレンドを理解して効果的なマーケティングを! <\h2>
各業界から高い注目を集めているさまざまなデジタルマーケティングツールをご紹介してきました。どれもまるで映画の世界のような感覚だったものが、こんなにすぐそばに私たちの生活に密着するものになってきているという現実は、なかなか受け入れがたいと感じてしまうかもしれません。
しかし、今後はますますデジタルマーケティングが主流となっていくことは周知の事実です。そのような中で、どのように戦略を立てて行けば良いのか。まずは、あれこれ手を広げるよりも、ひとつひとつ確実に実施できる環境を整えていくことです。コストや企業規模、顧客のニーズによって必要とするものはまったく異なります。そして、どんなに優れた最新技術であっても、自分たちが求めるマーケティングに活用できるかどうかをしっかりと見極め、マーケティングにいかしていきたいものです。